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旅行・映画ライター前原利行の徒然日記

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マハエラ的カルト映画館 『ラ・スクムーン』 ジョゼ・ジョバンニ監督 その1


この映画を見るのはテレビで放映されていた、高校生のとき以来だから、
おそらく30年ぶりの再見だ。
わかる人にはわかる、わからない人にはわからない
そんな人を選ぶ作品だ。

1930年代のマルセイユ付近の町。
ギャングのボスの罠にかかって投獄された兄貴分を救うため、
「ラ・スクムーン(死神)」というあだ名を持つジャン=ポール・ベルモンドがやってくる。
ベルモンドの命をボスは狙うが、たちまち返り討ち。
ボスが持っていたカジノや娼館を手に入れ、弁護士を雇って、
兄貴分の裁判費用にあてる。兄貴分の妹(クラウディア・カルディナーレ)の面倒もみて。
しかし兄貴分は20年の刑を宣告され、刑務所に。
兄貴分の脱獄を計画するベルモンドだが、そのころアメリカ黒人ギャングが、
縄張りに進出。店を襲撃する。
銃の名手のベルモンドは、ギャング団を1人で倒すが、自らも負傷。
警察に捕まり、兄貴分と同じ刑務所に。
一緒に脱獄を計画するが、あえなく失敗。
やがて第二次世界大戦が始まる。
戦争が終わっても2人は刑務所の中。
刑期を短縮するために、不発弾処理の作業に志願するも、
兄貴分は片腕を失う。

数年がたち、刑期を終了して出所したベルモンドは、
暗黒街の用心棒として暮らしていた。長い年月は彼の髪を白くしていた。
片腕を失った兄貴分は、すさんだ生活を送っており、
ベルモンドは彼を立ち直らせようと、荒っぽい手段に出て、
自分が用心棒している賭博場を乗っ取る。
しかしそれが仇となり、仕返しに来たギャングに兄貴分は撃たれて死亡。
兄貴分の妹も重傷を負う。
ベルモンドは仲間の制止を振り切り、ひとり殴りこみにいく。
階段を上っていくベルモンドの後姿に、哀愁のメロディーが流れる…。


これは1960~70年代に多く作られ、日本でも人気のあった
フランスのノワール(暗黒)映画の一編で、
当時、日本でもヤクザ映画が全盛だったことを考えると、
そんな時代の空気があったのだろう。
ロックやラブ&ピースとは関係ない、ヤクザな雰囲気に浸る、
ロック史とは関係ないそんな人たちもいたのだ。

この項つづく

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by mahaera | 2010-05-28 11:20 | 映画のはなし | Comments(0)
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