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旅行・映画ライター前原利行の徒然日記

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まだまだ観ているクリスマス映画 『恋におちて』『天使のくれた時間』ほか

前回書いたように、クリスマスとニューヨーク映画についてまだ原稿を書いている。
ニューヨークでロケされた映画についてはけっこう詳しいサイトがあるので、場所は問題ないのだが、観ていない映画については、何ともコメントできないので、今回TSUTAYAの半額キャンペーンを利用して(笑)、まとめて観ているわけだ。

『恋におちて』はもちろん前に観たことがあるが、やはり公開ちょっと後だったので、細かいところは覚えていなかった。
印象的なピアノのメロディーのデイヴ・グルーシンの音楽、最近も聞いたことがあるような。
たぶん、FMの交通情報のバックで流れていたのかも。
映画は「不倫もの」だが、派手さがない中年の男女が主人公というところが共感を呼ぶ。
メリル・ストリープって、このころから老けてたんだ。
彼女がデ・ニーロに逢いに行く時に、部屋で服を選んでいるが、ある服はどれも地味なものばかりというところに、この女性の地味さが出ている。
デ・ニーロは、今から思うと「中年の危機」の時代に突入しているみたい。
子どもも少し大きくなり一段落、家庭も仕事も順調。
しかし、「これが、本当に望んでいた俺の生活なのだろうか?」と疑いを持ってしまう年頃(笑)だ。
意外に忘れていたのが、ラスト。
ハッピーエンドになるのか、そのまま別れてしまうのか、覚えていなかった。
今観ても、どっちにころんでもいいように作られている。
これがメグ・ライアンだったら、ハッピーエンドは疑いもしないのだろうが。

『オータム・イン・ニューヨーク』は、ダメな日本映画をリチャード・ギアとウィノナ・ライダーでリメイクしたとしか思えない作品。
お金もあり、女にモテモテでの48歳男ギアは、まるで田村正和。
ちょっとつきあって女はポイという男だが、かつてつきあっていた女性の娘、ウィノナが不治の病と知り、入れ込んでしまう。
不治の病を映画に使うのはもう禁止! 大沢たかおじゃないんだから!
で、心臓病だったかな。余命1年以内と医者に聞かされた後、なぜかギアはウィノナを早く死なせたいとしか思えないように、激しいセックス、さらにスケートに連れ出す。
観ていて「やめろ!」と思った瞬間、ウィノナはスケートリンクに倒れている。
病院にかつぎこまれたウィノナ。
主治医に「余命はあと一か月」と言われ「一年って言ったじゃないか!」と逆ギレのギア。
「お前が寿命縮めてんだろ!」と映画を見ている僕がつっこみたくなところ。
その後、退院したウィノナと二人のギア。クリスマスツリーをベランダに飾り付け。
「まだ見ちゃだめだよ。ちょっと待って…。ほうらもう見てもいいよ。。ウィノナ!」
と次にウィノナが倒れているのが見え見えの展開。ベタすぎる! 
話もひどいが、ふたりがとても恋人同士に見えないのが最大の欠点か。
どうも、やっつけ仕事で演じているようで、人物像が軽すぎる。
この映画見るなら、友達と突っ込みながら笑い飛ばしてみるしかない。

『天使のくれた時間』は、かつて恋人を振り切りロンドンへ渡り、現在は株のトレードで成功を収めた男ニコラス・ケイジが主人公。
金は持っているが孤独で嫌な男が、クリスマス・イヴの夜に出会った男(なぜかドン・チードル)により、別の人生に送られる。
その人生では、ロンドンへ行かず恋人と結婚するが、ローンに追われ郊外暮し。
子どもは三人、日々の暮らしに追われ、贅沢なんてできない。
ケイジは最初は、そこから逃げ出そうとするが、次第にそのもう一つの人生が好きになって行く。

 クリスマス・イヴの夜には天使が現れ、別の人生を見せてくれるというのは、ディッケンズの「クリスマス・キャロル」。
この『天使のくれた時間』もそれがたぶんベースで、嫌な男が善人に生まれ変わるというパターン。
クリスマス・イヴの夜に善人が自殺しようとすると天使が現れ、彼のいない世界がいかに味気ないかを見せるのは『素晴らしき哉!人生』。
話は予想がつき他愛無いが、ニコラス・ケイジの困った顔、うきうきした顔、ぼーっとした顔を見ているだけであきない。
この人、本当に変な顔の人だ。


今日はこれからライブです。
結果は、また報告します
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by mahaera | 2008-12-12 15:59 | 映画のはなし | Comments(0)
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