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旅行・映画ライター前原利行の徒然日記

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映画『SAYURI』の方は

原作を読み終わったとき、タイムリーにケーブルで映画「SAYURI」をやったので、久しぶりに見直してみた。

この映画を褒める人は少ないようだが、けっこう楽しめた。好きな俳優たちが出ており、それぞれいい味を出しているし。
ネットの書き込みによると、批判の一番は「ハリウッドが作った日本」「芸者や日本文化をおかしく捉えている」
「アメリカ人は日本文化を理解していない」「日本人の役を中国人がするのは国辱もの」
というものがほとんどだが、僕はそんなのは気にしない。だって劇映画なんだから。
「怪獣が出てきそうな日本」と書いている人もいたが、それでけっこう。同じことやっても「キル・ビル」は批判されないのにねえ。
第一、戦前の遊郭の世界なんてほとんどの人が知らないんだから、別にファンタジーでもいい。

チャン・ツィイーをはじめ、コン・リー、ミシェル・ヨーなど主要キャストを中国系女優が占めたことも、別に気にならない。
だってアメリカ映画なんだし、セリフも英語なんだから。下手な日本語しゃべっているわけでもない。

渡辺謙、工藤夕貴もいい仕事をしているが、やっぱり桃井かおりと役所広司がうまい。
役所広司は原作よりもずっと深みがずっとあるキャラクターだし、桃井かおりの「おかあさん」もやはり奥行きのあるキャラクターを生み出している。
ジョン・ウィリアムズの音楽も「ハリーポッター」よりいい仕事しているんだが。

まあ、深みのあるドラマじゃないところが嫌われたのかなあ。
僕は逆に、日本で映画化して無残な姿にならなくて良かったなあと思っているんだが。

中国ではこの映画は、「中国の一流女優が、日本の売春婦を演じて国辱もの」とネットでうわさが広まり、反日感情が広まることを怖れた当局が上映中止にしたそうだ。
映画なんだから(笑)
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by mahaera | 2009-02-24 00:00 | 映画のはなし | Comments(0)
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