「ほっ」と。キャンペーン
ブログトップ

旅行・映画ライター前原利行の徒然日記

mahaera.exblog.jp

映画レビュー『七人の侍』 午前十時の映画祭・4k版

4Kで蘇った『七人の侍』

人間、大学受験も大事だが、
いい映画に出会うことも同じぐらい大事だ。
そんなわけで、人生においてモノクロの日本映画なんて見たことがない今どきの息子を連れて、
先週の土曜日に「午前十時の映画祭」へ。

今回は、『七人の侍』。
今年になって映像、音声ともすべてリストアされて、
再公開になっているという。
映像は何度か修復されているが、今回の目玉は音声だ。
確かに今までの『七人の侍』はセリフが聞き取りにくかった。
村人たちや菊千代のセリフは特にそうで、
「字幕が欲しい」といった友人もいた。
今回はなるほど、かなり改善されていて、
一緒に行った息子も特に辛くはなかったようだ。

映画の中身については、もはや言うまい。
大人になるまでこの映画を見ていない人は映画には縁のない人だし、見たことがある人は、すでにその素晴らしさはわかっているはずなので、言わなくてもいい。
この映画と『ゴジラ』が制作された昭和29年は、日本映画の黄金時代だったのだろうなあ。

とにかく名セリフだらけ。
自分が中学・高校の時はビデオデッキなんてないから、テレビ放映時にカセットテープに入れて、後で何度も聴いていたせいか。
確か中3ぐらいの時にテアトル東京でリバイバル上映があり、4回ぐらい見に行った気がする。
最後の田植えのシーンは、戦後の復興の日本を象徴しているのだろう。
戦火に踏みにじられても、たくましく生きて行く日本人の姿。
三船敏郎の菊千代は、何度見ても素晴らしい。
息子は、宮口精二演じる凄腕の侍の久蔵に痺れたらしい。
勝四郎だね。「まだ子供だ」

音楽では、有名な「侍のテーマ」と『ロード・オブ・ザ・リング』の「旅の仲間のテーマ」が似ているような気がするのだが、意識したのかな。

劇場によっては今週の金曜まで、あるいは今週の土曜から上映。
ぜひ劇場へ!
[PR]
by mahaera | 2016-10-21 09:36 | 映画のはなし | Comments(0)
<< 蔵前仁一×前原利行  トークイ... 子供に教えている世界史・第二次... >>