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旅行・映画ライター前原利行の徒然日記

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新作映画レビュー『ムービー43』有名スターたちが下品なネタのコントに出演。役者根性に頭が下がる

ムービー43
Movie 43
2012年/アメリカ

監督:ピーター・ファレリー、ブレット・ラトナー、グリフィン・ダン、ジェームズ・ガン、他
出演:ハル・ベリー、ジェラルド・バトラー、リチャード・ギア、ヒュー・ジャックマン、クロエ・グレース・モリッツ、ケイト・ウィンスレット、エマ・ストーン
配給:アスミック・エース
公開:8月10日よりヒューマントラストシネマ渋谷にて公開中


アメリカでは全批評家から酷評されたという
オムニバスコメディ映画。日本公開の際はその悪評を逆手にとり、
キャッチコピーを「レッツ!ドン引き」に。
しかしもう公開中だが、当たっているのかな。
んなわけないか。

基本は、各監督が一話ずつ10分程度の短編コメディをとり、
それをいちおうつながるようにする、外枠のストーリーがある。
ハリウッドのプロデューサー(グレッグ・キニア)のオフィスで、
デニス・クエイド扮する脚本家が映画企画を売り込もうとしていた。
しかしそのどれもが下ネタ満載の下品なもの。
というか、狂っているような話ばかり。

最初の話はケイト・ウィンスレット扮するキャリア・ウーマンが
成功者したビジネスマン(ヒュー・ジャックマン)と
ブラインドデートするが、彼の喉には“アレ”にしか見えない
2つの玉がぶら下がっていた。。。
しかしその2つの玉は彼女にしか見えないようだ。
で、下品でヒドいネタなんだが、出ている俳優は一流。
『ウルヴァリンSAMURAI』で稼いでいるんだから、
ヒュー・ジャックマン、自分の喉に喉ちんこぶら下げなくても。
と思うのは我々。きっと、俳優と言うものは、
自分の役者人生にまったくプラスにならない作品でも、
やりたいんだろうか。

教育熱心な夫婦(リーヴ・シュレイバーとナオミ・ワッツ)が
自分の息子に教える独自の教育とは? 
ナオミ・ワッツの母親が女子高校生のコスプレをして、
息子のファーストキスを奪う、ヒドい話。

友人の誕生日プレゼントは、
口の悪い「アイルランドのこびと妖精」だった…。
ジェラルド・バトラーに本人だとわからないような
“こびと”を演じさせることに何の意味があるのだろうか。
というか、何でバトラーはこの役をやったのか?

出会い系サイトで知り合ったカップルが始めたゲームが、
意地の張り合いで人体改造にまで発展。
ハル・ベリーがどんどん醜いメイクをほどこしていって、
もうそこまでやらなくても、というやり過ぎ感満載。
これもまず、この役をやった役者の神経を疑う。

クロエ・グレース・モリッツのジーンズのお尻を
初潮の血で真っ赤にさせたりしたコントをやらせ、
彼女に一体何のメリットがあったのか。

『メリーに首ったけ』のファレリー兄弟が作りたかったのは、
下品でナンセンスなギャグを盛り込んだ短編オムニバス。
70年代の伝説のコメディ映画『ケンタッキー・フライト・ムービー』
が念頭にあったようだが、あれはほとんど無名の俳優が出ている
低予算映画。こちらは一流俳優ばかり。しかしレベルはヒドい。
みんな息抜きをしたかったのだろうか。
俳優たちは本当に楽しんでこれらの役を引受けたのだろうか
と思って見ていると、つくづく俳優と言うものは、
どんなヒドい役でも、演じることが楽しいんだろうと
妙になっとく。これでよく有名俳優が、ヒドい作品に
出ている訳がよくわかった。ヒドい作品というより、
何でこんな役を、といったほうが正しいかも。

どちらかといえば、レンタルで借り
話が分かる友人たちと酒でも飲みながら、
「ひどい!」と言いながらみるのが一番かな。

★★☆
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by mahaera | 2013-08-24 01:48 | 映画のはなし | Comments(0)
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