もはや、
「クリスマスがイエスの誕生日」ということとは
関係なくなっている世の中だが、
もともとイエスが生まれた日がいつかなんて、
誰も知らなかったのだから、当たり前か。
2000年前にイエスが生まれたときは、
田舎の大工のせがれだったので、
誰も覚えちゃいなかったし。
ただ、イエスが亡くなって100年ぐらいして、
「偉い人なんだから誕生日が必要だ」と、
当時(ローマ)の
冬至の農耕祭にひっかけただけだった。
今の、適当に祝日作ってしまう政府のようなものだ。
なんで、
聖書に12月25日の文字はまったくないし、
記述からするともっと温かい季節だったようだ。
「ベツレヘムで生まれた」のも創作で、
単に一般人のイエスを、
「伝説の神に選ばれし子」に
格上げする創作に過ぎない。
20年前、ベツレヘムに行って、よけいそう思った。
イエスは、
最初から特別な人だった訳ではない。
ゴータマ・シッダールタだってそうだ。
だからこそ、一般人の気持ちがわかったのだろう。
ということで、クリスマスの陰でみんな忘れているが、
一年で一番日が短い冬至が終わり、
これから太陽が勢いを取り戻す。
もう新年は始まっているのだ。