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旅行・映画ライター前原利行の徒然日記

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最新映画レビュー『マグニフィシェント・セブン』   大量破壊のアクションだが中身は薄い、残念な結果

マグニフィシェント・セブン
The Magnificient Seven
2016年/アメリカ

監督:アントワーン・フークア
出演:デンゼル・ワシントン、クリス・プラット、イーサン・ホーク、ヴィンセント・ドノフリオ、イ・ビョンホン、ピーター・サースガード
配給:ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント
公開:2017年1月27日
劇場情報:全国にて


もちろんこの映画が、『荒野の七人』のリメイクであり、
『荒野の七人』が『七人の侍』のリメイクであることは、
誰もご存知だろう。
で、そばを食べに行ったらパスタが出てきたのが
前作『荒野の七人』なら、今回はパスタを食べに行ったら、
ハンバーグとポテトが出てきたような、
さらにアメリカンな仕上がりだ。
『荒野の七人』はキャラクターの変更はあったものの、
『七人の侍』の大まかなつくりはまだ残っていた。
しかし今回は、もうまったくの“別もの”。

困っている町民を7人のガンマンが助けに来るというところは
同じだが、悪者がメキシコの山賊ではない。
町のそばで鉱山を経営している権力者だ。
ガンマンを呼ぶのも農民もいるが、ほぼ町民という感じ。
ガンマンと村人たちの交流もほとんどなく、
いちおう銃を持たして射撃の練習をさせるが、
そのシーンはあまり力が入っていない。
じゃあ、何がメインかというと、激しい銃撃戦、
ドッカンドッカンと炸裂するダイナマイト
とにかく派手になっているが、これがまたやりすぎで長い
刑事アクションじゃないんだからさ、
西部劇は一瞬の勝負で決めてくれよ。
セルジオ・レオーネみたいにさ。

監督のアントワーン・フークアは、『イコライザー』とか
『リプレイスメント・キラー』『ザ・シューター』のように
手堅いアクション映画作家で、映画史には残らないけれど
クオリティは低くない作品作りに長けている>
昔でいう『荒野の七人』の監督ジョン・スタージェスのような職人タイプ。なので白羽の矢がたったのだろう。
しかし、今回のような、大勢のキャラを登場させる大作には
不向きなようだ。

各キャラが荒々しいガンマンばかりで、
差別化できていないのが弱い。
その割には六人があっさりデンゼルのもとに
まとまっていくのも、簡単すぎる。
子供好きのキャラとか、冗談ばかりいう和みキャラとかがいれば、もっと各キャラが引き立つのに。
そう思うと昨年の作品だが、
タランティーノの『ヘイトフル・エイト』は、それぞれが存在感あるキャラだったと思うし、『ローグワン』のほうが混成部隊のキャラがまだうまく出ていた
まあ、「具沢山だが味は大雑把で薄い料理」を食べた感じ。
ということで、期待大、残念な結果に。
★★
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by mahaera | 2017-01-27 12:02 | 映画のはなし | Comments(0)
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