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旅行・映画ライター前原利行の徒然日記

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ジャン=ピエール・メルヴィル監督の『仁義』を観た

ジャン=ピエール・メルヴィル監督の『仁義』を、
おそらく30年ぶりに観た。
当時、高校生だった僕が見たときも、地味な映画と思ったが、
やっぱりおそろしく地味な映画だった。
主な登場人物は4人。

何かの罪で警視に列車で連行されている男、ブールビルが、
警視の隙をついて走る列車から逃走。
一方、刑務所から出所した男、アラン・ドロンは、
自分が身代わりになって罪を被ったそのボスの家を訪れる。
ボスはドロンが入所している間に、ドロンの女をものにしていた。
ボスから金を奪うドロン。しかしボスは金を取り戻すために、
手下にドロンを追わせる。

奪った金で車を買ったドロンは、パリの郊外を行く。
その車のトランクに隠れるブールビル。
ドロンは自分の車に、逃走犯が隠れていることを知りながら、
警察から彼をかばう。感謝するブールビル。

再びトランクに隠れるブールビル。しかしそこへボスの追っ手が。
消されそうになったドロンを救ったのは、ブールビルだった。
ドロンは自分が計画している、宝石店強盗の計画にブールビルを誘う。
しかしその」計画には射撃の名手が必要だった。
それでブールビルの知り合いのイブ・モンタンが呼ばれる。
モンタンはかつて警官だったが、汚職がもとでアル中になって身を持ち崩していた。
しかし依頼をきっかけに再起。三人はうまく宝石を強奪するのだが、
ブールビルに逃げられた警視は、何重にも罠を張っていた。。。。


映画のオープニング、インドの叙事詩「マハーバーラータ」の文章の引用が。
偶然、知り合った前科もの達が、運命のままに破滅へと向かっていく。
とにかく淡々と話が進む。男達は最低限のセリフだけでことを進める。
余計な言葉は要らない。そこに美学があるように。
とにかく主要人物はみな孤独だ。
彼らを追う警視も、家で待っているのは猫だけというぐらい。

髭を生やしたドロンが新鮮。
モンタンは物語の後半にしか出てこなくて、もったいない。
もっと観たかったな。
メルヴィル監督とドロンの組み合わせ、『サムライ』が最高にかっこいいのだが、
そちらもまた観たくなった。
しかし、この『仁義』のラストのあっけなさ。
当時驚いたけど、今見ても「これでいいの?」というほど、カタルシスゼロ。
どよんと、暗くなってしまった。
今じゃこんな非商業的なギャング映画、作れないだろうな。

ダージリンにて鑑賞。
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by mahaera | 2010-03-09 00:45 | 映画のはなし | Comments(1)
Commented by GASTOWN店主 at 2010-03-10 11:19 x
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