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旅行・映画ライター前原利行の徒然日記

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最新映画レビュー『レッド・ライト』もと豪華キャストとB級感。ラストまでは悪くはないのだが。。

レッド・ライト

2011年/スペイン、アメリカ

監督:ロドリゴ・コルテス
出演:キリアン・マーフィー、シガーニー・ウィーパー、ロバート・デ・ニーロ
配給:プレシディオ
公開:2月15日より公開中


最近すっかり楽な仕事しか引き受けなくなったデ・ニーロ。
デ・ニーロが出ているだけで。その作品にB級感が漂うという
かつての名優にしては逆転現象が起きている。
まあ主演級の作品は避けて、撮影時間が少なそうな助演や、
B級アクションによく出ているせいなのだが。。
シガニー・ウィーバーも近年その傾向が現れ初めている
ただまだ彼女の場合、「あ、こんな作品にも気安く出ているの?」
というまだ珍しい感があるが。
(ホラーやSF映画のパロディにノンクレジットで出て笑いをとっている)
さて本作は、主演こそキリアン・マーフィーだが、
久々にデ・ニーロの出番も多い、最近の彼にしては
力のこもった役作りが見られる作品だ。

大学で超常現象の科学的解明に挑んでいるマーガレットとその助手のトム。
しかしは、必ずどこかにトリックがあり、
いまだ本当の超常現象には出合えない。
そこに30年以上も前に超能力で話題をさらったサイモン・シルバーが
超能力のショーを再開、まもなく地元にやってくるというニュースが。
シルバーを調査しようと提案するトムだが、マーガレットは拒絶する。
過去に破れた経験があったからだ。しかし、その後、
不思議な出来事がトムの周辺で起きるようになる。

『[リミット]』で注目されたスペイン出身の監督
ロドリゴ・コルテスの新作は、科学者がカリスマ的な超能力者と
対決するサスペンスだ。冒頭から主人公のキリアン・マーフィーと
その恩師であり、母親的な存在でもある博士シガーニー・ウィーパー
が、インチキ超常現象のトリックを暴いていく過程は面白い。
その上で尻尾がつかめないかつての“大物”が登場。
70年代のユリ・ゲラーなんかを彷彿させるうさん臭さ
最近、“本当に名優なのか?”といううさん臭さをまとう
デ・ニーロがいい感じで(臭い演技なのだが)行っている。

で、問題はオチ
ネットのレビューでも書かれているが、
「意外なオチをつければいいんじゃないだろーっ!」
と突っ込みを入れ、何か今までの緊張が徒労に終わったような
台無し感いっぱいなのだ。
もちろん観客をミスリードさせる作劇は、この手の映画には
必要なのだが、必要な“意外なオチ”ならば、
「あーっ、そうか」とくるが、この場合は
「そりゃないだろ」と来てしまうのだ。
急に覚めてしまう感じ。自ら墓穴を掘ったというか。
それなら、オチなしのほうが、良かったんでないかい?
ネタバレになるから書けないが。。。
きっと脚本の段階ではよかったのだろうが、
映画にしてしまうと。。。
もっと曖昧でもいいのが映画だ。


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by mahaera | 2013-02-21 11:54 | 映画のはなし | Comments(0)
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