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旅行・映画ライター前原利行の徒然日記

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平成ゴジラ・シリーズを観る その1

録画してあった平成ゴジラ・シリーズ、子どもに見せながら全7作品を見た。
すでに昔見たことがあるので、「ながら見」だけれども。

この平成ゴジラシリーズは、ゴジラ復活!の機運が高まる中、始まったもので、
すでにその数年前からオールナイトで「ゴジラ待望」の雰囲気はあり、若き佐野史郎やみうらじゅんは通いつめていたとか。
(★で点数をつけました。最高は『ゴジラ』(1954)の★★★★★として)

1.ゴジラ(1984)★
復活ゴジラ一作目。僕は初めてアメリカへ行くなど、ロックバンドに熱中していた時期。また大学卒業が一年遅れた。
当時は興味なく、見ていなかった。
平成ゴジラシリーズの中でも出来がいまひとつだと思う。
大人のドラマとして作りたかったのはわかるが、登場人物に魅力がない。沢口靖子の棒演技も問題。
災害パニック映画のように作っているが、ならばゴジラである必要はない。
ゴジラ自身も何で復活させられたか戸惑っているようで、
30年ぶりに東京へきたら、自分の背よりもみなビルが高くなっており、途方に暮れた感じ。
自衛隊の秘密兵器スーパーX(ひどいネーミング)も魅力薄。
伊福部音楽がまったくないのも、ダメな理由のひとつ。


2.ゴジラVSビオランテ(1989)★★★
大森一樹脚本は新しいゴジラシリーズの方向を示した。ファンの中では評価が高い一作。
大人のゴジラシリーズを踏襲し、当時流行っていたシュワルツネッガー風のアクションや、
バイオ生物などのSF要素を取り入れている。
ただし個人的には、ビオランテがゴジラとバラと沢口靖子の合体怪獣というのはセンスがないと思う。
最後はうやうむやのうちに、ゴジラは気を失い、ビオランテは空へ消えていく。

3.ゴジラVSキングギドラ(1991)★★★★
この映画を観ていると、当時日本はバブル真っ盛りだったんだなあと感慨深い。
日本が世界の超大国になっているという23世紀から、未来人が日本の発展を阻止するためやってくるという話がベースなのだ。
未来人がゴジラを生まれないようにし、その代わりにキングギドラが誕生し、日本を襲う。
ゴジラは太平洋戦争中、結果的に日本軍を助けて米軍を退けるが、被爆して怪獣になり日本を破壊しつくす。
タイム・パラドックスものになっているのは、当時流行っていた『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の影響だという。
しかしこのころの日本って、本当に「アメリカを凌いで世界一の経済大国」って意識があったんだなあ。
じゃなきゃ、未来からわざわざ日本を壊滅させにこない(笑)
シリーズ中の異色作だが、平成ゴジラの中ではこれが一番好きかもしれない。
子ども向け化が進むと感じたのは、のちにキングギドラに変身するドラットというかわいいキャラ怪獣がでてきたこと。これはいらない。

続く
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by mahaera | 2008-12-21 19:54 | 映画のはなし | Comments(0)
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