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旅行・映画ライター前原利行の徒然日記

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最新映画レビュー『ラン・オールナイト』を見るより家族の絆ならDVDで『八日目の蝉』

リアム・ニーソンの新作「ラン・オールナイト」の試写。
最近、すっかり“最強オヤジ”化しているニーソン。
今回は長年マフィアの殺し屋をしていた男が、
そのカタギの息子が殺人を目撃。
息子を救おうとして、ボスの息子を射殺してしまう。
それで、信頼関係にあったボスに狙われるという話だが、
既視感だらけの新味のない映画。というか、
話の骨格はトム・ハンクスが殺し屋だった
「ロード・トゥ・パーディション」と同じでしょう! 
マフィアのボスはポール・ニューマンの代わりにエド・ハリス。
しかし今度は成人した息子を救うため、というのも
「96時間」の続きのようで、また最初から強いのも同じ。
もう設定のためのキャラのようで、いやキャラのための設定
親子愛は感じられなかったなあ。
ニーソン、すでにジャンル映画俳優になっている。

夜はDVDで邦画「八日目の蝉」を見る。
こちらは親子の情や愛がど真ん中のテーマで、
昼のニーソン映画と比べてしまった。
子供をさらわれた母親、さらって情が移った誘拐犯、
そして実の母のもとに戻って違和感を感じながら成長した娘。
女、女の性(さが)の映画で、出てくる男はみな情けないし、
存在感がない。ふたりの母親に育てられた主人公は、
自分のアイデンティティーを見つけられない。
永作博美、井上真央、小池栄子がいい演技をしていて見応えがある。
ただ、ところどころ俳優の演技がオーバーすぎるかなと、
涙狙ったかな、とも感じるが、きちんと作られていると思う。

アメリカ映画では、誘拐された息子がある日戻ってくるが、
なかなか家族に馴染まないという
「ディープエンド・オブ・オーシャン」という佳作があった。
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by mahaera | 2015-05-03 11:56 | 映画のはなし | Comments(0)
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