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旅行・映画ライター前原利行の徒然日記

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小品ですが面白かったDVD 『バーン・アフター・リーディング』 

傑作ではないけど、そこそこ面白かった映画を2本。

コーエン兄弟の新作 『バーン・アフター・リーディング』は、
シリアスな前作(ユーモアもあったけど)の『ノー・カントリー』とうって変わったコメディだ。

CIAを辞めた元幹部(ジョン・マルコヴィッチ)が自伝小説を書き始める。
その妻(ティルダ・スウィントン)は、政府の役人(ジョージ・クルーニー)と浮気中。
彼女は夫と離婚しようとして、自分に有利なように、夫のパソコンからデータを盗み出す。
が、そのCDをフィットネスクラブで落としてしまう。
それを拾った、クラブで働く女性(フランシス・マクドーマンド)は、
全身整形のための資金欲しさで、同僚(ブラッド・ピット)と元幹部をゆすろうとするのだが…。

日本ではヒットしなかったが、アメリかではコーエン兄弟最大のヒット作になった本作。
コーエン作品では、『ディボース・ショウ』『ビッグ・リボウスキ』のような皮肉のきいたコメディ系の作品で、
とにかく出てくる人たちが、みなおろかで、笑わせてくれる。

フィットネスクラブのトレーナーで、筋肉バカのブラッド・ピットはとくにおかしい。
出会い系サイトに熱を入れるジョージ・クルーニーとかも。
めぐりめぐって、話はどんどんややこしくなるのだが、最後はわりとあっさり終わる。

日本だと、こうしたオールスターキャストの映画は、
隠し芸大会的になりそうだけど(同じ日にDVDで観た『ゲゲゲの鬼太郎』はひどかった)、
本作では俳優達が生き生きと、ダメ人間役を演じていて楽しそうだ。

一瞬バイオレンスもあるんで、子どもにはきついかもしれないけれど、
楽しく観た。
by mahaera | 2009-12-11 18:02 | 映画のはなし | Comments(1)
Commented by letterstand at 2009-12-11 22:58
はじめまして。
東京 表参道の青山円形劇場の近くで、
「手紙」と「言葉」のギャラリーショップをはじめました。
もし興味ございましたら、ご覧ください。
よろしくお願いいたします。
( コメント欄より失礼いたしました )

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