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旅行・映画ライター前原利行の徒然日記

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新作映画レビュー『コナン・ザ・バーバリアン』 DVDスルーでもいいんじゃないかなあ。

コナン・ザ・バーバリアン

2011年/アメリカ

監督:マーカス・ニスペル
出演:ジェイソン・モモア、レイチェル・ニコルズ、スティーヴン・ラング、ロン・パールマン、ローズ・マッゴーワン、ボブ・サップ
配給:日活
公開:6月30日より銀座シネパトスにて


コナン、といえば日本じゃ名探偵だが、
あちらアメリカじゃバーバリアン(野蛮人)だ。
先ごろ映画化されたE・ライス・バロウズの『ジョン・カーター』と並ぶ、
アメリカ人にとっては、ほぼ古典の域に達したキャラクターで、
ロバート・E・ハワードが1930年代にクリエートしたヒーローだ。
映画ファンにはシュワルツネッガーのメジャー初主演作品
『コナン・ザ・グレート』が印象深いはず。
ちなみに『コナン・ザ・グレート』の脚本・監督は玄人受けの
ジョン・ミリアス。共同脚本が、まだ『プラトーン』以前の
オリバー・ストーンだった。映画はB級だったけど。
さらにちなみに原作のロバート・E・ハワードは
多くのSF、伝奇作品を書き、現在のこのジャンルにつながる
“剣と魔法”のジャンルを確立した作家だ。
死に方も変っていて、30歳のときに母親の危篤を知り、
護身用の拳銃で自分の頭を打ち抜いてしまった。

世界がまだ戦いに明け暮れていた先史時代、
“バーバリアン(未開人)”と呼ばれていたキンメリアの村を
アケロン族の軍が襲った。軍を率いるカラーの目的は、
村に隠された強大な力を持つという仮面の破片だった。
族長の息子である少年コナンは虐殺を生き延びるが、
父を殺されてしまう。時がたち、成長したコナンは力強い勇者になっていた。
ある日、村を襲ったアケロン族のひとりを偶然見つけたコナンは、
カラーの居場所を聞き出し、復讐を決心する。

本作はほぼ原作のキャラクターだけ借りたオリジナルに近いストーリー。
むしろ物語の大まかな設定は『ロード・オブ・ザ・リング』
ブルガリアでロケされたためか、空気感は東欧で量産されている
C級アクション(セガールやヴァンダム、スナイプスが出ている)に近い。
で、この映画、冒頭の15分くらいは最近どこかで観た記憶があって、
それが機内だったか、インドのCATVだったか思い出せないが。。
主演のジェイソン・モモアにいまひとつ魅力がないのと、
悪役の目的が、明瞭でない感じがするうえ、
演出が平凡なのが痛い。CGとか使っているのだけれど、
それが効果的でない気がするのは、やはり演出力の問題か。

監督は『テキサス・チェーンソー』『13日の金曜日』など、
ドイツ出身でほぼリメイク専門の監督(笑)、マーカス・ニスペル

なんとなくテレビでやっていたら、ぼーっと見てしまった。
その程度の作品。退屈はしないけれど、発見もない。

ボブ・サップはうーん。。。


(★★)
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by mahaera | 2012-06-28 00:57 | 映画のはなし | Comments(0)
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