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旅行・映画ライター前原利行の徒然日記

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新作映画レビュー『ランゴ』 ジョニー・デップのための企画。退屈な作品

ランゴ

2011年/アメリカ

監督:ゴア・ヴァービンスキー
声の出演:ジョニー・デップ、アイラ・フィッシャー、アビゲイル・ブレスリン、アルフレッド・モリナ
配給:パラマウント
公開中

砂漠を移動中の車から落ちてしまったペットのカメレオン
カメレオンは自分を「ランゴ」と名乗り、たどり着いた町の酒場で、
TVで見たヒーローを真似して武勇伝を語る。
ウソと偶然から、町の住人たちにヒーローに祭り上げられ、
保安官に任命されてしまったランゴ。
そして任命早々、町の水が盗まれる事件が発生。
ランゴは自警団と共に水を探す任務に出かけることに。

『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズの監督ゴア・ヴァービンスキー。
『ザ・メキシカン』など、彼の映画でいいと思ったのは一本も無いが、
本作も、どうもリズム感が最後まで合わず、
生理的に乗り切れなかった。

ヒーローでもない主人公が、西部でまちがえられて
祭り上げられて、さあ大変、というコメディは、
『サボテン・ブラザース』『バック・トゥ・ザ・フューチャー3』
など多くあり、そこに過去の西部劇作品(映画の中の)が、
絡んでくるのは定番。
『マカロニウエスタン500発の銃弾』なんてスペイン作品もあり、
西部劇愛はいいんだが、
本作には、なんだかそれも商業的に使われているだけという感じ。
黒幕の計画は、わざとだろうが『チャイナタウン』と同じにしているし、
たぶん、ストーリーを練るというのは、ここでは
サンプリング的に、色んな映画からとってくればいいんだろう
そんな姿勢が見え隠れする。
いや、持ってくるのが悪い、と言っているんじゃなく、
色んな要素を他の映画から持ってき過ぎて、
何の映画を作りたかったという、一本の芯がなくっているのが
ヴァービンスキー映画のダメさ。

結局、何についての映画だったのか。
「パイレーツ」シリーズもまったくもってダメだったが、
本作も、観終わった後、時間がたったことだけを
感じられた。

(星なし)
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by mahaera | 2011-11-03 23:04 | 映画のはなし | Comments(0)
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