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旅行・映画ライター前原利行の徒然日記

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新作映画レビュー『陰謀の代償 N.Y.コンフィデンシャル』ニューヨーク市警の裏側を描く

陰謀の代償 N.Y.コンフィデンシャル
The Son of No One
2010年/アメリカ

監督:ディート・モンティエル
出演:チャニング・テイタム(『G.I.ジョー』)、アル・パチーノ(『セルピコ』)、ジュリエット・ビノシュ(『イングリッシュ・ペイシェント』)、レイ・リオッタ(『グッド・フェローズ』)、ケイティ・ホームズ(『バットマン・ビギンズ』)
配給:日活
公開:7月9日より銀座シネパトスほかにて
公式HP:www.inbou-daisho.com


チラシや宣伝ではアル・パチーノが主役のごとく扱われているが、
彼は脇役で主役はチャニング・テイタム
最初にこれを書いておく。

舞台は9.11の翌年、2002年のニューヨーク。
クイーンズの公営団地では、立ち退きに反対する住民たちがデモを行っていた。
貧しい者たちが住むこの団地出身で警官になったジョナサンには、
誰にもいえない過去があった。
1986年、祖母と二人暮らしの13歳のジョナサンは、
黒人ばかり住むこの団地で友達といえば、ヴィニーと
妹のヴィッキーの2人の兄弟しかいなかった。
ある日、ジョナサンは自分の身を守るために殺人を犯してしまう。
それを知るのは友達のヴィニーだけだった。
事件を調べにきた刑事のスタンフォードはジョナサンを疑うが、
ジョナサンの罪を問うことなく、逆に事件を隠蔽してしまう。
それから年月がたち、この未解決事件の隠蔽を告発する手紙が
地元紙に送りつけられる。
ジョナサンはこの事件のことを知っているのは、
ヴィニーしかいないと確信するのだが…。

主人公のジョナサンは、まるで何を考えているのかわからない男
それが演出なのか、見ていて非常にじれったくなる。
少年時代に犯した殺人が、露見するのを恐れながらの生活。
そして警察組織も、彼の事を薄々知っている者もいるようだが、
同じ仲間を告発するようなことはしない。
アル・パチーノはかなりの老け役で、冒頭と最後のほうに登場
「腐敗」とまではいかないが、身内に甘い警察官を演じている。
で、この映画、途中まではまあまあ面白いのだが、
結末の付け方に難ありである。
最後に告発文を送っている犯人はわかるのだが、
その存在を僕はすっかり忘れていて、「誰だっけ?」
試写室を出てようやく、犯人とその動機がわかったのだが…

宣伝会社の人と電話で話したら、
最初はもっとわかりにくいエンディングで、
それを修正したのが、現在のバージョンなのだという
せっかくの名優たちを使いながら、いま一歩というでき。
主役ももっと演技がうまかったらなあ。
(★★☆)
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by mahaera | 2011-07-03 11:30 | 映画のはなし | Comments(0)
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