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旅行・映画ライター前原利行の徒然日記

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The Byrdsを1984年に観たことがあると記憶していたが… あれはジーン・クラークのバンドだったか

旅に出る前に購入したザ・バーズの11枚組ボックス。
そのうちの初期4枚をi podに入れて持ってきてよく聴いている。
バングラデシュでバーズ、というのもまったく合わないのだが(笑)

で、気になったのが、最初の2枚のアルバムで脱退してしまう、
ボーカルのジーン・クラークの存在だ。
バーズというと、ジム・マッギンのバンドと思っていたが、
これらの初期アルバムを聴くと、けっこうジーン・クラーク色が強い。

まずデビュー・アルバムの『ミスター・タンブリンマン』
この表題曲をはじめ、ディランのカバー曲はマッギンが歌っているが、
オリジナル曲の多くは、ジーン・クラークが曲を作って
リードボーカルもとっている。
僕が好きな二曲目の「I'll Feel a Whole Lot Better」もそうで、
トム・ペティの初ソロアルバムで名盤『フルムーン・フィーバー』で、
カバーされていた。この曲はコーラスもまるでビートルズ。
ちなみに日本語タイトルは「すっきりしたぜ」
Youtubeで見てみると、ちょっとクセのあるマッギンとは異なり、
ジーン・クラークはアメフトでもやっていそうな大柄な体育会系ハンサム。
見かけが好青年なので、ロック度はちょっと低いかもしれない。
楽器担当が、タンバリンというのも潔い(笑)
そのせいか、このアルバムと、2枚目の『ターン、ターン、ターン』
たいていの曲にタンバリンが入っている。

1985年に僕がニューヨークに行ったとき、
Lone StarというライブハウスでThe Byrd Tributeというのを見に行った。
これがてっきりThe Byrdsの再結成かと思っていのだが、
あとから振り返ると、マッギンはいなかった
この頃は僕もバーズの曲は「タンブリンマン」しか知らなかったので、
他に何の曲をやっていたか覚えていない。
ただ、なぜかメンバーにザ・バンドのリック・ダンコがいて、
(The Band Japan TourのTシャツを着ていた)
「It's make no Difference」を歌っていたことは覚えている。

で、今回ウィキで調べたら、この年、バーズ結成20周年で
ジーン・クラークが残りのオリジナルメンバーに
再結成を呼びかけたが誰も応じないので、
リック・ダンコ、リチャード・マニュエル(exザ・バンド)
ブロンディ・チャップリン(exビーチボーイズ、ポール・バターフィールド)
リック・ロバーツ(exフライング・ブリトー・ブラザース、ファイヤーフォール)
マイケル・クラーク、ジョン・ヨーク(exザ・バーズ)
らとバンドを組んでツアーをしたという。
僕が見たのはたぶんこれだったのだろう。

ジーン・クラークは1991年に亡くなった。
by mahaera | 2012-07-15 03:28 | 音楽CD、ライブ、映画紹介 | Comments(0)
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