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旅行・映画ライター前原利行の徒然日記

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息子に世界史を教えていて思うこと 3 ルネサンスと大航海時代

●11月30日
 明、ティムール、オスマン帝国、サファビー朝とアジアは西暦1600年まできたので、ここで時間を200年ほど戻し、ヨーロッパに戻る。しかし明建国の頃は、ヨーロッパではまだ中世末期の100年戦争なのに、明末期にはポルトガル人がマカオに来たり、平戸に商館築いたり、アメリカ大陸では先住民大虐殺あったりと、明が長過ぎ。

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 さて、世界史好きでもなくても、ルネサンス、大航海時代、宗教改革が西洋史のターニングポイントだというくらいは知っていると思うが、いつのまにか、教科書の順番が大航海時代、ルネサンス、宗教改革になっていた。なぜ? それはともかく、ここに来て急にミケランジェロの「最後の審判」とか、個人名と作品を覚えるものが増えてきた。ローマ滅亡以降、中世までの芸術作品は多くが「作者不詳」だったのに比べ、「自分の名前で勝負」というアーティストがここに来て登場。ダ・ビンチ=老人、ミケランジェロ=マチッョ、ラファエロ=優男と覚えてもらえれば、活躍した時代が少しずつズレていたことがわかる。もっともミケランジェロは88歳まで生きたので、37歳で死んだラファエロより、ずっとあとまで活躍していた。ということで、昨日は勉強の合間に、システィナ礼拝堂の天井画を描くことになったミケランジェロと、それを描かせた教皇ユリウス2世の関係を描いた映画『華麗なる激情』の前半(2時間半あるんで)を休憩時間に息子に見せる。ルネサンスの勉強ということで(笑) まあ、西洋美術史なんかでもやったよう。
 大航海時代では、スペイン人が新大陸に来たことによって、人口が激減したことに息子は驚いていた。カリブ海地域なんか、70万人いた先住民が50年で500人以下に激減というかほぼ全滅。もし宇宙人が来たら、似たようなことが起きるだろうな。
by mahaera | 2015-12-09 21:04 | 日常のはなし | Comments(0)
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