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旅行・映画ライター前原利行の徒然日記

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新作映画レビュー『映画と恋とウディ・アレン』アレンのヒストリー・ドキュメンタリー

映画と恋とウディ・アレン

2011年/アメリカ

監督:ロバート・B.ウィード
出演:ウディ・アレン、ペネロペ・クルス、スカーレット・ヨハンソン、ダイアン・キートン
配給:ロングライド
公開:11月10日よりTOHOシネマズ シャンテにて公開中

デビュー以来、ほぼ毎年映画を発表し続けているウディ・アレン。
もはや僕らは主演がどうとか話がどうとかではなく、
「ウディ・アレン印」があれば劇場に足を運ぶ。
それほどアレンに対する信頼は高いのだ。
本作はそんなアレンの歩みを、時代順に追ったドキュメンタリーだ。

ブルックリンのユダヤ系家庭で生まれ育ったウディ・アレンは、
5歳のころにすでに「死」を意識していた。
十代には、学校に通いながらもギャグ・ライターとしてプロに
。スタッダップ・コメディアンとして活躍したのち、
60年代から映画の道へ。その後、40年以上にわたり、
ほぼ毎年1本のペースで映画を作り続けている。

アレン作品の出演者や関係者へのインタビューも面白いが、
なかでも観る機会の少ない
スタッダップ・コメディアン時代の初期の映像は貴重だ
(カンガルーとのボクシングなんて映像まである!)。
高校時代からプロのライターだったのだから、
ほんとに天性のアーティストなんだろう。この人は。

作品の源となるアイデアを書き付けたメモの束、
16歳のときから使い続けているというタイプライター、
そして撮影風景(12/1公開の『恋のロンドン狂騒曲』の1シーン)
など、彼の映画作りの舞台裏も垣間見られる。

アレン自身が出て来て、自分が育った家や町を案内してくれるが、
もう少し、自分のプライベートな部分も聞きたかったなあ。
どんなタイプの女性が好みとか。
でもダイアン・キートンやミア・ファローのことは話せないよね。
結局、つきあったけど結婚しなかったダイアン・キートンは、
いまでもアレンに好意的で、
さんざんな目にあったファローは当然出て来ない。

模範的ではあるけれど、突っ込みが足りない。
そんなアレンのヒストリードキュメンタリーだった。

(★★☆)
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by mahaera | 2012-12-01 00:21 | 映画のはなし | Comments(0)
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