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旅行・映画ライター前原利行の徒然日記

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新作映画レビュー『SUPER 8』 形作って魂入れずって感じかなあ

今、話題の『SUPER 8』、観ました。
試写で観たので、観たのはもう2週間ぐらい前のことになるけれど、
まあ、映画館にいる間は楽しめると思いますよ。
少なくとも『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』
のように退屈はしない。

どっちにしようかなと迷っていたら、『SUPER 8』をすすめます。
まちがいなく。

ストーリーは、1970年代に8mm少年だった僕には、ピッタリハマる設定。
だって主人公達は、あのころの僕たちとそう変わらない
僕も(もうちょっと年は上だったけど)8mm映画を
毎日曜日に作っていた。
で、男子校だっんで、女の子のキャストが来ると、
もうみんないつものみんなじゃない

この映画のように宇宙人は現れなかったけど。

そう、この映画がおもしろかったのは、中盤まで
宇宙人が大暴れしたり、軍の兵隊達を襲ったりしているうちに、
どんどんとテンションが落ちていった。
つまり画面が派手になればなるほど、よくあるエイリアン襲来ものののように
なっていくのだ。
誰かも書いていたのだが、脚本や展開はいちおうソツがないのだが、『未知との遭遇』や『E.T.』にあった、やむにやまれない熱情が
ここには感じられない。
スピルバーグのあの頃の映画には、
そうしたバランスを無視したパッションがあった。
今回、製作はスピルバーグだが、監督・脚本はJJエイブラハムズ。
彼も映像でみる限り、スピルバーグ同様、
映画以外には取り柄が無く、クラスでは孤立していそうな
ユダヤ少年だったのだろう。
(スピルバーグはクラスで唯一のユダヤ人でいじめられたらしい)
共通項は多そうだが、『LOST』『スタートレック』
『ミッションインポッシブル3』など
JJエイブラハムズ作品を観ていると
人間に対する感情や願いが、スピルバーグ゜とは異なる気がする。

で、この映画だが、形はスピルバーグ作品のようだが、
肝心の何かがかけている。
だから、ラストシーンも、スペクタクルは見せられているが、
感動はなかった。期待し過ぎたせいなのだろうか。
まあ、面白いだけなら文句は無いのだけど。
(★★★)
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by mahaera | 2011-06-28 22:13 | 映画のはなし | Comments(0)
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