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旅行・映画ライター前原利行の徒然日記

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新作映画レビュー『幸せへのキセキ』 M・デイモン主演 “動物園”を買った男

幸せへのキセキ

2011年/アメリカ

監督:キャメロン・クロウ
出演:マット・デイモン、スカーレット・ヨハンソン、トーマス・ヘイデン・チャーチ、エル・ファニング
配給:20世紀フォックス
公開:6月8日より公開中


この映画、もう公開中だったんだ。
すっかり書くのを忘れてました。
最初タイトルで関心を失っていたんだけど、
キャメロン・クロウ監督、ということであわてて最後のほうの
試写に行った。
『エリザベス・タウン』はまったく思い出せないくらい印象が薄いけど、
なんと言っても名作『あの頃、ペニーレインと』の監督だ。
まあ、そんなに期待はできないものの、音楽はいいだろうと、
そのく゜らいの気持ちで行った。

こんな話だ。
LAの新聞社に勤めるコラムニストのベンジャミンは、
半年前に最愛の妻を亡くした。
いまは14歳の長男ディランと7歳の娘ロージーの子育てに追われている。
反抗期で問題を起こし退学になったディラン。
そして自分も衝動的に会社を辞めてしまい、
ベンジャミンは心機一転のため、郊外に引っ越すことにする。
“理想の家”を見つけたベンジャミンだが、
その購入条件は「動物園」のオーナーになることだった。

原題は「We Bought a Zoo」(動物園購入)
信じられないような話だが、これは実話をベースにした物語だ。
原作は、動物には素人の英国人作家が動物園付きの家を買い、
人生や家族を見つめ直していくというベストセラーだそうだ。
脚本家でもあるクロウが他人の脚本を監督することは珍しいが、
本作にはいつもの彼の映画のように、笑いとペーソスに満ちた
「失意と再生の物語」になっている。

ジェイソン・ボーンとはまるで別人の中年体型のマット・デイモン
そんな彼を愛していくスカーレット・ヨハンソン。
こんな美人が田舎の動物園で、動物の世話しているわけないだろ!
と突っ込みは誰もいないのか。
そして『SUPER 8』のヒロインに続く好演のエル・ファニング。
本当に田舎の少女に似合う女優。姉のダコタと対蹠的。
脇役に、『あの頃、ペニーレインと』の主役の少年が
成長して出てきていてびっくり。もう青年だ。

物語の軸は父子の和解だが、
ピリッとした辛さはないがなかなか感動的。
そうそう、この映画には悪人が一人も出てこないのだ。
つまり大甘かもしれないが、それでもいい。
ひねくれた人が出てこなくてもいいじゃない。

音楽は別れた妻ナンシー・ウィルソン(もちろんハートの)
に替わり、今回はヨンシーが。
お楽しみの挿入歌では、トム・ペティ&ハートブレイカーズの
「ドント・カム・アラウンド・エニイモア」が絶妙のタイミングでかかる。

(★★★)
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by mahaera | 2012-06-27 01:07 | 映画のはなし | Comments(0)
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