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旅行・映画ライター前原利行の徒然日記

mahaera.exblog.jp

最新映画レビュー『007スカイフォール』最新じゃないですが、ようやく観ました。

ようやく、映画を観に行く余裕ができたので、
今週からバンバン行ってます。で、新年最初に観たのが、
『007スカイフォール』。遅すぎるよっ!
平日のレイトショーに行ったら、広い劇場にお客が
若いカップル、60代のおばあさん、30代の男、
そして僕を入れて5人だけだった。

まずオープニング。ジャジャ!とコード2発だけなのに、
ぼんやりとシルエットで現れた男が誰だかわかる。
もうこのコード2発は、ボンドの特許だ。
で、機密MI6のメンバーがやられ、HDが盗まれボンドが追う。
建物内からボンドが外に出ると、そこはイスタンブールの雑踏
うまい演出だ。そこからチェイスが始まる。
いきなりクライマックスシーンだ。
グランドバザールの屋根の上をバイクで走り抜け、
列車の上での死闘。いつもこういう時思うんだけど、
何で列車は止まらないんだろう。
列車の上で争うボンドと敵。駆けつけたMI6のメンバーに、
ボンドに当たるかもしれないが撃てという非常なお達しが。
で、弾は敵でなくボンドに当たり、ボンドは橋から落下。
そして「Skyfall」のタイトルと共にアデルの主題歌が。
ここまでは、完璧。
Yahoo映画のコメントでは、この映画をボロカスに
けなしている人も、ここまでは褒めている。
主題歌ほぼフルに流れるが、曲もいいし、タイトルバックの
絵も実にいい。

そしてここからが早くも賛否が分かれる本編となる。
潜入スパイの身元が入っているHDを奪ったのは、
Mに恨みを持つハビエル・バルデムだった。
彼はかつてMの有能な部下だったが独断に走り、
敵に捕まった後、切り捨てられたのだ。
MI6の本部は爆破され、ピーンチというところに、
死んだと思われていたボンドが戻ってくる。
まあ、ボンドが死んだら映画は終わりなので、
観客は誰も死んだとは思っていないが。
そして今回の敵役のハビエル・バルデム。
『ノーカントリー』の殺し屋といい、またまた
気持ち悪いキャラクターを演じている。
部下もいるし、それなりの組織を築いたのも、
すべて、自分を裏切ったMへの私怨を晴らすため、
ともとれる執着は、マザコンにも見えるが、
彼がMを追い込んで行くやり方は、
「それ、どーよ」とアンチ「スカイフォール」派の人たちが、
突っ込みたくなるのもわからなくはない。
やり方が巧妙なのか、迂闊なのか、この人どーなの。

さて、復活したボンド。
行方をくらましていた間にすっかり体がなまってしまい、
適性テストを受けさせられるが、すっかりダメ。
で、本作ではオヤジあつかいされているボンドだが、
たぶん前作「慰めの報酬」よりも10歳ぐらい老けた設定に
なっているようだ。前の2作ではまだスパイとしては、
まだまだって感じだったが、今回はもう引退したらって
感じになっているし、ベテランという設定にもなっている。
ということで、とくにつながりはないのかもしれない。

悪役のハビエルが、島に繁殖したネズミの話をボンドにする。
農作物を荒らすネズミを退治するのに、
穴に埋めたドラム缶の中にエサを入れておく。
ドラム缶の中に落ちたネズミたちはやがて共食いを始め、
最後に二匹が残る。これを殺さずに森に逃がすと、
肉の味を覚えたネズミは、二度と農作物を荒らさない。
そして、この二匹のネズミが、ボンドとハビエルなのだ。

(以下ネタバレ)


で、いろいろあってボンドはMを連れて、故郷のスコットランド、
自分の生家のスカイフォールへと行く。
しかし、でっかい組織の悪者が、たった3人で銃もって殴り込み
というのアリか。地下に爆薬仕掛けたりとか、
手間のかかることやっているのにとか、相変わらず突っ込み所
満載だが、そこはアカデミー賞監督のサム・メンデス。
脚本のアラをしっとりと人物を描いて、気づかないようにしている。
まあよく考えれば、Mのジュディ・デンチも、
悪役のハビエルもアカデミー賞受賞俳優だし、
007もかなり豪華になったもんだ。

今回のボンドガールは誰かと言えば、これはもう間違いなく、
Mだ。というより、もうMは半主役。
ジュディ・デンチのMの引退の花道だね。
すべてが終わり、ボンドがMI6に行くと、
おお、新しいM、そしてマネーペニーがいるではないか。
ここはけっこう感動。
そして、007をここでリセットし、新しいシリーズを
今度こそ始めるという、固い決心を感じたね

(クレイグの前2作はまだ試行錯誤の段階)
いやー、早くも次回作が観たくなった。

(★★★☆)
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by mahaera | 2013-01-12 02:18 | 映画のはなし | Comments(1)
Commented at 2013-01-12 23:38 x
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