「ほっ」と。キャンペーン
ブログトップ

旅行・映画ライター前原利行の徒然日記

mahaera.exblog.jp

<   2009年 07月 ( 18 )   > この月の画像一覧

石垣島に行ってきます

明日、8/1から8/8まで夏休みの家族旅行で石垣島へ行ってきます。
いちおうパソコンは持って行きますが、その間ブログが更新できないかもしれません。
また、メールの返事が書けないかもしれないので、ご了承ください。

ちなみに9月はまた取材でタイにでかける予定です。

ついでに8月のライブの予定です。
8/15に伊豆の国市の村祭り(夏祭り)のイベントに出ます。
前に書いた「ローリングおださがレビュー」で出ようと思っていたのですが、参加者が集まらず(笑)
ひとり参加になりそうです。
友人でイベント主催のゆうすけくんとデュオで、ビートルズと吉田拓郎でもやろうかなと。

スクール・オブ・ロックでのライブは8/22にしようかなと(まだ確定ではありません)。
こちらはメンバー募集中です。
詳細はそのうち。

それではまた。
[PR]
by mahaera | 2009-07-31 09:33 | 日常のはなし | Comments(0)

インド=パキスタン国境(ワガ=アターリー・ボーダー)を越えた話

地球の歩き方・取材者ブログに僕の記事が掲載されてます。

http://blog.arukikata.co.jp/guidebook/e_report/2009/07/post_277.html

これは今年の四月に、インドとパキスタンの国境、アターリーというところに国境を閉めるときに行われる、
クロージング・セレモニーを取材に行ったときのものです。

この国境には思い出があります。
世界一周旅行中の1995年の7月、約一ヶ月のパキスタンの旅を終え、僕はラホールの町からインドへ入ろうと、
この国境にやってきました。
ただ問題がありました。パキスタンのビザは有効期限内だったのですが、パキスタンに一ヶ月以上滞在する外国人は、外国人登録をしなければならないのにしていなかったのです。
たしか一ヶ月を2~3日オーバーしていたような。でも、パキスタンだから何とかなるかと国境まで来てしまいました。
国境のイミグレーション係官は、しかし滞在期間を見逃さず、
「外国人登録してないじゃないか。イスラマバッド(首都)に帰れ!」
と僕に言いながら、なぜか出国スタンプを押してくれました。
僕は何とかならないかと彼に頼みましたが、「ダメ」の一点張り。
しかしそういいながら何もしないし、スタンプも押してあるので、そのまま出国してしまいました。

今から思えば、あれは建て前上はダメだけど、どうせ出国してしまえばわからないし、面倒だから出て行ってくれというのが本音だったのではないかと。

そのまま出国オーケー。インド側の入国ゲートまでトボトボ歩いていってそこでインドの入国審査。
インド人に「パキスタンはどうだ?」とか聞かれて、
係官の心象をよくするためにみんなで「いやー、インドのほうがいいよ」などとお世辞を言ったことを覚えてます。インドとパキスタンは仲が悪いので。

なんだかんだで国境を越えるのに数時間かかってしまい、すべての手続きが終わったのは夕方。
この国境を越えられるのは外国人だけなのですが、その日、ほかに外国人を一人もここでみませんでした。
たしか、国旗を降ろすセレモニーもやっていたような。だけど、今と違って一般見学者は誰もいませんでした。

現在の国境は、ブログにも書きましたが、国境ゲートを占める際に国旗を下げる儀式を、お互いの国民に見えるようにショーアップしたものにして、多くの観光客を集めています。
大きな観客席まで造られているし。

国境越えの話でした。
[PR]
by mahaera | 2009-07-30 10:43 | 海外でのはなし | Comments(0)

ブルース・スプリングスティーン 「ライブ・イン・ダブリン」

けっこう前にブルース・スプリングスティーンの「ウィ・シャル・オーバーカム/ピート・シーガー・セッションズ」すごくいいというようなことを書きましたが、それっきりだったので、そのライブ版ともいえる 「ライブ・イン・ダブリン」について書く。

これはそのセッションに参加したメンバーで行ったアイルランドのダブリン公演のライブ版で、
CD2枚、同内容の映像版DVD1枚の計三枚組。
ボーナストラックを入れて全23曲というたっぷりのボリュームだ。
曲目はほとんどが「ウィ・シャル~」からの選曲だが、オープニングの「アトランティック・シティ」は『ネブラスカ』収録の名曲だし、The Risingからの曲もある。
が、アレンジは前述のカントリー&フォークバンドによるもので、前作の好調を受け継いでとてもいい。
やや暑苦しいアレンジのEストリートバンドの演奏よりも、とても軽やかだ。

前にも書いたかもしれないが、カントリー&フォーク系はふだんほとんど聴くことはない。
でもこれを聴いていると、こうしたタイプの曲をがぜんやりたくなる。

ここで演奏されている曲はもともとフォークソングなので、コード進行はブルース同様シンプルな3コードが多い。
だが、ブルースとはまったく違って聞こえるのは、メロディーのせいなのだろうか。
バイオリンや管楽器が入っていることも、いつものロックと感じが違うことは多い。
ブラスバンド風の演奏がマイナー調の曲に絡むのだが、その感じが懐かしい響きをもたらす。
昔聞いたサントリーのCM曲のようでもあり、「ワシントン広場の夜は更けて」という曲にも似ている。
甲斐バンドの「そばかすの天使」という曲にも、似たようなメロディーが使われていた。
三拍子のワルツ風の曲とか、70年代までは日本のポピュラーソングに取り入れられていたが、もうなくなったなあ。

CDのみ、DVDのみも発売中。どちらかならDVDのみのほうがお得。
次から次へと楽器のリード奏者が変わっていき、見せ場を作るのは映像ならではのもの。
[PR]
by mahaera | 2009-07-29 17:06 | 音楽CD、ライブ、映画紹介 | Comments(0)

RCサクセション 「ラプソディー・ネイキッド」を聴く

今さらながら、RCサクセション 「ラプソディー・ネイキッド」を買った。
先月の僕のライブでRCの「いい事ばかりはありゃしない」を歌ったのがきっかけで、僕は
何かRCのCDを一枚欲しくなり、銀座の山野楽器で迷った挙句これにした。
最初は「いい事ばかりはありゃしない」や「トランジスタラジオ」が入っていた「PLEASE」にしようと思っていたけど、僕が最初に買ったRCのアルバム「ラプソディー」も欲しくなり、ならば聴いたことがない「いい事ばかりはありゃしない」のライブが入っている「ラプソディー・ネイキッド」に。

RCを初めて聴いたのは、たぶん高校三年か浪人になったころ。
テレビで11PMを見ていたら、RCが出ていて「STEP」を演奏していた。
まあ、その時はプラスチックスとかとあんまり区別がつかなくて。
それから、深夜AMラジオでなぜかRCのライブを流しているのを聴いた。
これが「STEP」のパンキッシュな演奏で、キヨシローが
「デパートの屋上だからってなめんじゃねえぞ」
と言っているのに、若い僕はロックを感じた。

で「雨上がりの夜空に」のシングルを買い、LP「ラプソディー」を買い、晴海のオールナイトロックショーで
初RCライブを体験する。

LPレコードは長らく聴いていないし、それも実家にあるので、このライブを聴くのはものすごい久しぶりだ。
LPでは編集して一枚にまとめられていたが、ここではCD二枚に当時の模様がフルで入っている。
一曲目の「よォーこそ」で一気にあの頃に戻る。最初に見たライブがほぼこのままだったからだ。
ちょっと違うのは、僕が見たライブは小川銀次脱退後、初のライブだったこと。
当時ライブでやっていたけど、「ラプソディー」から洩れた曲は、当然そのバージョンは初めて聴くので新鮮。
洩れた曲でも「いい事ばかりはありゃしない」とか「たとえばこんなラブソング」なんかは、
「PLEASE」にのちに収録された。

しかし今の耳で聴いても実にいいライブだ。曲自体は「PLEASE」のほうがいいと思うが、演奏の良さで選んだろうなあ。
で、当時はパンクロックだと思って聴いていたけど(笑)、ロックというよりソウルだねえ。
若かったから気がつかなかったのかなあ。上田正樹のオーティスはわかりやすかったけど、
キヨシローのオーティスは声が似ていないということでピンとこなかったんだろう。
でも今聴くと「エンジェル」のギターが「アンジー」ぽかったり、
「いい事ばかりはありゃしない」の元ネタはザ・バンドなんだろうなあとかがわかったりもする。

あとこのCD、ところどころキヨシローの声が出ていないところがあるが、解説によれば「ラプソディー」はかなり音の差替えもあったとか。いま聴くと、完璧じゃないところが生々しい。

RCのライブについてはまた機会があれば書きたいが、30年前の夏の暑い日、晴海で初めて体験したRCがここにある。それまで日本のロックではチャーやカルメン・マキが僕の中では一番だったが、その夜からRCがトップに立った。その興奮をこのアルバムを伝えてくれる。
[PR]
by mahaera | 2009-07-27 22:54 | 音楽CD、ライブ、映画紹介 | Comments(0)

カブトムシとノコギリクワガタを捕獲

昨日、午後一時ぐらいに、妻の実家かから帰る途中、久我山駅前で立派なカブトムシ♂を拾いました。
妻と息子と三人で歩いていると、ビルの前にカブが。
あまりにもふつうにいたので、おもちゃかと一瞬思いましたが、キズひとつなく、また足の鉤爪も痛いぐらいとがっている、成虫成り立てのオスです。
捕まれて「いてて!」となりながら後ろの息子を振り返ったら、来ていない。
どこかでひっかかっているようで、カブトムシを持ってひとり立っている変なおじさんと化してしまいました。
その後、カブを家に持ち帰りました。

夜八時ごろ、外から戻ってくると、三階の家のドアの前に、黒いものが。
近寄ってみると、立派なノコギリクワガタの♂。
妻や子どもが見ていない前で、二回とも買ってきたかのような大きな固体を捕まえたので、妻は
「子どもを喜ばすために仕込んだんじゃないの?」
といぶかしんでおりますが、本当です。
激しい雨の間、成虫になったカブトやクワガタは土の中で腹を空かして待ち、
カーッと晴れた昨夜飛び立ったのでしょう。

で、さきほど夜八時、息子と家の近くの樹液ポイントへ。
いました。そこではこの夏初めてのカブトムシ♂とコクワ♀をゲット。カナブンは見逃し。
近くのポイントでもカブト♂がいましたが、小さな個体だったので見逃しました。
つい捕りたくなっちゃうけど、あまり飼ってもねえ。
帰りに寄ったスーパーの街灯前にはコガネムシとコフキコガネが。
いつもはこんな感じになるのは七月初めですが、今年は遅れているようです。b0177242_21221456.jpg
[PR]
by mahaera | 2009-07-26 21:23 | ムシや自然のはなし | Comments(0)

映画『ノウイング』とニコラス・ケイジを語る


監督が僕の好きな映画『ダークシティ』のアレックス・プロヤスということと、その彼の前作『アイ、ロボット』が知性のかけらもない「オレ、ウィル・スミス」映画でがっかりだったことから、期待半分で見たが、出来はというと、「もう少しでトンデモ映画になったが、いまひとつはじけ切れなかった宗教SF」になってしまった。
数十年前に埋められた小学校のタイムカプセルから、現代に至るまでの大災害が起きた場所と時間、死者の数が書かれた紙が見つかる。
シングルファーザーの大学教授ニコラス・ケイジがそのことを発見し、謎を解こうとするが、事故は予定されていたように防げない。そして何か能力を持つ彼の息子を不思議な男達が監視していた。そしてその予言の紙の最後には、人類絶滅のときが書かれていた…。

ここ数年、ニコラス・ケイジはすごいと思う。一年に3~4本の主役をコンスタントにこなし、それがどれも映画史に残らないようなB級作品ばかり。かつては『月の輝く夜に』『赤ちゃん泥棒』といった粋なコメディ、アカデミー主演男優賞を獲得した『リービング・ラスベガス』のようなシリアスドラマにも出ていたケイジだが、『ザ・ロック』以降はアクション系に転向。演技も派手になり、『フェイス/オフ』の狂気と号泣演技で、その後のケイジの演技のパターンを確立。
日本では「おもしろい顔」の人だが、アメリかではモテ顔なのか主演作品が続々と公開。

ちなみに彼の本名はニコラス・コッポラ。
言うまでもなく、『ゴッドファーザー』の監督フランシス・フォード・コッポラは叔父さんである。
芸名のケイジは、アメコミの主人公のように、大のアメコミ・ファン。また大のプレスリーファンで、コレクターとしても知られている。前妻のリサ・マリー・プレスリーはプレスリーの娘。
そしてケイジの息子の名はカル=エル。「スーパーマン」からとられた名前である。
その他、「スーパーカー好き」「ラモーンズのジョーイ・ラモーンと友だち」など、オタク気質満載で、なぜか日本のパチンコのCFにも登場していた。

2000年以降の、ヒットしたけど映画史には残らない彼の作品群を上げると
『60セカンズ』『ウインドトーカーズ』『天使のくれた時間』『コレリ大尉のマンドリン』『ゴーストライダー』『ナショナル・トレジャー』『NEXT』『ウィッカーマン』『バンコック・デンジャラス』…。
彼の出ている映画は、すべて「ニコラス映画」だ。
どう見ても映画の中の役の人物には見えない。映画を観ていてもずっとニコラス・ケイジにしか見えない。
そういいう意味では「オレ、ウィル・スミス」「オレ、トム・クルーズ」と同じなのだが、ニコラスの場合は決してお高いところはない。嫌味を感じさせないところが、魅力なのだ。

いろいろ書いてきたが、わが家ではニコラス・ケイジは人気だ。
映画がどんなにつまらなくても、彼の顔を見ているだけで飽きない。
もちろんダメ映画ばかりでなく、『ロード・オブ・ウォー』『アダプテーション』のようないい作品もある。
しかしそれは、作品の役柄が彼にマッチしたとき。ケイジはもう役作りをほとんどしていないと思う。

さて『ノウイング』。聖書の予言に絡めたSFだが、いったい宇宙人は何のために予言を残したのかという疑問は解けず(『地球が静止する日』のキアヌのよう)、この話自体も意味があるのかという基本的な疑問が残る。というか、もう少しで『フォーガットン』のようなトンデモ映画になったのに。
しかしそんな映画でも、ケイジは輝く。
まったく宇宙物理学を教えてそうな知的な役には見えないし、シングルファーザーも似合ってない。
ただニコラス・ケイジがそこにいて、走って泣く。

やはりケイジはすばらしい。
[PR]
by mahaera | 2009-07-26 10:24 | 映画のはなし | Comments(0)

西荻窪 2days

夏休み、子連れで妻の実家に二泊したので、木曜の夜と金曜の夜、
西荻窪のライブハウス、ヘブンズ・ドアに連チャンで行ってきました。

木曜は、常連のうさぎさんのツェッペリンバンドの練習があるということで、様子見。
大学時代から一緒にバンドをしていた西岡が、このバンドにドラマーとして参加。
僕は家族旅行で8/1のライブには参加できないので、誘われたけど残念ながら今回は見送らさせていただいた。でもまあ、最後はちょこっとキーボードで参加。

金曜は月二回のクラシックロックセッションデイ。
こちらは最初はベースを弾き、途中からキーボード。
ベースを弾くのは本当に久しぶりなので、指が痛い(笑)
セッションが終わった後、残った客とマスターで、何曲か。
「されど私の人生」。好きな曲だけど、やるのは初めてだった。

店から妻の実家までは徒歩15分。着いたのは深夜2時を過ぎていた。。。

ロックセッションの感じはだいたいわかってきたので、あとは個人練習。
結局、もっといろいろなフレーズを知ってないと、すぐにネタが出尽くしてしまうのだ。
[PR]
by mahaera | 2009-07-25 17:52 | 日常のはなし | Comments(0)

これから吉祥寺へ 井の頭自然文化園のサマースクール

子どもが夏休みだが、予定がないというので妻が動物園の体験飼育にやたら申し込んだ。
昨日はそれで横浜の金沢動物園の一日飼育に息子を連れて行った。
六時間の一日コースである。
小5なのにまだまだ甘えん坊の息子だが、ひとりでバスに乗ってきている小学生もおり、驚いた。
よその子はしっかりしている…。

抽選で息子はバクのお世話だった。
仕事の多くは、バク部屋の掃除で、糞が多くて大変だったという。
「ゾウじゃなくて良かったね」
と答えておいた。

そして昨日に続き、今日と明日は吉祥寺の井の頭文化園の動物園で、飼育体験だ。
今日も妻は仕事なので、僕が子どもの送迎になる。
まあ、昨日と違って今日は午後からなので、まだ楽だが。
しかし明日は朝八時からなので、今晩は西荻の妻の実家に泊ることになる。

この動物園の飼育体験、来週の月・火曜もあり、今度は多摩動物園の昆虫館。
友だちと遊ぶ余裕もなさそうだなあ。最近の小学生。
[PR]
by mahaera | 2009-07-23 10:12 | 日常のはなし | Comments(0)

道保川で魚捕り ドンコが捕れた!

息子がもう夏休みで家にいるが、妻は仕事。
なので今日は僕が面倒を見る日となり、基本的には家に。

昼過ぎ、妻を女子美まで送った後、息子とそのすぐ下の道保川へ。
水深30cn、幅6mほどの小さな川だが、水源がすくそばなので水はきれい。
ただきれい過ぎて、あまり生き物はいない。
おまけにこの場所はこの冬、大きな護岸工事をして土手を根こそぎ崩してしまったので、
生態系は崩れてしまったようだ。
昨夏は橋の下で大きなミドリガメが暮らしていたが、冬眠中、成仏してしまったのだろうか。

息子が網を入れたいというので、車に魚捕りようの網があったことを思い出す。
網を入れたが、何せ水深30cnなのでいるかいないかは上から見える。
それでも川岸でじゃぶじゃぶやってたら、体長10cmほどの魚が捕れた。

100mほど場所を移動して、支流のさらに小さな小川、幅1mほどの場所でまた網を入れてみる。
ここでも同じ種類の魚。しかしメダカでもフナでもなく、見たことがない種類。
あと引っかかったのは、ヤゴとサワガニ。
小さな水生昆虫がいるので、それをエサにして生きているのだろう。

あとでネットで調べたら、もともと関東にいない種類のドンコという魚でした。
この道保川にもいなかったのですが、誰かが持ち込んだかして増え、
今ではここに住む魚の総数の半分以上を占めているそうです。
生態系を保つため、駆除が検討されているようで、まあ捕っても良かったのかと。

ちなみにこのドンコ、海の魚のスズキ目のハゼの一種。
上から見るとオタマジャクシそっくりで、横から見るとハゼです。
こんな魚がいること、初めて知りました。
[PR]
by mahaera | 2009-07-21 20:38 | 小田急相模原のはなし | Comments(0)

「食」の安全を考える ドキュメンタリー『未来の食卓』を観て

旅行人のウエブサイトに僕のレビューがアップされたので、このブログでも紹介します。

http://www.ryokojin.co.jp/tabicine/index.html

「おいしいコーヒーの真実」「いのちの食べ方」など「食」の安全に関わるドキュメンタリーが、相次いで公開されている。渋谷のアップリンクへ前に行った時、「おいしいコーヒーの真実」が盛況だったのに驚いた。僕自身は、けっこう無頓着なほうで、何でも食べる。じゃなきゃ、世界のあちこちに行けない。

だが、世界最大の農作物や肉の輸出国であるアメリカの食事情を描いた『ファストフード・ネイション』や『キング・コーン』などの映画を観ると、そんな僕でも考えこんでしまう。僕たちも農薬づけのとうもろこしや、抗生物質を与えられて三倍のスピードで肉をつけるウシと同じシステムの中で生かされていると。およそ自然とはかけ離れた状況で作られた食物(工場生産物と同じだ)を、安いから食べ続けねばならない僕ら。そして安い添加物だらけの食べ物で生きている僕らは、安い労働力を社会に提供する、「家畜」じゃないか。

この『未来の食卓』は、子供たち(人間の未来)を家畜化させないために、給食をオーガニックにした南仏の小学校を一年にわたり取材したものだ。それと平行して、パリのユネスコ本部で行われた「ガンと環境汚染」についてのシンポジウムの様子や、オーガニック食を導入した村の賛成派、反対派の討議の様子なども盛り込まれる。

僕のような有機農法に無関心な人にもわかるよう、映画は丁寧に解説してくれるのだが、あまりにも「オーガニック賛美」過ぎて、映画自体に毒とユーモアがなさ過ぎて物足りない。その点「キング・コーン」や「スーパー・サイズ・ミー」のようなアメリカのドキュメンタリーのほうが自虐的なブラックユーモアがあり、見ていて面白い。が、現実は面白がってばかりじゃいられない。もう、中年の僕は、マックのハンバーガーも時には胃にもたれて気持ち悪くなるし、濃厚な「町田家」のラーメンも、体調によっては食べて後悔する。健康も考えないと、実際に生活に支障をきたす歳なのだ。

自分はまあいいが、自分の子供たちには、ちゃんとしたものを食べさせたいと思うのが親。子供を連れてファストフード店に入ることはあるが、なんか食べ物というより、エサを与えている気分になる。これじゃいけないと思う。目に見える、近くでとれたものを食べさせてあげたいが、食料自給率が四割しかない日本では、口にしているものの半分以上が、外国産。贅沢な悩みかも。おりしもコンビニの弁当問題がニュースで取り上げられているが、「品揃えがいい店に客は行く。ある程度廃棄されるのは仕方がない」というコメントがあった。心を入れ替えねばならないのは、企業ではなく、私たち自身だった。
[PR]
by mahaera | 2009-07-20 17:39 | 映画のはなし | Comments(0)