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旅行・映画ライター前原利行の徒然日記

mahaera.exblog.jp

2017年 02月 04日 ( 1 )

最新映画レビュー『破門 ふたりのヤクビョーガミ』 すごい作品じゃないが、気楽に見れるコメディ

破門 ふたりのヤクビョーガミ

2017年/日本

監督:小林聖太郎
出演:佐々木蔵之介、横山裕、橋爪功、國村隼、北川景子
配給:松竹
公開:2017年1月28日より全国で公開中


僕は解説を読むまで知らなかったが、
原作は大阪を舞台にした「大阪府警シリーズ」や「疫病神シリーズ」の
小説家・黒川博行の直木賞受賞作『破門』
調べてみると、小説の疫病神シリーズは
ヤクザの桑原と建設コンサルタント(実はヤクザとカタギの調整役)の二宮のコンビによるドタバタ劇で、1997年から始まり、この最新作の『破門』まで5作発表されている。
そして、さらに調べるとこの原作の『破門』は、
BSで北村一輝と濱田岳のコンビでドラマ化されているという。
僕の知らない世界が、そこにあった(笑) 
こんどそっちも見てみよう。

さてこの映画化だが、たぶん小説がそうなのだろうが、
ふたりのはみ出し者が全編関西弁で繰り広げる
ボケとツッコミが、最大の見せ場になっている。
ストーリーはそれを引き立たせるためにあり、
コメディなのであまりリアル志向にしてもしょうがない。
とりあえず事件があり、ふたりはそれに巻き込まれ、
そして解決するというバディムービーだ。
「表面では反発しあっていても、実は心の奥底ではお互いを認めて一目置いている」というやつですね。

“事件”は“経営コンサルタント”の二宮(横山裕)に、
映画製作の出資の話が舞い込むところから始まる。
そこに腐れ縁で、二蝶会のヤクザの桑原(佐々木蔵之介)が
絡んでくる。
ふたりは映画プロデューサーの小清水(橋爪功)のもとに行き、
桑原、そして二宮も恩がある若頭の嶋田(國村隼)も映画に出資。
しかし小清水は失踪し、二宮は桑原と消えた小清水の行方を探すことになる‥。

歌手としてのジャニーズ系はまったく興味がないが、
例外もあるが映画に出演するジャニーズ系の俳優は、
邦画独特のわざとらしい誇張しすぎの演技とは
ちょっと距離があって、自然に見れる人も多い。
この映画の主演のひとり、関ジャニ∞の横山裕も
本作で初めて知ったが(笑)、自然な“受け”の演技が、
他の俳優たちの“やり過ぎ”感をうまく中和していて、なかなかいい。
まあ、ひと騒動あって、落ち着く所に落ち着くというコメディで
特に深みはないが、ダメなところもとくにない。
昔はこんな日本映画たくさんあったなー、と感じた1本。
映画評になってないけれど、気楽に見れるほど面白くない映画もけっこうあるんだから(笑)。
★★★
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by mahaera | 2017-02-04 21:16 | 映画のはなし | Comments(0)