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旅行・映画ライター前原利行の徒然日記

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新作映画レビュー『ロンドゾンビ紀行』ロンドンの下町に現れたゾンビと戦う下町一家

ロンドゾンビ紀行
Cockneys vs Zombies
2012年/イギリス

監督:マティアス・ハーネー
出演:アラン・フォード、ハリー・トリーダウェイ、ミシェル・ライアン、オナー・ブラックマン
配給:彩プロ
公開:1月12日よりヒューマントラストシネマ渋谷
公式HP http://londonzombie.ayapro.ne.jp


舞台はロンドンの下町と言われるイーストエンド。
そこに突如として現れたゾンビたち。出現の理由は何だっていい。
出てくるゾンビたちは、今、流行の“走る”ゾンビではなく、
古典的なゆっくり歩くゾンビだ。

主人公は、幼い頃に両親が死んで祖父に育てられた
兄弟のテリーとアンディ。
二人は大好きな祖父が入居している老人ホームの閉鎖を救うため、
いとこのケイティらを誘い、銀行強盗を計画する。
大金を奪い、銀行を出ようとした彼らだが、
銀行の外はいつのまにか大量に出現したゾンビたちによって
大混乱におちいっていた。そして、ゾンビの群れは、
祖父のいる老人ホームにも迫っていた…。

ゾンビが現れたのが、幸運にも?銀行強盗の最中だったため、
銃で武装ずみの兄弟。かなりボンクラな兄弟だが、
家族を愛する気持ちは人一倍強い。
老人ホームに取り残されたおじいちゃんを助けに行く。
原題にあるコックニーというのが、日本人にはわかりにくいが、
wikiによると「ロンドンの労働者階級で話される英語」
「生粋のコックニーはもともとシティにあるBow Bellsの鐘の音が聴こえる範囲内で生まれたもの」
とある。東京でいえば上野の寛永寺? 浅草の浅草寺?
でも、この映画では「犯罪の多い地域」ともされているから、
東京よりも大阪の西成?
とにかく、両親も犯罪者、友人も犯罪者という主人公たちが、
老人ホームにいるじいさんを救うために、戦う、
ただそれだけの映画である。

基本的にはコメディで、ゾンビもゆっくり歩くタイプだから、
油断さえしなければ、何とか逃げられそう。
映画自体は、脚本もアイデアにたよっているだけで、
演出もまあいまひとつ。C級感ありありで、
劇場で見なくてもいいだろうというレベル。

ただ、思い切り笑ったのが、
歩行器で必死に逃げる老人とゾンビたちのデッドヒート
スリルをあおる展開だが、カメラが引くと、
双方ともものすごくゆっくりしか動けないのだ

あと、往年の映画ファンが喜ぶのは、老人ホームのペギー役に
『007/ゴールドフィンガー』のプッシー・ガロアこと
オナー・ブラックマンが出ていることが見どころだろう。
映画製作時は85歳というが、本作でも元気でゾンビを撃ち倒している。
先日、007の旧作をまとめて見た、という友人に
その話をしたら、「ああ、靴に針しかけて襲ってくるばあちゃんね」
って、そのころばあさんだったら、もう死んでるだろうって
ゾンビじゃないんだから。
女子飛行隊のほうだよ。

(★☆)
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by mahaera | 2013-01-10 16:38 | 映画のはなし | Comments(0)
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