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旅行・映画ライター前原利行の徒然日記

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タイ行きの飛行機の中で、映画『プロメテウス』を観た。

タイ行きの飛行機の中で、映画『プロメテウス』を観た。
これは、「エイリアン」とリンクする世界と聞いていたが、
今はやりのプリクウェルですね。
もう、突っ込みどころ満載の、穴だらけの話だが、
これがまたけっこう面白かった。

舞台は映画「エイリアン」よりも何年か前の2093年。
ウェイランド社の命を受けた宇宙船プロメテウス号が、
秘密の任務をおびてある惑星にたどり着く。
それは地球の古代文明に残された痕跡をたどって行くと
ある星系に宇宙人の痕跡があり、人類の起源を確かめる
ための探検だった。

そこには“エンジニア”なる宇宙人がいるはずだったが、
すでに2000年前に彼らは死に絶えていた。
ホログラム映像から、彼らは何者かに襲われていたことがわかる。
そこに置いてあったポッドから黒い液体がしみ出し、
やがてそれが乗組員たちの脅威となる。。。

「エイリアン」にも出てきた巨人型宇宙人の正体が、
ここであきらかになる。
彼らと人間のDNAは同じだというのだ。
つまり人間の起源は、宇宙人ということになるのだが、
では彼らはこの星で何をしていて、なんで死に絶えてしまったのか。

で、この映画は、その実に「何で」だらけなのだが、
伏線としての「何で」意外にも、説明不足の「何で」や
演出ミスでよくわからなくなってしまった「何で」も混在し、
それが逆にけっこう余韻のある感じになっているのだ。
リドリー・スコット作品はけっこう当たり外れがあり
あまりストーリーを語る人ではないと思う。
『ブレードランナー』も僕はそんなにうまい映画だとは思わない。
むしろ雑な感じがする。
この映画でも、科学者たちが「空気がある」とあっさり
ヘルメットを脱いでしまったり(空気の成分じゃなくてウィルスとか考えるでしょう)、
けっこうアホだったり(選ばれた学者なのに軽率な行動をとる)、
頭脳明晰なアンドロイドが、けっこう行き当たりばったりな
行動をとったり、お腹切った人が直後に走ったり
ドーナッツ型の宇宙船がコロコロ転がってくるのに、
ひたすら縦方向に逃げてつぶされたり(横によければいいのに)、
都合良く、映像的に見せたいがために、突っ込まれる場面が続出。

宇宙人たちは、あることをしようとしていた衝撃の事実が明かされるのだが、
それにしては武器ないし、腕力で暴れるし(強化スーツなのかもしれないが)、
それらを全部解決しないで、終わるのは映画というよりはテレビシリーズ。
と思ったら、脚本は「LOST」の人なんですね。
この人の脚本の『カウボーイ&エイリアン』も突っ込みどころ満載の、
底抜け大作だったし。

とはいえ、けっこう面白かったので、「エイリアン」世界が好きな人は
絶対観るべきです。
もっとも僕はリドリー・スコット版より
『エイリアン』は3と4が好きなんだけれど。

できれば、誰かの家でDVDを観ながら突っ込むと楽しいかも。
(★★★☆)
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by mahaera | 2012-10-04 21:18 | 映画のはなし | Comments(0)
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