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旅行・映画ライター前原利行の徒然日記

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最新映画レビュー『キャプテンハーロック』邦画のアニメリメイクで成功した試しがないことをまたもや実証

キャプテンハーロック

2013年/日本

監督:荒牧伸志
声の出演:小栗旬、三浦春馬、蒼井優
配給:東映
公開:9月7日より全国公開中


この記事を書く今まで、この映画を観たこさえ忘れていた。
ちまたでは、「『ガッチャマン』がひどい!」
と話題だが、なんで邦画のアニメのリメイクは昔から
失敗続きなんだろう。
お金をどぶに捨ててもいい、と思っている投資家の人たちが
たくさんいるのか。だったら映画業界て、税金対策で
お金を捨てるのにいい場所過ぎる。

たしかに出来不出来は作ってみないとわからないが、
それでも何億円とお金がかかる娯楽大作の場合、
多くの出資者がいるわけで、出資者はたぶん利益を上げたい
と思って出資している訳だから、
もっと映画の中身に、真剣に口を出したほうがいいと思う。
ハリウッド大作の場合は、それが口を出し過ぎで、
バランよくまとめられてつまらない映画になっている
というのはあるが、邦画の場合は、
「途中で誰か何とか言わなかったのかなあ」と
疑問に思う作品も多い。
比較してしまうのは乱暴かもしれないが、
太平洋戦争のときも、そんな空気だったのだろう。
いや、映画だからまだいいけど、戦争じゃ困るよね。

で、この「キャプテンハーロック」。
いちおうストーリー書いておきます。

未来。人類は宇宙の果てまで進出した人類は、
目標を失い地球へと戻り始め、
居住権を巡る“カム・ホーム”戦争を引き起こした。
それを調停するため作られた組織
「ガイア・サンクション」は、地球を聖地として立入りを禁止する。
その100年後、海賊船アルカディア号を率いて宇宙を荒らす
キャプテンハーロックがいた。
そこにガイア軍の長官イソラの実弟である
ヤマが秘密任務を受け、潜入する。

知っているようで知らないキャプテンハーロック。
でも今回はキャラを借りたオリジナルストーリーなので
まあ知らなくても問題ない。
物語は実質的な主人公であるヤマがアルカディア号に
専修する所から始まり、世界観の設定は
冒頭のナレーションですまされる。
これも「アフターアース」や「パシフィックリム」同様、
さっさと物語の中に入る手法で、問題ない。
で、本作はモーションキャプチャーアニメなのだが、
いまだに人の顔や演技をCGでやっているのに馴れない。
なんか、そこは実写でやって、CG合成すればいいのに
と思うのだが。あとはカートゥーンらしく人間も
体の比率をデフォルメすればいいんだが、妙にリアルだが
人間ではないので、どうも感情移入できない。

で、込み入ったスートーリーがあるのだが、
もっとシンプルにして良かったのでは?

それと、元ネタが「パイレーツ・オブ・カリビアン」という
のも、わかりすぎ。
「不死の身体を持つ呪われた海賊」
じゃあ、ふつうの人間の他の乗り組み委員たちは?
と突っ込みを入れたくなるが。
エンディングもママ、「パイレーツ・オブ・カリビアン」。。

暗い画面の中での戦闘、
宇宙規模の戦いが兄弟ゲンカと三角関係に集約
一貫性のないキャラクターと
途中からどんどんどうでもよくなってしまい、
「こんな話をファンは期待していたのだろうか」
とファンでもない僕が心配になる。
いろいろあるだろうけど、「スタートレック」とか、
ちゃんと周囲の突っ込みを取り入れて、
整合性のある作りをしていると思うよ。

声優については、とくに問題はない。
これは脚本の問題だと思う。。


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by mahaera | 2013-09-12 09:43 | 映画のはなし | Comments(0)
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