ブログトップ

旅行・映画ライター前原利行の徒然日記

mahaera.exblog.jp

最新映画レビュー『ボヤージュ・オブ・タイム』 いつものマリック節が今度はドキュメンタリーで

ボヤージュ・オブ・タイム
Voyage of Time: Life's Journey

2016年/フランス、ドイツ、アメリカ

監督:テレンス・マリック
語り:ケイト・ブランシェット
配給:ギャガ
公開:3月10日よりTOHOシネマズ シャンテにて公開中


『ツリー・オブ・ライフ』以降のテレンス・マリック作品は、
すべて同じとも言える。
美しい映像の中で、自分の存在意義を問いかける
主人公のモノローグが全編を支配する。
本作はそれを劇映画ではなく、
ドキュメンタリーとして形にしたもの。
まず、キューブリックの『2001年宇宙の旅』のラストのように、
ビッグバンから宇宙が始まり、
惑星が形成されていく様子が描かれていく。
惑星のうちの一つに地球があり、海に初めての生命が誕生する。
人間の登場、そして現代に至るまでの50億年の歴史を、今も地球の何処かに残る原初の風景と、CGIなどによってたどる90分だ。

とはいえ、ヒストリーチャンネルとどこが違うかというと、
解説はなく、そこにかぶるのはケイト・ブランシェットによる、
哲学的な内容のモノローグだ。
映像は美しいのだが、それだけでもたせるには
長編映画は長すぎる。
しかし、モノローグというか、この語りは
少しも具体的な話ではないので、眠さはぬぐえない(笑) 
商業的なエンタテインメントとは無縁なのだ。
ある意味、お金のかかった実験映画ともプライベートフィルムといえるが、僕も途中で夢うつつになってしまった。家でぼーっとDVDか何かで見るならいいのかもしれないけれど。
★★
[PR]
by mahaera | 2017-03-21 13:30 | 映画のはなし | Comments(0)
<< たびカフェKICHIJOJI ... 最新映画レビュー『マン・ダウン... >>