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旅行・映画ライター前原利行の徒然日記

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『ドキュメンタリー頭脳警察』 を観た

『ドキュメンタリー頭脳警察』 シアターN渋谷にて公開中

公式HP:www.brain-police-movie.com/

3部作全部を観ると、総時間5時間14分という大作『ドキュメンタリー頭脳警察』 をようやく観終わった。

「頭脳警察」という名前はもちろん知っていたが、どんな曲があるのかはまったく聴いたことがなかった。
PANTAはもちろん知っている。僕がロックを聴きだした高校の頃、RC以前の日本のロック界では、PANTA & HAL は人気No.1。ミカバンドもマキOZも解散していたころだ。
「つれなのふりや」「ルイーズ」といった曲が、当時ラジオから流れてくると、ゾクゾクするものを感じたっけ。
大人の世界、暗いアンダーグラウンドな世界を垣間見たような気がした。

さて、このドキュメンタリー、確かに長いが、仰々しさはない。
2006年、新バンド「陽炎」を結成したPANTA。
母の死をきっかけに、一緒に頭脳警察を組んでいたTOSHIが現れ、レコーディングに参加。
途中、いろいろあるが、2008年についに頭脳警察は再始動する。

目玉はもちろんライブシーンだが、途中のPANTAを取り巻く、シーンも興味深い。
収監中の重信房子(知っている?)の書いた詩に曲をつけ、その娘を交えてのレコーディング。
米軍相手に最後まで戦った14歳のフセインの孫を歌にした「七月のムスターファ」
氷川丸で従軍看護婦として働いていた母、その思いを歌にした「氷川丸」。
反権力、そしてカウンターカルチャーの象徴だったロックがそこにあった。

僕がロックを聴きだしたころは、ロックはまだヤバい雰囲気を持っていた。
「ここでないどころかへ」行きたい高校生にとって、ロックはちょっと悪い大人だった。
ロック、映画、小説、演劇、そうした見知らぬ世界。
もはやそんなものは消滅してしまったかと思っていたが、PANTAとその周辺には残っていた。
「つれなのふりや」「ルイーズ」かつてラジオから流れてきた瞬間、ゾクゾクしたあの曲が演奏され、
僕はおそらく20年ぶりぐらいに聴いたが、やっぱりゾクゾクした。

1950年生まれというから、来年、還暦を迎えようとするPANTAだが、
あの「ヤバい雰囲気」は十分。またPANTAのライブが観たくなった。
最後に観てから、もう30年近くたつけど(笑)

こちらにもレビューを載せました。旅行人/旅シネ
↓   ↓
http://www.ryokojin.co.jp/tabicine/zunou.html
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by mahaera | 2009-11-15 23:36 | 映画のはなし | Comments(0)
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