ブログトップ

旅行・映画ライター前原利行の徒然日記

mahaera.exblog.jp

映画レビュー 驚いた『パーマネント野ばら』とちょっといい話の『リトル・ランボーズ』

『パーマネント野ばら』

予備知識なく観て、驚く。
これから観ようと思っている人は、初めて観る幸せを
感じるために、情報をシャットアウトしよう。
四国の漁師町を舞台にした西原理恵子のマンガの映画化で、
マンガは未読だが、サイバラのマンガに出てきそうな
濃いキャラがたくさん出て来る。
冷静に考えると、かなりダークなエピソードや
キャラもあるのだが、マンガチックなノリで進む。
そんな周りのドタバタを菅野美穂の主人公のクールな視点(=観客の視点)で進めていくのだが、「映画としてはやや物足りないな」と思いながら見ていたが、ごめんなさい。僕の思い上がりでした。
ネタバレになるので書けないが(ネタバレがあると書いてしまうこと自体ネタバレなんだが)、「人の優しさ」を表すのに、こうした語り方もあるんだなと、参りました。
本当、驚きました。おすすめです。

『リトル・ランボーズ』
ランボー月間の最後として見なきゃ行けないかなと。
1980年代初頭のイギリス。キリスト教原理主義者の母のもと、テレビも映画も見たことがない少年が、学校いちの不良少年と出会い、映画『ランボー』を見る。
彼は自分を“ランボーの息子”とした空想物語を書き、不良少年と一緒にビデオで映画を撮り始める。
最初は暴力的だった不良少年だが、この“ランボーの息子”少年が、唯一の友達になっていく。
2人の少年には父親がいない。映画のランボー(一作めね)は、主人公にとって辛い現実から救ってくれる理想の父親だ。
少年は辛い現実を空想によって塗り替え、不良少年は友情によって喜びを見出だす。
傑作ではない小品だが、観た後にさわやかな印象を残す。
殺伐とした映画を見たくない午後におすすめ。
[PR]
by mahaera | 2015-06-02 12:21 | 映画のはなし | Comments(0)
<< 『facebook 世界最大の... 最新映画レビュー『ジェームズ・... >>