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旅行・映画ライター前原利行の徒然日記

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新作映画レビュー『エンド・オブ・ウォッチ』犯罪多発地域で働く警官をドキュメンタリータッチで描く

エンド・オブ・ウォッチ
2012年/アメリカ

監督:デヴィッド・エアー
出演:ジェイク・ギレンホール、マイケル・ペーニャ、アナ・ケンドリック
配給:プレシディオ
公開:8月17日より丸の内TOEIほか にて公開中


刑事や捜査官が主人公の映画は多いが、
本作は珍しく地元住民のイザコザの処理や、
パトロールに明け暮れる制服姿の警官が主人公だ。
監督は『トレーニング・デイ』などの脚本で、
警察ものを得意とするデヴィッド・エアー。

ロサンゼルスの犯罪多発地域サウス・セントラル。
白人巡査テイラーとメキシコ系巡査ザヴァラは
今日も任務に就いていた。ふたりは警察学校からの同期で、
仕事のパートナーとしての絆も強かった。
ザヴァラの妻はもうすぐ初めての子どもを出産する予定で、
またテイラーは恋人ジャネットとつき合い始めたばかり。
危険を顧みず積極的に行動して行く彼らは、
署内でも抜群の検挙率を誇ったが、
そのためメキシコ麻薬カルテルの逆鱗に触れてしまう。

ドキュメンタリー的なリアルさを狙い、
手持ちカメラやパトカーに取り付けられた
記録カメラなどの映像を多用した
作りは、
ちょっと狙い過ぎの感もあるが。迫力は十分。
人によっては、揺れ動く画面に酔ってしまうかもしれない。
ポリス・アクションでは警察の腐敗なども描くのが定番だが、
ここではそれには触れず、シンプルに昇進を願い
真面目に働く警官コンビを描いている。
犯罪の最前線にいるような距離感が、警察に密着取材した
TVドキュメンタリーのバイオレンス版のようだ。
ジェイク・ギレンホール、マイケル・ペーニャともに
いい仕事をしていると思う。
もったいないのが、ドキュメンタリー的手法に徹しきれず、
犯罪者側の映像(撮影スタイルは同じだが)部分が、
ドラマドラマしてしまうことか。

★★★
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by mahaera | 2013-08-28 14:44 | 映画のはなし | Comments(0)
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