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旅行・映画ライター前原利行の徒然日記

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最新映画レビュー『ハード・ラッシュ』パッとしないタイトルが、作品の中身を物語っている

ハード・ラッシュ
Contraband
2012年/アメリカ

監督:バルタザール・コルマウクル
出演:マーク・ウォールバーグ、ケイト・ベッキンセール、ベン・フォスター
配給:東京テアトル
公開:6月15日より丸の内ルーブル、ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿ミラノ


『ハード・ラッシュ』という何だか雰囲気だけでつけた邦題は
何とかならないものか。数年すると「ハード・ターゲット」や
「ラッシュ・アワー」などとごっちゃになり、
どんな映画だったか忘れてしまいそうだ。
そしてこの映画自体もそんな作品で、恐ろしくつまらなかったり。
怒りさえ感じる作品なら覚えているのだが、
そうでもなく、そこそこ見せるが、
全体的には印象のない作品になっている。

ストーリーはこうだ。
かつて優秀な「運び屋」として名を馳せたクリス。
しかし今は家族のために足を洗って、堅気の仕事をしていた。
しかし義弟のアンディが密輸でドジをふみ、借金返済のために、
再び裏の仕事をしなければならなくなる。
仲間を集め貨物船に乗り込み、アンディを連れてパナマへ向かい、
そこでニセ札を手に入れる予定だったが計画が狂う。
一方、故郷ではクリスの家族に、密売人の魔の手が迫っていた。。

さて、原題の『Contraband』は「禁制品」という意味。
これは本作の監督であるアイスランド出身の
バルタザール・コルマウクル
が、2008年に
製作・主演した映画が元ネタで、
舞台をヨーロッパからアメリカに移し大幅に書き直したのが本作。
つまり、リメイクのようなものといっていいだろう。
運び屋が主人公で、密輸そのものが話の中心となる映画は、
意外に少ないが、本作のM・ウォールバーグ演じるクリスは、
知能派で奇抜な密輸を考えるのではなく、職人派。
それでも、密輸を防ぐプロとの頭脳戦になるわけでもなく、
パナマでトラブルから現地のギャングの強盗に加わり、
銃撃戦を傍観したり、また平行して語られる
故郷の家族が脅される話が続いたりと、寄り道が多すぎる。
で、悪役に値する故郷の密売人が、
また安アパートに住むチンケな犯罪者
で、スケール感なし。
そして主人公の●●が実は裏切るのだが、それも底が浅いと言うか
そのエピソードなくても別に良かったのにという感じ。
全体的にBマイナス級感漂い、
それはウォールバーグでもってしても救えない
ベッキンセールもこんな下町に住んでいるように見えないし。

ということで、なんかテレビ付けたらやってた、
というぐらいの作品。ああ、もうどんな作品か、細部が思い出せないよ。

★★
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by mahaera | 2013-06-19 01:12 | 映画のはなし | Comments(0)
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