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旅行・映画ライター前原利行の徒然日記

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ザ・フー 今のところ最新盤『エンドレス・ワイヤー』を聴いて

いよいよザ・フーの来日公演は明日で最終。で、僕は明日観に行きます。武道館へ。
掲示板を見たら、先週の金曜の横浜公演は良かったようで、
そっちもチケットかっておけばよかったかなと後悔。
さて、ライブの感想はここでまた報告しますが、
今日はその前にザ・フーの今のところ最新作である『エンドレス・ワイヤー』の感想を。

これは2006年の11月に日本発売されたもので、ライブなどをのぞいたオリジナル・アルバムとしては、
1982年の『イッツ・ハード』以来の24年ぶりというもの。
発売したのはちょっと前だけど、買ったのは先月。発売時にはけっこう店頭に並んでいたけど、
探すと意外とないもんですねえ。このアルバムは通常盤以外にも、
2006年のフランスのリヨンでのライブが収録されたボーナスディスク付きの限定盤があり、買ったのはこっち。
さらに輸入版のクレジットを見ると、ボーナスディスクの曲数が一曲少ないものもある。

さて、通常盤の収録曲は全部で19曲に2曲のボーナストラックがついた22曲。
すごいたくさん曲数があるが、アルバムの後半(昔ならB面)が短い曲が続く、ミニ・オペラになっているから。
さてアルバムは、名盤『フーズ・ネクスト』を彷彿させる、アープ・シンセのループから始まる。
その一曲目「フラグメンツ」は、往年のザ・フーを思い起こすロジャーのシャウトから始まるが、
声量が落ちているのか、いかんせん高域が出ず、ちょっと心配になる。
しかし2曲目のアコースティック曲「パープル・ドレスの男」から声は安定し、不安は解消。
3曲目「マイク・ポストのテーマ」は静かなオープニングから、ハードな曲調へと変わる、このアルバムの中の代表的な曲だろう。
1019曲目は「ワイヤー&グラスミニ・オペラ」と紹介され、短い曲が続いている。
ストーリーは相変わらず、対訳を読んだだけではわかりにくいが、曲調はかなりポップ。メロディアスでわかりやすい。
この中ではフォークっぽい「エンドレス・ワイヤー」、
昔のアルバムにありそうなキャッチーな曲「ウイ・ガット・ア・ヒット」、
クライマックスとなる「ミラー・ドア」、
そしてしみじみ終る「ティー&シアター」などが印象的。

このアルバム、こちらの聴きたいメロディーやリフ、ギターサウンドがたっぷり盛り込まれており、
たぶんザ・フーのファン(『フーズ・ネクスト』や『トミー』などの代表作しか聴いてなくても)なら楽しめると思う。
僕も最近はほぼ毎日、このアルバムを聴いている。
ライブでもやってくれるといいな。
by mahaera | 2008-11-18 16:19 | ぼくの音楽・バンド活動 | Comments(0)
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