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旅行・映画ライター前原利行の徒然日記

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最新映画レビュー『フォックスキャッチャー』観終わったあと、モヤモヤ感が残る

先日試写で観た映画なんだが、何だかモヤモヤしている。
『カポーティ』の監督の新作『フォックスキャッチャー』だ。

アメリカで第3の規模を誇る財閥デュポン家の御曹司が、
自分がコーチしているレスリングチームの金メダリストを
1996年に殺してしまったという、
実際にあった事件をもとにした作品だ。
『カポーティ』同様、淡々と物語は進行して行き、
私たちはそれをガラス越しに鑑賞しているようで、
登場人物の内面に入り込めない。
『カポーティ』もそうだったけど。

レスリング(プロレスじゃないよ)というアメリカでも
マイナーな競技と華やかな金持ちの世界のミスマッチ。
そして何を考えているかさっぱりわからない富豪。
この富豪とチャニング・テイタムの弟レストラートの関係に
ホモセクシャルさな雰囲気も匂わしているが、それだけではなく
少し異様さも感じる兄弟の関係(こちらは精神的なホモセクシャル)。
そうした不安な通奏低音が常に流れ続け、
いきなり観客を突き放すような結末になる。よくワカンナイ。
しかしつまらない訳ではない。

きっと何も知らないで見たら、絶対に気がつかない
シリアスなスティーブ・カレルの演技。
映画を観終わった後にも、スティーブ・カレルということを
忘れていたことに気づく。うーん。気になる。
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by mahaera | 2014-12-23 15:07 | 映画のはなし | Comments(0)
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