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旅行・映画ライター前原利行の徒然日記

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新作映画レビュー『ペントハウス』 全財産を取り返すため、元従業員が厳重なセキュリティを破る

ペントハウス

2010年/アメリカ

監督:ブレット・ラトナー
出演:ベン・スティラー(『トロピックサンダー史上最低の作戦』)、エディ・マーフィ(『ドリームガールズ』)、ケイシー・アフレック(『キラー・インサイド・ミー』)、マシュー・ブロデリック(『フェリスは朝、突然に』)、ティア・レオーニ(『ジュラシックパーク3』)
配給:東宝東和
公開:2月3日より全国


ニューヨークのマンハッタンにそびえる65階建てのザ・タワー。
そこはセレブのみが住む超高級マンションだ。
居住者の望みを満たすサービスを提供しているのが、
管理マネージャーのジョシュの的確な采配だった。
しかし、ある日、ペントハウスに住む大富豪で理事でもある
ショウがFBIに逮捕される。
証券詐欺の罪を犯し、逃亡を図ろうとしたのだ。
しかもショウは自分が捕まることを薄々知りながら、
預かっていたザ・タワーの使用人全員の年金を私的流用していた。
怒りにかられたジョシュは反省の色がないショウのコレクションを
破壊するが、そのおかげでクビに。
ジョシュは仲間たちと、ダマし取られた大金を奪い返す決心をする。

宣伝では、ベン・スティラー×エディ・マーフィだが、
実際はベン・スティラーとその仲間たちといった趣の『オーシャンズ11』
悪者(金持ち)から銃も使わず血も流さず、
頭を使って財産を盗み出す」というストーリーは『オーシャンズ11』と同様だが、
それもそのはず、脚本家が同じなのだ。

で、監督が『ラッシュアワー』シリーズのブレット・ラトナー。
まあ、映画史に残らないようなヒット作を作り続ける職人のような人で、
『ラッシュアワー』の1~3すべて見ているはずなのだが、
僕はすでに話の大半は忘れているし、区別もつかない。
個性的な監督の続編を無難に仕上げるのも得意で、
ドクター・ハンニバルシリーズ3作目の『レッド・ドラゴン』や
『X-MENファイナルデシジョン』(これは面白かった)なども
監督している。
で、本作はどうかというと、万人受けのコメディタッチの犯罪ものという
デートムービー、あるいはファミリームービーで、まったく毒はない
主演級の俳優をずらりと並べた豪華キャストはなかなか楽しめるのだが、
いかんせん、キャラ自体に魅力がない
そもそも何のプロを集めたのかというのも活かされていないし、
肝心の強奪計画も、けっこう行き当たりばったりだ。
笑いの要素は意外に少なく、『オーシャンズ11』同様
スマートな犯罪物を目指したのだろうが、あっちもつまらなかったな。

というわけで。ベン・スティラー、今回はちょっと残念な結果になってしまった。
それでも、まったく冴えないエディ・マーフィよりはましだ。

(★★☆)
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by mahaera | 2012-01-29 11:26 | 映画のはなし | Comments(0)
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