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旅行・映画ライター前原利行の徒然日記

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新作映画レビュー『アウトロー』トム・クルーズが新シリーズ狙ったが、止めたほうがいいと思う

アウトロー
Jack Reacher
2012年/アメリカ

監督 クリストファー・マッカリー
出演 トム・クルーズ、ロザムンド・パイク、リチャード・ジェンキンス、ロバート・デュバル
公開 2/1より全国


トム・クルーズが『ミッション・インポッシブル』シリーズに
続いて、“オレ主役シリーズ”を作ろうとして選んだのが、
すでに原作が15作ほど刊行されているリー・チャイルドの
ジャック・リーチャー・シリーズ
主人公は、もと軍のMP(警察)で、ストイック、無口、
頭脳明晰、記憶力抜群、身体能力にすぐれ、格闘も射撃も
超一流。しかし一匹狼、

という映画の中でしかあり得ないようなキャラ(笑)

5人が射殺される無差別殺人の容疑者として捕まった男が、
過去に同様の事件を起こした時に、
ジャック・リーチャーが見抜いたことから、
自分の無実を証明するために、彼の名を出すが昏睡。
そこにふらっとリーチャーが現れて、
「これは仕組まれたワナだ」と真相究明。
弁護士のロザムンド・パイクは反発しながらも
次第に彼に信頼を寄せていく。

で、問題は主人公のキャラにトムが合っていないこと。
これはポーンシリーズみたいに、
一見そう見えなさそうな人が実は、というのが2000年代で、
これを見ていると、「ああ、トムはもはや過去のスター」
という気がしてくる。
たとえていえば昔、ヒット作といえば、スタローン、
シュワちゃんという時代があったけど、もはやそこに
リアリティはなく、ファンタジーしか感じられないように、
トムが町中で無敵のアウトローっといっても、
「ああ、トムだねえ」ぐらいにしか思えない。
「ミッション・インポッシブル」はまだスパイという
リアリティないところでやっているからいいとして、
この作品だと、町中で悪党と闘うんだもの。
ジェイソン・ボーン・シリーズをトムがやっていたら
かなり陳腐なものになるだろうというのは誰でも分かるでしょ。
トムはどうがんばってもハリウッドの大スター。
その難しさがここに出てしまっている。
もう50なので、そろそろ老け役をやっておかないと、
このあとの10年厳しそうだ。

ちゃんと『ロック・オブ・エイジス』とかで
パロディ的な演技もできるはずなのにねえ。
1歳年上のジョージ・クルーニー的な作品選びしたほうが、
俳優人生長持ちすると思うのだが。

ちなみにこの映画、アメリカでは予想を下回るヒットとなり、
日本でヒットしないと、続編は難しそうとのこと。
個人的には、日本でヒットせず、
トムは違うキャラをやったほうがいいと思う。
もしくはリーチャー役はもっと若い(40ぐらい)俳優
じゃないか?

(★★)
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by mahaera | 2013-01-22 03:03 | 映画のはなし | Comments(0)
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