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旅行・映画ライター前原利行の徒然日記

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映画レビュー「恋するリベラーチェ」 マイケル・ダグラスの怪演とデイモンの役者根性

「恋するリベラーチェ」

監督 スティーブン・ソダーバーグ


リベラーチェって知ってます?
悪趣味なド派手な衣装で、ピアノを弾くエンタテーナー。
 60〜70年代にはラスベガスのショーで大人気を得ていた、
まさにアメリカンなショービズの人。
この人の俗悪な趣味が、エルビスやエルトン・ジョンの
衣装やステージングに多大な影響を与えた。
一方でこの人はゲイであったが、それを隠して生きていた。

そんなリベラーチェの映画と聞いて、気になっていたが、
ようやくDVDで鑑賞。リベラーチェを演じるは
マイケル・ダグラス、そしてその“恋人”を演じるのは、
マット・デイモン。映画好きなら気にならないはずはない。

結論から言うと、かなり物足りない出来。
アメリカでは劇場ではなく、テレビ映画として公開したように、
かなり低予算(屋外シーンが少ない。群衆シーンがあまりない)。
そのため、70年代当時の雰囲気が出て来ない。
ストーリーは晩年(60代)のリベラーチェと
十代のスコットの痴話話に終始して、
“音楽家”としてのリベラーチェには、
あまり興味なかったようなのが残念。
ソダーバーグの演出もまるでキレがない。

しかし出来はイマイチでも、このマイケル・ダグラスの
怪演は語り継がれてもいいな。メイクとヅラで、
まるで「ひょうきん族」に出ていた鶴ちゃんのような演技。
デイモンの顔の変形(途中で整形する)もすごく、
ふたりのラブシーンなど、笑っていいのか
笑っちゃいけないのかわからない、役者根性を感じた。
目は離せないことは確か。

ある意味、トンデモ映画。
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by mahaera | 2015-02-09 11:05 | 映画のはなし | Comments(0)
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