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旅行・映画ライター前原利行の徒然日記

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新作映画レビュー『宇宙人ポール』SFオタクのイギリス人2人がアメリカをドライブ中、本物の宇宙人に遭遇!

宇宙人ポール

2010年/アメリカ

監督:グレッグ・モットーラ
出演:サイモン・ベッグ、ニック・フロスト、ジェイソン・ベイトマン、クリスティンウィグ
配給:アステア
公開:12月23日よりシネクイントほか


オタク映画ファンにとって、この正月最大の期待映画は、
『ミッション・インポッシブル』じゃない。
この『宇宙人ポール』 らしい。

1947年、ワイオミング州に怪しい飛行物体が落下。
60年後、イギリス人のSF作家クライヴと
イラストレーターのグレアムは、アメリカのサンディエゴで行われている
コミコンに参加。その後2人は長年の夢だったアメリカ西部の
UFOスポット巡りに出発する。
ところがネバダ州の“エリア51”付近を走行中、
ひょんなことから2人は宇宙人と遭遇、彼を車に乗せることに。
この宇宙人はポールと名乗り、囚われていた政府の施設から
逃出したと言うのだ…。

SFコミックや映画のファン、まあ平たく言うところの
オタクを題材にした映画に、またひとつ傑作が生まれた。
それがこの『宇宙人ポール』だ。
『ギャラクシー・クエスト』好きなら、必見である。

SFオタクの主人公2人を演じるサイモン・ベッグと
ニック・フロストは、ゾンビ映画のパロディ『ショーン・オブ・ザ・デッド』、
アメリカン・ポリスアクションのパロディ『ホット・ファズ』
に主演してきたコンビ。
今回はおもに70~80年代のSF映画のパロディを
ふんだんに取り入れつつ、イギリス人らしい皮肉が全開だ。
アメリカのキリスト教原理主義者とゲイ差別(マッチョ志向)を、
まっこうから茶化しながらも、笑わせてくれる。

ポールとは、聖書の中では、最初キリストを信じなかったが、
神による光と言葉を聞いて、キリスト教徒になり、
伝道をした聖パウロの暗喩でもあることは、
キリスト教徒ならよくわかるのだろうなあ。
宇宙人の存在を信じない人の目を開かせるのが、
この宇宙人ポールなのだ。

軸となるのはスピルバーグ映画『未知との遭遇』と
『E.T.』へのオマージュ
で、スピルバーグ本人も声の出演(笑)

『SUPER 8』にはスピルバーグ愛が足りないと思っていたが、
こちらは、それに満ちている。
宇宙人にはユーモアがなきゃね。

(★★★☆)
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by mahaera | 2011-12-20 21:57 | 映画のはなし | Comments(0)
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