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旅行・映画ライター前原利行の徒然日記

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2012年マイ映画ベストテン発表!(旅シネ)

毎年、旅行人のウエブサイト、旅シネ執筆者で選んでいる
マイ・ベストテンです。これは集計ではなく、
執筆者がそれぞれのベストテンを選ぶもの。
とくに縛りはなく、旧作や未公開作も入れる人もいれば、
新作のみの人もいます。
いちおう僕は他のマスコミ媒体のお約束のように、
2012年に日本で一般公開された映画から選んでいます。
以下はそこに寄稿した僕のベストテンの転載ですが、
選んだ時の気分なので、あと数日したら、2〜3本は
変わっている可能性もあります(笑)
(色が変わっているタイトルをクリックすれば、レビューに行きます)

1 私が、生きる肌(ペドロ・アルモドバル監督/スペイン)
アルモドバル作品にはいつも“愛の濃厚さ”にノックアウトさせられるが、この歪んだ愛と、あーーーっと驚く展開には参った。とにかく愛が変なほうに過剰で、これは日本人にはないな。

2 ポエトリー アグネスの詩(イ・チャンドン監督/韓国)
まったく外れがないイ・チャンドン監督作品。孫息子が犯罪を犯したことを知った主人公の心境は、セリフではまったく説明されることがないが、彼女が次にど うするのかまったく目を離すことができない。全部セリフで説明してしまう邦画しか観ていない人は、解読不可能かもしれないが、映画って本来そうあるべきも のでしょう。

3 孤島の王(マリウス・ホルスト監督/ノルウェー、フランス、スウェーデン、ポーランド)
今世紀初頭に起きた、孤島の少年矯正施設からの脱走ものだが、とにかく少年たちの面構えがいい! 押さえつける所長もステロタイプでないのがいい。日本じゃこんな子役たちは揃えられないだろうなあ。

4 ふがいない僕は空を見た(タナダユキ監督/日本)
予備知識もなく見出したら、あっという間に画面から目を離せなくなってしまった。回りの状況にどんどん追いつめられてしまう主人公たち。しんどい。何度もリピートされる同じ場面がまったく違って見えるのは、的確な演出力があるから。

5 裏切りのサーカス(トーマス・アルフレッドソン監督/イギリス、フランス、ドイツ)
『ぼくのエリ 200歳の少女』の監督が撮った、シブいオヤジばかりが出てくるスパイ映画。原作は読んでいないのだが、この行間を読むような演出は映画ならでは。演技を何もしていないかのようなG・オールドマンが、強い印象を残す。

6 ドライヴ(ニコラス・ウィンディング・レフン監督/アメリカ)
ふつうのアクション映画かと思ったら、ところどころヘン。イイ奴かと思っていた主人公の、途中からのブチ切れ具合に驚く。もう目つきが変わるライアン・ゴズリング、ゾッとする演技だ。

7 高地戦(チャン・フン監督/韓国)
作りが甘い所もあるが、これでもかという怒濤の展開は補って余るものがある。宣伝コピーが最後の展開のネタバレで怒る観客続出。僕は予備知識無く観たので、「そりゃあないぜ」と登場人物と同じく絶望的になった。

8 ニーチェの馬(タル・ベーラ監督/ハンガリー、フランス、スイス、ドイツ)
これは映画館で観たかった。不覚にもDVD鑑賞。正直、中盤は退屈していたが、最後のほうでこれが何を意味しているかわかったら、あっという間だった。

9 ロボット(シャンカール監督/インド)
『ボス、その男シヴァージ』と比べてどっちがいいということもないのだが、再びインド映画が公開されるきっかけとなった作品として。大金かけてこんなギャグにCG使うのは、インドだけ。

10 かぞくのくに(ヤン・ヨンヒ監督/日本)
演出にアラもあるが(役者の演技の粒が揃っていない)、いい場面は安藤サクラ、井浦新、ヤン・イクチュンの3人がすべて支えているので目をつぶれる。今の若い人たちからすると、共産国家が「理想の国」とされていた70年代は想像もつかないだろう。

ベストテンにはもれたけど、気に入っている他の作品は以下の通り。
『アベンジャーズ』『ホビット思いがけない冒険』『プロメテウス』『テイク・シェルター』『THIS IS NOT A FILMこれは映画ではない』『イラン式料理本』『おとなのけんか』『ピナ・バウシュ 夢の教室』『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』『ミッドナイト・イン・パリ』『ボス、その男シヴァージ』『007/スカイフォール』『戦火の馬』『ムサン日記 白い犬』『星の旅人たち』
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by mahaera | 2013-01-24 01:26 | 映画のはなし | Comments(0)
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