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旅行・映画ライター前原利行の徒然日記

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新作映画レビュー『スター・トレック イントゥ・ダークネス』映像は3DIMAXで見たいとうならせるが…

スター・トレック イントゥ・ダークネス

2013年/アメリカ

監督:J.J.エイブラムス
出演:クリス・パイン、ザッカリー・クイント、ベネディクト・カンバーバッチ、サイモン・ベッグ、ジョン・チョウ、ピーター・ウェラー
配給:パラマウント ピクチャーズ ジャパン
公開:8月23日より公開中


2009年に日本以外では大ヒットした前作
『スター・トレック』に続く、シリーズ第2弾。
監督は前作に引き続きJ.J.エイブラムスが担当。
今やアメリカでは、第2のスピルバーグと言われ、
上り調子のヒットメーカーだ。
『スターウォーズ』の新作の監督にも決まり、
同じく監督の『ミッション:インポッシブル』シリーズと、
ヒットを約束されている3つのシリーズを現在手がけている。

宇宙艦隊の支部を狙ったテロが起きた。
事態を収拾するため、サンフランシスコの
宇宙艦隊総司令部に指揮官たちが集まった。
そこを突然の銃撃が。
犯人は艦隊の将校ジョン・ハリスンだとわかるが、
その動機や目的は謎。逃走したハリスンを追い、
カーク率いるエンタープライズ号とそのチームは、
クリンゴン帝国の領土にある惑星クロノスに向かう。

第1作ではエンタープライズ号のメンバー紹介的な所があったが、
今回は2作目なので各キャラの見せ場も前作以上にしっかり。
「シリーズ物はたいてい2作目が面白い」のセオリーが働き、
冒頭からすぐにドラマに突入。
この夏の大作はすべて3Dだが、とくに3Dでなくてもいい作品が大半。
しかし本作のオープニング10分のシークエンスは、
3Dと大画面を生かした画面作りが周到に計算され、
「もうこれは3DのIMAXで見たい」と試写室でうなった。
レンタルまで待っていたら、絶対後悔するね。

さて、ストーリーは前作から続くもので、
今回は謎の男“ジョン・ハリスン”との戦いが軸になっている。
主人公はもちろんカークやスポックだが、宣伝ではこの
ベネディクト・カンバーバッチ演じる敵役が大きく
クローズアップ。敵が強くて魅力的なほど、主役も引き立つと
いうセオリー
。アメリカのSFやファンタジーは、
敵役のキャラがいつも弱いのでこれは大歓迎。
そして、ジョン・ハリスンの正体は?
これは試写では「ネタバレしないで下さい」と口止めされたが、
このネットの時代、みんな書きまくっているよなー。
仕事じゃない人は、まあ、「オレ先に知っちゃっているもんね」
って感じなんだろう。もちろん僕は知らないで観たから
「じぇじぇじぇ」となりましたが。
でも、前シリーズやテレビ見ているよほどのファンじゃなきゃ
「誰、それ?」って感じだとも思うけど。

さて恋するスポックやコメディリリーフのスコッティ、
意外にきりっとした面を見せるスールーなど、
ファンにはお楽しみのシーンがあり、
申し分のない作りなんだけど、
やっぱり、僕はいつもJ.J.エイブラムスに感じる、
優等生が作ってソツない仕上がりだけど、
魂こもっていない何かを感じる。
何か、ドラマが上っ面というか。

後半の畳み掛けるドラマ、アクション、アクションも
次から次へと出されると、緩急ついてない感じ。
なんかしっとり見せるシーンがないんだよね。
良くはできているし、面白いけど、
後に全く残らないという。まあ、前作もそんな感じ。
スケール大きいようで、狭い登場人物の中で完結しているし。
見る価値はあるし、新作ができたらきっと見るけど、
愛着はわかないかも。

★★★
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by mahaera | 2013-08-27 10:57 | 映画のはなし | Comments(0)
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