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旅行・映画ライター前原利行の徒然日記

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子供と見た午前十時の映画祭  『続・夕陽のガンマン/地獄の決斗』

子供と見た午前十時の映画祭
『続・夕陽のガンマン/地獄の決斗』

もう何度観たかわからない、大好きなマカロニウエスタン。
というか西部劇。
前作『夕陽のガンマン』もすばらしいが、本作から巨匠の風格が生まれたといっていいセルジオ・レオーネ。
僕も『荒野の用心棒』以降しか知らないが、
それ以降はすべて名作で、凡作駄作一切なし
という稀有な監督だ。
DVDもすべて持っているもの。

で、この『続・夕陽』、上映時間179分、南北戦争を背景にしたスペクタクルと、ボリュームたっぷり。
主な登場人物は3人、イーストウッド扮するガンマンのブロンディ、イーライ・ウォラック扮する卑劣漢のトゥーコ、そしてリー・ヴァン・クリーフ演じる非情な悪党のエンジェル・アイ。
内戦の中でも、自分の利益しか考えない男たち。
逆に戦争の中ではその利己主義っぷりが清々しく、
金をめぐっての殺し合いよりも、
戦争の方が非人間的に見えてくる。

映画の最大の見所は、やはりラストの墓地。
モリコーネ作曲の「黄金のエクスタシー」が流れる中、
トゥーコが延々と墓地を走るシーンは、
最初に見た時にはめまいがした。
そしてそのあとに「トリオ」の楽曲に乗って続く、
3人の決闘シーン。
にらみ合いが続き、3人の顔がどんどんアップになり、
目が大スクリーンいっぱいになるところは、
レオーネ演出の真骨頂。
延々引っ張ってテンションを高めたあと、
戦いはあっさり一発の銃声で決まる演出は、
タランティーノが今は引き継いでいる。

名作中の名作で、今回は久しぶりのスクリーン上映、
しかも初のデジタル鑑賞。
僕の見た新宿がよくなかっただけなのかわからないが、
信じられないくらい耳にキンキンくる高域の音声。
画質は良かっただけに残念。
(劇場の上映は終わってしまったんで、DVDでどうぞ)
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by mahaera | 2016-11-15 10:40 | 映画のはなし | Comments(0)
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