ブログトップ

旅行・映画ライター前原利行の徒然日記

mahaera.exblog.jp

最新映画レビュー『THE GRAY 凍える太陽』 極寒の地からの生還をかけたR・ニーソン主演のアクション

THE GRAY 凍える太陽

2011年/アメリカ

監督:ジョン・カーナハン
出演:リーアム・ニーソン
配給:ショウゲート
公開:丸の内ピカデリーほかにて公開中


かつては人間ドラマへの出演が多かったが、『96時間』のヒット以降、
『アンノウン』、『特攻野郎AチームTHE MOVIE』など、
最近はアクション俳優に開眼したかのような
暴れっぷりのリーアム・ニーソン
僕にとっては『シンドラーのリスト』より『スターウォーズ』の
クワイ・ガン・ジンなので、その大柄な体を使ってどんどん暴れて欲しい
ところなのだが、もういい歳だろっ、という感じだ(笑)

ならず者たちが集まるアラスカの石油採掘現場。
そこで働くオットウェイは、作業員たちを野獣から守るために
雇われた射撃の名手だ。しかし彼は過去を悔やみ、現実に絶望していた。
ある日、オットウェイを乗せた飛行機が雪原に墜落。
オットウェイは生き残った男たちと共に脱出をはかるが、
オオカミの群れが次々に襲いかかり、
仲間たちはひとりひとりと命を落としていく。

リーアム・ニーソンの今回の役どころは、人生に絶望し、
自殺も考えている射撃手だ。映画のタイトルの「グレイ(灰色)」は、
太陽が顔を出さない冬のアラスカの天気というだけではなく、
彼の心象風景でもある。
射撃手だが、銃がない、という設定で、
苛酷な環境の中で多くの死を見つめるうち、
絶望していた男が生きる活力を取り戻していくというドラマだ。

生き残った男たちが寒さだけでなく、オオカミと闘わなくてはならない
というのは、物語を飽きなくするために必要なのだろうが、
オオカミがとことん人間を襲ってくるのが
逆にリアリティがないような気がする。
あとは、こういった作品は、「いったい誰が助かるのか」
というところで、興味をひきつけ、最後にほっとさせて
緊張感を開放するのだが、そのあたりは考えていないようで、
観終わったあと、おいおい、という気分になった。
最後まで映画に付き合ったんだから、
いい気分にさせてくれよ。ホラー映画じゃないんだからさ。
エンディングクレジットあとの映像も、蛇足じゃない?
(★★)
[PR]
by mahaera | 2012-09-06 11:13 | 映画のはなし | Comments(0)
<< 本日9月8日、立川でThe B... ガスタウンのライブの画像をアッ... >>