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旅行・映画ライター前原利行の徒然日記

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新作映画レビュー『グリーン・ランタン』 マーベルだけじゃない。DCコミックスのヒーロー

グリーン・ランタン

2011年/アメリカ

監督:マーティン・キャンベル(『『007/カジノ・ロワイヤル』』)
出演:ライアン・レイノルズ、ブ(『[リミット]』)、レイク・ライブリー、ピーター・サースガード、ティム・ロビンス
配給:ワーナー・ブラザース
公開:9月10日より丸の内ピカデリーほかにて


日本ではなじみが薄いが、「グリーン・ランタン」だが
アメリカでは長寿を誇るDCコミックスの人気シリーズ。
スパイダーマンやアイアンマンを有するマーベル社に対し、
DC社はスーパーマン、バットマンを有する“古株”だ。

一流パイロットだが、少年時代の父の死を乗り越えられず、
肝心なところで力を発揮できない青年、ハル・ジョーダン。
ある夜、彼は地球に飛来した宇宙人アビン・サーに、
“グリーン・ランタン”の後継者として、力の元であるパワーリングを託される。
アビン・サーはかつて自分が封じ込めたはずの
パララックスの攻撃を受け、致命傷を負っていた。
突然のことに驚くハルだが、やがてパララックスの魔の手が地球に迫り、
人類を守るために立ち上がる。

バットマンはヒットしているが、そのほかでは映画化がどんどんすすんでいる
マーベル社のヒーローものに対し、DCコミックス社は分が悪い。
これは日本でいえば、ジャンプ対マガジンとか、そんな感じなのだが、
マーベル社のヒーローは、日本の覆面ヒーロー的な感じで
キャラが楽しめ、映画化、シリーズ化に向いているんだと思う。
ざっとあげただけでも、アイアンマン、スパイダーマン、
マイティ・ソー、キャプテン・アメリカ、Xメン、ハルク…。

そこで、映画で当てなきゃ今の時代ダメだとばかりに、
DC社が出したのが、このグリーン・ランタンだ。
ヒーローラッシュに正直言って食傷気味のこの頃だが、
この『グリーン・ランタン』は複雑なストーリーをソリッドにまとめ、
期待してなかった分、スピーディーな展開で飽きさせない展開。

そのあたりは、『007/カジノ・ロワイヤル』で“
いま”のボンドを生み出し、シリーズを活性化させた監督、
マーティン・キャンベルの手腕が大きい。
しかし、脚本とCGキャラクターがダメだあ。
とくに悪役。
主人公ハル・ジョーダンを演じるライアン・レイノルズは、
登場人物がたった一人という異色サスペンス『[リミット]』
で注目を浴びた実力派なんだが、まったく感情移入できない薄っぺらの役。
話的には、どうでもいいんだが、
スピーディな編集で、けっこう見られる。
しかし、シリーズ化前提の映画化なんで、最後に「続く」というのも、
なんかいい加減疲れてきたなあ。
それでも、『マイティ・ソー』よりはずいぶんマシに仕上がっているが、
『キャプテン・アメリカ』よりは下といったレベルかなあ。


(★★☆)
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by mahaera | 2011-09-10 17:56 | 映画のはなし | Comments(0)
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