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旅行・映画ライター前原利行の徒然日記

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ダッカで 病院でもらった薬を飲んでます

病院の薬はやはり効くもので、今まで1時間おきぐらいに行っていたトイレが、
3時間間隔になり、そして今日はついに六時間、大きいほうをしなくてすむようになった。

というか、トイレに入っても、出ない。
便意は多少あるのだが、気張っても、出ない。
本当に強力だが、これでいいのだろうか。

副作用か、胃に不快感が多少あるのと、眠くならない。
昨日はベッドに入ったがなかなか寝付かれず。
ようやく熟睡できたのは朝五時。
それでも七時半には目が覚めてしまった。

今日は慣らし運転という感じで、徒歩圏の所を取材したのだが、
10:30からホテルに帰るまでの17:00何とかもった。
さすがにに2、3時間しか寝ていないので宿に戻って30分ほどウトウトしたが、
ホテルの若者が蚊よけのスプレーを撒きに来る時間で起こされてしまった。
(毎夕六時ごろ、部屋に撒きにやって来るのだ)
それでも昨夜はけっこう蚊に射されたが…。

薬のせいか、尿の色がまるでマウンテンデューか蛍光ペン。
もう少しよくなったら、自主的に量を減らしていこう。
病気よりも怖かったりして。

医者に「油っこいものとスパイシーなものを食べないように」と言われているが、
バングラ料理はすべてそれに当てはまるので、
ここ数日、食べているのは外国料理。
ちなみに
おととい 昼イタリア料理、夜中華料理
昨日 昼日本食、夜中華
今日 昼韓国料理 夜メキシコ料理

ちょっと回復してきた感じがするでしょ。
明日ぐらいは、バングラ料理に復帰できるかな。

それでは。
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by mahaera | 2010-01-31 00:37 | 海外でのはなし | Comments(0)

ダッカの病院に行った

ダッカについてから、一度止まった血便が再発。
寒気はおさまったものの、下痢だけはどうしてもとまらない。

かれこれ一日に10回はトイレに。
食欲も減退していたので、昨日はA&Wに行き、ハンバーガーとルートビア。
実に美味しい(笑)

夜は、日本人駐在員には「なんちゃって日本料理」と呼ばれている日本食レストラン「三多島」へ行き、
刺身定食を食べる。確かにおいしくはないが、残さずたいらげる。

夜、どうしても2~3回トイレにおきてしまう。
二回に1回は血が出る。

今日、午前中は安静にして、昼少し前から仕事に入る。
いつでもトイレに駆け込める状態だが、三時間あまりトイレに行かなくても大丈夫だった。
昼、近くのイタ飯でピザとスパゲティ。
ふつうに美味い(笑)

その後、協力隊の人に付き添ってもらい、この近く一番いい病院United Hospitalへ。
とにかくきれい。そして受付が広い。
日本の病院よりもすっきりしていて、外国人なら安心感を抱くだろう。
「Emergency」に行き、症状を告げる。

すぐにベッドに横になり、脈や体温、喉の様子などをチェック。
待ち時間なし。
検査が終わったあと、頭の良さそうなドクター登場。
検査結果と話を聞いて、三分もしないうちに「入院」。
早い。即決過ぎる。
最低2泊必要だという。
脱水しているので、点滴を打つのだそうだが、
ただでさえスケジュールが押しているのに2泊もしていられない。

「病院に責任はありません」という書類にサインして、薬を出してもらう。
まあ、聞くところによると、ダッカの病院はすぐに入院させるところが多いという。
インドもわりとそうだし。
でもこの病院、United Hospitalというのだが、時間があったら
ちょっと入院してみたなるほどきれいだった。
それもいい経験になるのだが、残念(笑)
医師のコメントに
「油っこいものとスパイシーなものは食べないこと」
とあったが、それを取ったらバングラ料理は成り立たない(笑)

で、今は部屋で、薬屋で買ってきた粉末ポカリを溶かして飲んで、点滴代わりにしてます。
明日にはよくなっているといいんだが…。

出してもらった薬

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by mahaera | 2010-01-28 21:34 | 海外でのはなし | Comments(0)

風邪、そして下痢 再びダッカ

乾季のバングラは思ったよりも乾燥していてホコリっぽく、着いてすぐに喉を痛めてしまった。
そして、インド料理よりも油っこいカレー。
着いてしばらくは、がんばってバングラ料理を食べていたこともあって、
たちまち胃が弱ってしまった。
そして下痢。

夜は寒い。
先日までいたシレットなど毛布を追加してもらわないと眠れないほどだった。
おととい、取材から帰る途中、悪寒が。
「来たか」
とうとう風邪を引いてしまったようだ。
夕刻、部屋に戻り、すぐに横になる。

何とか調整しつつ、シレットから2時間ほどの町、スリモンゴルへ。
このころは、30分おきにトイレ状態で、ついに血便。。
夜、ホットシャワーを浴びたが、そのあとしばらく起きていたら悪寒再発。

寝る前にたっぷり足湯をして、服を重ね着して寝る。
こんな時はたいてい、汗をたっぷりかけば、よくなるんだが…。
もう着るものがなくなるぐらい、服を換えて、汗ぐっしょりの一晩。

そして今日、ダッカに戻って一息。
どうせダウンするなら、ネットが使えて部屋でまだ仕事が出来るほうがいい。
それに首都なので、バングラ料理以外も食べられる。

数日間、ちょっと高めの部屋に泊まって、体を休め、
また地方取材に出かけることにしよう。

ちなみに血便、止まったようです(笑)
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by mahaera | 2010-01-27 22:46 | 海外でのはなし | Comments(0)

バングラ第3の町、シレットに来ています

ダッカを2泊したあと、とりあえずダッカは最後にじっくる見ることにして、
昨日北部の町シレットに移動した。

ガイドブックには4時間とも5時間とも書いてあって、「これは半日移動だな」と思い、
11時前にはバスターミナルに着いたのだが…。

バスターミナルに着くと客引きがやってきて、「シレットはこっちだ」と僕をバス会社に連れて行く。
別に客引きに着いて行くのは、よその国でもよくあることで、ふつうはすぐの便に乗れるのだが。。

時間を聞くと、「あと15分ぐらいだ」と言う。
同じように、客引きに連れられて来たバングラ人の青年もやってきた。
しかし、30分待っても、いっこうにバスが来る気配なし。
45分位して、ようやく案内の青年がやってきて、こっちへ来いという。
彼の後に、僕とバングラ人の青年がついて歩いていくと、
案内されたのはバスではなく、またバス会社の待合所のようなところ。
そこにはすでに何人も人が待っている。
時間を聞くと、そこの人も「あと10分位」という。

待つこと45分(笑)
けっきょく、バスターミナルで1時間半も待ち、12時半ごろようやくバスに乗ることができた。
このバスの待合所のチケット売りのにいちゃんに、「前のバス会社でいくら払った?250か?」
と聞かれ、「200だよ」というと、納得していたようなので、お金はボラれなかったみたいだが。

シートはくたびれているものの、まあ快適なほうなんで、「まあ、いいや」と思っていたら、
今度はバスターミナルを出てすぐのところで、満席になるまで客集め(おいおい)。
満席にならずも、発車。しかし、しばらく行ったところでまた客待ち。
なんとか満席になり、バスは出たが、なにせダッカはすごい渋滞。
市街に出るまで、なんだかんだで1時間もかかってしまった。
僕は、動き始めたらすぐに寝てしまったが。

市街に出てやっとすいすい行き始めたと思ったら、しばらくして今度はタイヤがパンク(笑)
やれやれ、今日はダメかなと思ったが、慣れているらしく、
さっさとタイヤ交換して、30分もしないうちに発車。

2時半ぐらいに15分ほど、お茶休憩。
おなかが心配なので、チャーとお菓子で空腹をうめる。
バスは各町へのジャンクションで停まって、客を集めようとするのだが、
どうも中・近距離の路線バスと競合するらしく、客を乗せてはいけないようで、
ジャンクションの交通整理のようや人に怒鳴られ、おまけに車体を棍棒でガンガンなぐられる(笑)
お客も、すぐ出るバスに乗りたいらしく、どんどん飛び乗ってくる。


3時半になっても、目的地の半分も来ていない。
これじゃ、いつ着くのかなという感じだったが、なぜか外が暗くなってくるころから、
今まで40~60kmで走っていたのに、80kmぐらいのスピードでガンガン飛ばし始める。
でも、結局シレットに着いたのは夜の七時。
所要6時間半、待ち時間入れて8時間。
こんなにかかるんなら、列車にすればよかったと後悔。
列車のほうが、疲れが断然少ないし。
まあ、田園風景はよかったけど。

シレットについてから、またホテルまでが一苦労。
リクシャーは場所を知らないし、途中で聞く人たちも、みな適当なことばかり教えるし。
結局、初めて来た僕が地図を見ながら、「あっちだ」「そこを曲がれ」と
指示をしながらたどりつく。リクシャーまかせだったら、絶対着かなかったな。

なぜ、このホテルにこだわったかと言うと、客室でネットが使えるから。
しかし、試してみれば、どこかが断線しているのか、つながらない。
信号自体来ていないので、ホテルの人間に元を直してもらい、
ようやく信号が来る。

が、遅い。
ひとつのメール送るのに、なんだかんだで10分。
このブログの投稿画面にたどりつくのも10分(笑)
途中歯を磨いたり、シャワー浴びたりしながらがちょうどいい。

やれやれ。

それではまた。
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by mahaera | 2010-01-24 03:11 | 海外でのはなし | Comments(0)

ダッカに着きました

ひとまずダッカに昨日着きました。
夜なのに、かなりの渋滞で、10kmほどの空港からホテルまでの距離に、タクシーで1時間もかかりました。

今日は現地の人と打ち合わせで何となく一日が終わってしまいました。
明日から本格的な取材です。

とりあえずバングラの名物料理?のフィッシュカレーを食べました。
川魚なので、小骨が多かったなあ。

それでは、今度ゆっくり報告します。
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by mahaera | 2010-01-22 01:45 | 海外でのはなし | Comments(0)

それではバングラデシュに行ってきます

ただいま、成田の第二ターミナルのヤフーカフェにいます。

これから34日間、バングラデシュに行ってきます。
しばらく、ブログの更新もままならないかもしれませんが、それは仕事をしているということで(笑)

お隣のインドは毎年行ってますが、バングラに行くのは今回が初めて。
旅慣れていても、初めての国は、いろいろと不安があるものです。
まして一ヶ月ちょっともあるので、準備不足が悔やまれます。

バングラデシュというと、ロック好きにはジョージ・ハリソン。
おださがのロックバーで、「バングラ行ってくる」というと、
みな「♪バ~ングラ、デーシュ」と歌ってくれます。

ま、どんなところか、向こうから、時間があると思うので、時折紹介しますね。
真夏の国かと思ったら、今は12~24度くらい。
東京で言えば5月か10月ぐらいの気温とのこと。

それでは。
帰国は2月22日です。
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by mahaera | 2010-01-20 09:51 | 仕事のはなし | Comments(0)

ドキュメンタリー「ソウル・ディープ」を観る

年始に毎晩放送していた、黒人ポピュラーミュージックの歴史を振り返る
ドキュメンタリー「ソウル・ディープ」
を見終わる。

新聞のテレビ欄で、BS-2はチェックしているのだが、これはBS-1の放送で、
気がつかず、初回(レイ・チャールズらの回)を見逃す。

イギリスのBBC製作で、このシリーズでは
以前に『ダンシング・イン・ザ・ストリート』というロックヒストリーものの名作があった。
あれのブラックミュージックの部分は、知らない部分が非常に多かったので勉強になった。

今回もあの流れを踏襲しているが、ブラックミュージックに限るということで、
ロック寄りでない人も取り上げるという感じたろうか。
2回めの放送の中心はサム・クックが果たした役割。
僕はこの人ほとんどノーマークで音楽聴いてきたので、知らないことばかり。

「ああ、これはこの人の曲だったんだ」ぐらいな感じだったので新鮮。
3回目がモータウン。これは知ってる。
4回目 サザン・ソウル オーティスやアレサの回だ。
5回目 ファンク革命 ジェイムズ・ブラウンとファンカデリック
6回目 ヒップホップ時代

イギリス製作のせいなのか、「あの人は紹介されないの?」という人も。
たとえば、マイケル・ジャクソンとかプリンスには一言も触れられない。
ホイットニーが批判的に紹介される(偽者)ぐらい。
結局ポピュラリティはあったけど、音楽的な先駆者じゃなかったという位置づけなのか。

僕が一番興味あるのは、サザンソウル~ファンクあたり。
このあたりの音楽、一度も自分ではやったことがないので、
今年は是非チャレンジしてみたいところではあるのだが。

同じく新年にBSでやった黄金の洋楽ライブ
「ジェイムズ・ブラウン/サム&デイヴ」も合わせて観たので、
ブラックミュージックで始まった新年という感じになった。
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by mahaera | 2010-01-18 11:46 | 音楽CD、ライブ、映画紹介 | Comments(0)

新聞の訃報を読んで エリック・ロメール、テディ・ペンターグラス、双葉十三郎

新聞を読むとき、何となく「訃報」の欄を最初に読んでしまうのだが、
一月もまだ半分なのに、僕が知っているような有名人がすでに何人も亡くなってしまった。

1月12日 エリック・ロメール 映画監督
89歳というから大往生だろう。
ヌーベル・バーグの主要監督だが、日本ではリアルタイムの公開作品が少なかったか、
またはゴダールやトリュフォーほどのシンパを得ることがなかったため、
それほど有名ではなかった。たぶん、80年代になり『緑の光線』が日本でもヒットし、
過去作品が公開され、「四季の物語」シリーズが順調に公開されて知られるようになったと思う。

個人的にはデビュー作『獅子座』(1959)は、ちょうど映画の設定と同じく、
バカンスシーズンで地元民がいなくなったパリで見たので、印象深い。
基本的には、男女の恋愛や女子の友情を、軽快なお喋りで描くという作風で、
しばらくすると、どれがどの作品だったかわからなくなってしまう。
まあ、一貫しているといえば一貫しているのだが、
そのお喋りに身をゆだねているのが心地いいのだ。
『クレールの膝』、『満月の夜』、『友だちの恋人』、『レネットとミラベル/四つの冒険』
『冬物語』、『秋のソナタ』
などよかったなあ。

1月14日 テディ・ペンターグラス R&B歌手
ガンの手術後、合併症で死去。59歳。
黒人音楽好きには有名な歌手だろうが、僕はずっと名前だけでどんな人なのか知らなかった。
たまたま昨年に「LIVE AID」のDVDを中古で買ったら、当時テレビで観ていないシーンがあった。
それはアシュフォード&シンプソンのステージで、車椅子で登場したテディ・ペンターグラス。
その前年に交通事故で下半身不随となった彼の歌声は、この五枚組ディスクの中でも、
最高の感動ものだった。また、あのシーンを見てみよう。

12月22日 双葉十三郎 映画評論家
亡くなったのは昨年末だが、訃報を知ったのは1月16日の新聞で。
99歳。大往生だ。
70年代に映画雑誌「スクリーン」で育った僕にとっては、
映画評価の基準が自分に身につくようになるひとつの目安が、
双葉十三郎氏の「ぼくの採点評」だった。
この星の点数を見て「自分だったらもっと高得点」とか「高得点だから見なきゃ」と
思っていた中学生時代が懐かしい。どうでもいい映画までちゃんと観ていたことに敬服。

あと、「目玉おやじ」の吹替えの田の中勇さんも1月13日に亡くなっていた。
77歳。この方についてはほとんど知らないが、あの声が聞けなくなるかと思うと、
また何か大事なものがなくなっていったような気がする。
「おい!鬼太郎」
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by mahaera | 2010-01-17 16:32 | 日常のはなし | Comments(1)

2009年 マイ・映画・ベストテンは

旅行人の旅シネに2009年の僕の映画ベストテンを他の執筆者とともに掲載しました。


順位は以下の通り。

1.戦場でワルツを(アリ・フォルマン監督/イスラエル、ドイツ、フランス、アメリカ)

2.グラン・トリノ(クリント・イーストウッド監督/アメリカ)

3.アバンチュールはパリで(ホン・サンス監督/韓国)

4.それでも恋するバルセロナ(ウディ・アレン監督/アメリカ、スペイン)

5.ウォッチメン(ザック・スナイダー監督/アメリカ)

6.フィッシュストーリー(中村義洋監督/日本)

7.チェンジリング(クリント・イーストウッド監督/アメリカ)

8.あんにょん由美香(松江哲明監督/日本)

9.きつねと私の12か月(リック・ジャケ監督/フランス)

10.倫敦から来た男(タル・ベーラ監督/ハンガリー、ドイツ、フランス)


詳しい感想はこちらを読んでください。


あと、『ドキュメンタリー頭脳警察』についてこのブログや旅シネで書いたことが、

公式ブログで取り上げられました。
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by mahaera | 2010-01-17 00:49 | 映画のはなし | Comments(0)

新作映画評 ピーター・ジャクソン監督の新作 『ラブリー・ボーン』を観た

ラブリー・ボーン The Lovely Bones
2009年/アメリカ

14歳で殺された少女が、死後の世界から愛する人々を見つめる
スリラーとファンタジーを融合させたピーター・ジャクソンの新作

公開:1月29日より全国ロードショー
公式HP:www.lovelyB.jp

スージー・サーモンはアメリカの郊外住宅地に住む14歳の女の子。
仲の好いパパとママ、そして妹と幼い弟と暮らしている。
目下の関心事は、同じ学校の上級生レイのこと。
初めてデートに誘われたスージーだが、学校の帰りに
近所に住むミスター・ハーヴィーに殺されてしまう。
1973年12月6日のことだった。
最初は自分が死んだことに気づかないスージーだったが、
家族の悲しみを見るうちに現世と天国の間の世界にとどまる事にする。

ストーリーを読んでもどんな映画なのかピンとこなかった。
そして映画を観終わった今も、この映画をうまく人に伝えられない。
郊外住宅地で起こった陰惨な殺人事件。犯人は近所に住む男だが、
疑われることなく、生活を続けている。
死体も発見されず、少女の家族の悲しみは大きい。
物語の骨格は家族ドラマであり、事件は解決されるかというサスペンスだが、
それを死後の世界にいる死んだ少女に語らせるのがユニークな点だ。
かといって、幽霊が出てくるホラーではない。
家族は時おり少女の存在を感じはするものの、姿を見るわけではないし、
対話が出来るわけでもないのだ。

死後の世界はCGを駆使したファンタジー場面として描かれる。
そこは少女が自由に思い描く世界で、
トウモロコシ畑に体が沈んでいくシーンや、
帆船の入った巨大なボトルが海岸で砕けるシーンのイメージはすばらしい。
一方、現実世界では、両親、
とりわけマーク・ウォールバーグ演じる父親の悲しみが痛々しい
犯人役の俳優を含め、出演者たちはみな熱演をしている(とりわけ主演のシアーシャ・ローナン)。
しかし、どうも全体ではそれがうまく生きていない。
少女が殺されるシーンや、犯人を疑い始めた少女の妹に危険が迫るシーン
などはスリラー演出でハラハラさせるのだが、それがどうも
ファンタジックなシーンとのバランスを欠いているような感じなのだ。

だから、シーンが切り替わるたびに、何か居心地が悪い感じを受けた。
視点ばかりか、演出方針が変わってしまうような感じなのだ。
多分、犯人の生活などを丁寧に描きすぎたために
(そしてそれが出来が良くて印象に残りすぎてしまったために)、
物語の流れの軸がブレてしまったためだろう。
もちろんいいところあるのだが、期待が大きかったためか、
そのあたりが残念な出来になってしまった。(★★★☆前原利行)

旅行人HP旅シネに掲載しました(同じもの)
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by mahaera | 2010-01-16 11:59 | 映画のはなし | Comments(0)