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旅行・映画ライター前原利行の徒然日記

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新作映画評『極悪レミー』 “モーターヘッド”の顔であるレミーを追うドキュメンタリー映画

極悪レミー
Lemmy
2009年/アメリカ


監督:グレッグ・オリヴァー、ウェス・オーショスキー
出演:レミー・キルミスター、フィル・キャンベル、ミッキー・ディー
配給:キング・レコード、ビーズインターナショナル
公開:12月3日よりシアターN渋谷にて
公式HP:www.lemmymovie.jp/

モーターヘッド自体まったく聴いたことがなかった僕だが、
欧米では人気があるらしい。
バンマスであり、モーターヘッドそのものであるといって言い
ベース&ボーカルのレミーは、71年にスペース・ロックバンド
“ホークウインド”に参加。
ところが曲はヒットするもののトラブルを起こし、
バンドから解雇。そこで新たにバンド
“モーターヘッド”を結成する。
強烈なビートと疾走感。それにレミーのダミ声が加わり、
それまでのハードロックとは一線を画した
パンキーなサウンドを作り出した。
ハードロックとパンクが水と油の状態だった
70年代末期の英国ロック界。そこで唯一、両方からリスペクト
されていたのがモーターヘッドという。そのスピード感は、
スラッシュメタルやハードコアパンクに影響を及ぼした。

「セックス、ドラッグ&ロックンロール」という言葉があるが、
そのすべてを体現しているかのようなロッカーが、レミーだ。
セックスは、「今までに1000人の女と寝た」と公言し
息子と女を取り替えてスワッププレイをしたと豪語する。
ドラッグも別に隠そうとしないし
(ただし「ヘロインだけはやるな!」と忠告)、
酒も絶えず飲んでいる。ロックンロールは、
普段からステージ衣装という感じで、日々体現している(笑)

では、何が“極悪”かと言えば、その“顔”だろうなあ。
邦題とは裏腹に、このドキュメンタリーから伝わるのが、
レミーの“気配り”“義理堅い”という面。
まあ、本当に極悪だったら、
仕事とか干されちゃうよね。この業界。
「強面だけど、本当はいい奴」
まあ、自分の父親がレミーだったら、うれしくないけど(笑)


ちなみに、本作に登場するコメンテイターたち、非常に豪華。
よくぞここまで取材したなって感じ。
メタリカのメンバー4人、
元ガンズのスラッシュやダフ・マッケイガン、
アリス・クーパー、オジー・オズボーン、
フーファイターズのデイヴ・クロール、
スティーヴ・ヴァイといったところから
ダムド、ラモーンズのメンバー、
元クラッシュのミック・ジョーンズ
俳優のビリー・ボブ・ソーントンに至るまでを見ても、
それはわかるだろう。
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by mahaera | 2010-11-10 17:27 | 映画のはなし | Comments(0)
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