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旅行・映画ライター前原利行の徒然日記

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最近の仕事 地図作って試写『アイアンマン2』

先週半ば、長く続いていた「インド」の仕事が一段落した。
といっても完全に終わったわけではなく、明日、「色校」といって、
もう手を入れて直せる最終段階のバージョンができてくるわけですが、
これは2~3日でみて、返さなきゃならないし、もうここまで来たら、
大幅なレイアウト変更とかできない。

で、週の後半、羽を伸ばしていたかというとそうでもなく、
インド取材に行く前に取材に行っていた、バングラデシュの地図を地味に作っていた。
ガイドブックにのっている地図の下図なんだが、これがけっこう手間。
本の縦横比は決まっているので、どういうトリミングで作ろうか、
あれこれ考えてしまうし、またいい下図となる地図を選ぶのが一苦労。

苦労して現地のゆるい地図を手に入れたのは昔の話で、
いまやGoogle Mapもある時代だが、どれも一長一短。
Google Mapも、第三世界レベルだとけっこうまちがってるし、
Google Earthの航空写真をみながらやるのが確実ということになる。
しかしGoogle Earthをトレースして線を引くのもまた大変で、
結局はいくつかの地図を見比べながら、作ることになる。
そんなこんなで、悩みながらダッカの地図4枚作るのに、一週間近くかかってしまった。

そうは言いながら、26日水曜の夜は西荻のセッションへ。
ボーカルが少なかったこともあり、インストが多く、
これまた生まれて初めて、「バードランド」(ほぼイントロだけだが…)をやる。
しかし録音聴きなおすと、自分のリズムの悪さ、遅れているのが気になる。
個人練習する時間がなく、ここのところ家ではほぼキーボードにさわっていないが、
なんとかせにゃ。

27日木曜日、立て続けに8~10月の仕事の予定がきまる。
また海外取材だ。タイとインドネシア。
というわけで、8~10月中旬まで、バンド活動はひとまず休業。
ということは、その前にやっとかなきゃ(笑)

28日金曜日、昼はパラマウントの試写室で、夏の公開作
『アイアンマン2』、『ヒックとドラゴン』を見る。
しかしメジャー作品、続けてみたら、目が回った。
いつもはしっとりとした映画ばかり見ているせい?

『アイアンマン2』、かかるのはAC/DCばかりで、
ブラックサバスの「アイアンマン」、今度はスルー?
まあ、ハリウッドのすごいところは、中身のない話を
とことんプロフェッショナルに映画に仕上げ、エンタテインメントにしていること。
これが邦画だったら、途中で興ざめしてしまうけど、
最後まで映画の中だけのリアリティで、きちんとみせてくれる。
たとえば、出てくるメカのデザインひとつとっても、
いい大人がいろいろ試行錯誤して、出てきたものと感じる。
邦画だったら、きっとデザインの代案があまりなく、
仕方なく選んだとか、美術監督に誰も逆らえなかったとか、
ダメ出しがやっぱり少ないような気がする。
仮面ライダーを豊富な資金と一流のスタッフで作ると、
こうなるって感じで、たいした話じゃないけど、それなりに楽しめた。

今回、敵役はミッキー・ロークで、いい役者だなと初めて思った。
好きな女優のグウィネス・パルトロウは出ているが、
悲しいかな前作に引き続き、この映画の彼女の役は誰がやってもいい印象はぬぐえない。
彼女だけじゃ、女不足とおもったのか、今回投入された
スカーレット・ヨハンソンの「旬」ぶりに比べて悲しい。

といわけで、今日のテーマ曲は『アイアンマン2』のエンディングに流れる
AC/DC「地獄のハイウェイ」だ!
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by mahaera | 2010-05-30 22:46 | 仕事のはなし | Comments(4)

マハエラ的カルト映画館 『ラ・スクムーン』 ジョゼ・ジョバンニ監督 その2

この映画、まずオープニングにしびれる。
教会の中で、殺し屋にお金を渡して、指図する男。
日の当たる屋外で、イスに座り、靴磨きの少年に足を出すベルモンド。
その景色の後ろのほうに、突然殺し屋が現れる。
さっと振り向き、一瞬のうちに、殺し屋を打ち倒すベルモンド。
画面奥のほうへ歩いてくベルモンド。死んだ殺し屋の後ろの家の扉があき、
手回しオルガンを抱えたメキシコ人が出てきて、映画のテーマが流れ出す。

画面はそこからタイトルシーンに変わり、暗闇の中から
映画のテーマを弾きながら手前に歩いてくるメキシコ人のアップに切り替わる。
そして『ラ・スクムーン』(死神)のタイトルが。まるでホラー映画だ。

この映画で一番印象に残るのは何かと聞かれたら、十中八九の人が
この手回しオルガンによる、メインテーマと答えるだろう。
僕もそうで、小学校のときに親が買った
映画音楽のオムニバスLPのなかでこの曲を見つけ、繰り返し聴いていた。
映画をテレビで見たのはその数年後だったが、そのメロディーはしっかり覚えていた。
とてもいいメロディーだ。この映画自体では音楽が流れるシーンが少ないので、
要所要所にこのメロディーが流れるたびにほっとする。
悲しいんだか、陽気なんだか、わからないメロディー。
音楽はフランソワ・ド・ルーペ。

二挺拳銃のベルモンドがカッコいい。
とくに映画が始まって1時間ほどのアメリカ黒人ギャング団との戦い。
ここが映画で一番の見せ場なのだが、ふつうの映画と違い、
このあとの刑務所のシーンが長い。
刑務所なので、撃ち合いもなく、兄貴分とただ、出所を待っているのだ。
もちろん脱獄計画を練るのだが、ベルモンドの片腕のメキシコ人が、
あっさり殺されてしまい、ちょっと驚く。この男がいれば、安心なのに。

映画は大きく三つの部分に分かれていて
兄貴分の復讐を果たし、暗黒街でのし上がっていく
刑務所の中で兄貴分に再会、戦後は地雷撤去の仕事を
初老になって出所し、用心棒をしながら再起をはかる
という構成だ。その真ん中の部分が、意外に長く、映画全体としてはバランスが悪い。
妻はここの部分で、映画から脱落してしまった。

そして、映画のラストは、ふつうだったら派手な銃撃戦で盛り上がってほしいところだが、
兄貴分を殺され、愛する女性も入院と痛めつられた後、
殴りこみにいく後姿で終わってしまうのだ。
今だったら、きっとここで終わらないだろうなあ。
しかし、あらためて見ると、主人公のベルモンドの行動はすべて兄貴分のためで、
自分のために自らが暗黒街でのし上がろうという意欲はなくみえる。
そんな彼が、兄貴分(腕っ節は強そうだが頭は悪そう)が死んだら、
もうやることはないのだろう。

このDVD、一時期は高値がついていたそうだが、今は廉価版で買える。
ぜひ、あの哀愁のメロディーを聴いてほしい。
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by mahaera | 2010-05-29 10:15 | 映画のはなし | Comments(0)

マハエラ的カルト映画館 『ラ・スクムーン』 ジョゼ・ジョバンニ監督 その1


この映画を見るのはテレビで放映されていた、高校生のとき以来だから、
おそらく30年ぶりの再見だ。
わかる人にはわかる、わからない人にはわからない
そんな人を選ぶ作品だ。

1930年代のマルセイユ付近の町。
ギャングのボスの罠にかかって投獄された兄貴分を救うため、
「ラ・スクムーン(死神)」というあだ名を持つジャン=ポール・ベルモンドがやってくる。
ベルモンドの命をボスは狙うが、たちまち返り討ち。
ボスが持っていたカジノや娼館を手に入れ、弁護士を雇って、
兄貴分の裁判費用にあてる。兄貴分の妹(クラウディア・カルディナーレ)の面倒もみて。
しかし兄貴分は20年の刑を宣告され、刑務所に。
兄貴分の脱獄を計画するベルモンドだが、そのころアメリカ黒人ギャングが、
縄張りに進出。店を襲撃する。
銃の名手のベルモンドは、ギャング団を1人で倒すが、自らも負傷。
警察に捕まり、兄貴分と同じ刑務所に。
一緒に脱獄を計画するが、あえなく失敗。
やがて第二次世界大戦が始まる。
戦争が終わっても2人は刑務所の中。
刑期を短縮するために、不発弾処理の作業に志願するも、
兄貴分は片腕を失う。

数年がたち、刑期を終了して出所したベルモンドは、
暗黒街の用心棒として暮らしていた。長い年月は彼の髪を白くしていた。
片腕を失った兄貴分は、すさんだ生活を送っており、
ベルモンドは彼を立ち直らせようと、荒っぽい手段に出て、
自分が用心棒している賭博場を乗っ取る。
しかしそれが仇となり、仕返しに来たギャングに兄貴分は撃たれて死亡。
兄貴分の妹も重傷を負う。
ベルモンドは仲間の制止を振り切り、ひとり殴りこみにいく。
階段を上っていくベルモンドの後姿に、哀愁のメロディーが流れる…。


これは1960~70年代に多く作られ、日本でも人気のあった
フランスのノワール(暗黒)映画の一編で、
当時、日本でもヤクザ映画が全盛だったことを考えると、
そんな時代の空気があったのだろう。
ロックやラブ&ピースとは関係ない、ヤクザな雰囲気に浸る、
ロック史とは関係ないそんな人たちもいたのだ。

この項つづく

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by mahaera | 2010-05-28 11:20 | 映画のはなし | Comments(0)

『絶対音感』 最相葉月 を読む

『絶対音感』 最相葉月 小学館

1998年に刊行されたベストセラーを、「再び」読む。
「再び」と書いたのは、前に読んだことを忘れて、また読み出したからだ。
映画を途中まで見て、「あ、これ見たことがある」というのはよくある話だが、
本でもそんなことに。歳とったのか、その本に印象がなかったからか。

さて、「絶対音感」どころか、音感がない僕には、音感がするどい人はうらやましい。
家で曲をコピーするとき、メロディーがとれなくて苦労するが、
脇で聞いていた妻は、難なくすらすらとその音をピアノで弾ける。
前にも、「一度聴いたメロディーは、すぐにピアノで弾ける」
という友人がいたし、昔バンドを組んだ友人は、
テープで聴いた曲(サンタナですが)を楽器を持たずに、
コード譜に起こしていた。
で、「ああいう能力があれば、僕ももっとうまくなるのに」と
ずっと思っていた。

さて、絶対音感とは何か。
この本では、すべての音がドレミで聞こえてしまう人のこと。
すべての音をピアノの鍵盤に対応させられる人を指している。
たとえば、音楽でない音、自動車のクラクション、
コップがぶつかる音にも音階が付けられるし、
目隠しで、和音を弾いたときに、構成音がわかる。
もちろん個人差があり、ピアノならわかるが、他の楽器ならわからないとか、
音程の狂った音には弱いとかはある。
また、ピッチがA=440Hz以外だと、気持ち悪くて不快に感じたり、
A=442~3Hzでも気にならない人もいる。

本では、最初はそうした人の事例を多く紹介。
自分の普段使っている楽器ならわかるが、他の楽器ならわからないとか、
移調されても不快に感じないとか、個人差があることも述べる。
人によっては移調されると、とてもつもなく気持ち悪く感じるようだ。

次に日本人に絶対音感保持者が多いことを述べ、
それが西欧音楽を日本に取り入れたときの教育の仕方によるものではないかと、
音楽教育の歴史をふりかえる。
絶対音感を身につけさせるのは、日本の音楽教室特有のことらしい。

そして最後は、ヴァイオリニスト五嶋みどりの一家、おもにその両親の話になる。
英才教育をする母親、反発することなく母の教えを受け、成長していく娘。
一方、絶対音感を持ちながら、のびのびと学んでいく弟の姿が
対照的に描かれる。

この本を読んだことを忘れてしまったのは、
「絶対音感」の秘密がわかると思って読んでいたが、
結局、秘密を解くことはされず、落としどころが家族の話になり、
印象がぼやけてしまったからだろう。
最初は面白いのだが、中盤から、その面白さが半減していく感じ。
だから、10年もしたら、読んだことを忘れてしまったのかもしれない。

僕のような、音感がないものにとっては、絶対音感保持者はうらやましい限りで、
やっかみで「それは音楽の良さとは関係ない」と言ってしまうが、
音楽やるなら、やはりあったほうがいい。
昨日も、簡単な3音が一発でとれず、つくづくそう思った。
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by mahaera | 2010-05-26 10:23 | 読書の部屋 | Comments(0)

おださがスクール・オブ・ロックのセッションに参加

久々に地元スクール・オブ・ロックのセッションに行ってみた。

前回の自分のライブの後、ずっと思っていたこと。
「キーボード、練習するより、歌の練習したほうがいいんじゃない?」

何だか、キーボードの技術が向上すれば、歌もつられて良くなると錯覚していたみたい。
もちろん、キーボード、うまくはなりたいんだけど、
最初から「そこそこ弾けるようになりたい」程度の目標だったし。
人生残り少ないけど(笑)、その中でも音楽に使える時間は限られている。
技術を磨くより、曲作りにもっと時間をかけたい。
僕の場合、人が歌ってくれることがベストだが、
その前に自分がやんないと、誰もいい曲だと思ってやってくれないしね。

で、珍しく、スクールに行って、歌を歌った。
ここで歌うの半年ぶりぐらいかも。
歌モノの曲においては、歌を歌うことは、
ただ楽器を演奏するのと、考え方が異なる
。僕は。
人によるのかもしれないが、楽器をバンドで演奏しているときは、
僕はバンドの演奏の流れの一部となっている。
でも、歌うときは、意識的に他のメンバーを引っ張り、合図を送る。
「仕切る」感じが必要だ。
別に出たがりじゃないが、それはそういう役割なのだ。

今回は最初はビートルズだったが、なんかセッションというよりなぞっている感じだったので、
自分の簡単な曲で、セッションぽくもっていこうとした。
セッションは終わりが見えてないほうがいい。
ビートルズも好きだが、構成をなぞることが多いので、終わりが見えている。
それより、
「次は誰がソロやるの?」
「俺が次、ソロやりたいけど、やっちゃっていいのかなあ」
「ソロ、もう一回りやるの? せっかくエンディング決めたのに」
「あれれ、もう一回あんのか」
などと、演奏中に数人の思惑が感じられるのが、面白い。
きっと数秒のことなだろうが、演奏中はもっと長く感じられるのだ。

そんなとき、歌も、どんどん崩していく。
このコード進行でどこまでできるのかとか。
即興で歌詞を作るのは苦手なんで、ありものの歌詞に別のメロをつける。
うまくないんで、成功率四割(笑)
でも、「これもありか」と思える瞬間がときどきくる。

それは初めて合わせる人(当然その曲は知らない)が出すフレーズに、
「そうくるか!」と思う新鮮さかもしれない。

音楽は一瞬のもので、同じものは二度と再現できない。
録音したものも、また別物だ。
今日はそんな思いを感じながら、演奏した。
歌、ギター、キーボード、ベース。楽器はまあ、何でもいい。
大事なのは自分の演奏ではなく、全体のサウンドだ。
 
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by mahaera | 2010-05-23 01:24 | ぼくの音楽・バンド活動 | Comments(0)

マハエラ的カルト映画館 『ダニー・ケイの天国と地獄』

この映画、子供の頃にテレビで見て印象的だった。
もちろん、ストーリーを全部覚えていたわけじゃない。部分部分なんだが。

ダニー・ケイは1940~1950年代に活躍したアメリカのコメディアン
歌も踊りも得意だが、ミュージカルスターというわけではなく、
音楽を題材にしたネタのギャグを、自分の得意技としていた。
代表作はビング・クロスビーらと共演の『ホワイト・クリスマス』
空想がちな男を演じた『虹を掴む男』
実在のコルネット奏者の半生を描いた『五つの銅貨』
日本では谷啓の芸名が、ダニー・ケイの名前を参考にした。

この『天国と地獄』のストーリーはこうだ。
ステージ芸人の兄は、ある殺人事件の目撃者となり、
法廷で証言するのを恐れた犯人の仲間によって殺されてしまう。
一方、図書館で勉強することしかできない双子の弟がいる。
2人は瓜二つ。
この堅物の弟の前に、死んだ陽気な兄の霊が乗り移る。
そして、ステージにあらわれ、めちゃめちゃな芸を。
死んだはずだと思っていた男が現れ、ギャングたちは
再び主人公の命を狙いだす。

とまあ、こんな感じだが、基本的には
ダニー・ケイの芸を見せるためのストーリーといっていい。
オープニングでは、バリ島もどきのダンス(タイやインドも混じっているが)と歌。
1950年ごろだと、まだテレビ以前の時代だから、情報も少なかったんだろうなあ。
というか、最新の音楽を取り入れていたのかも。
ミュージカルシーンは物語を停滞させると、子供の頃は思っていたのだが、
いまはその逆。ビートルズの映画なのに、ドラマばっかりじゃというのと同じ。
で、劇中の歌や踊りがとても楽しいのだが、
クライマックスのオペラのシーンがハイライトか。

犯人に追われた主人公は、真実を告げようとオペラ鑑賞中の検事のもとへ。
ところが犯人たちに見つかり、楽屋に逃げ込んだ主人公は
オペラの主役の衣装を身にまとう。
そこで本番が始まり、エキストラたちに担がれた主人公は
舞台へ無理やり連れて行かれ、歌を歌わなければならない羽目に。
相手役の女性の歌に合わせて、適当なイタリア語で歌う主人公。
やがて観客席の中に検事の姿を見つけ、英語で犯人たちのことを歌いこもうとする。
それを歌いながら阻止しようとするオペラの共演者。
指揮者は頭を抱え込むが、観客にはわからないし、大うけする。

まあ、ありえない能天気な話だが、何度見ても楽しい。
レンタルDVD店の棚にあったら、借りてみてほしい。
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by mahaera | 2010-05-22 10:09 | 映画のはなし | Comments(0)

『インド三国志』 陳舜臣 を読む

『インド三国志』 陳舜臣 講談社文庫

ちょうどインドの仕事をしている最中なので、この本を手に取った。
「三国志」というと、中国のあの「三国志」のように、
ドラマチックな英雄たちの戦いをイメージするが、
ここでは司馬遼太郎作品のように、
ドラマと解説を同じくらいの割合で織り込んだ、
さらっとした読み物になっている。

時代はムガル帝国最盛期のアウラングゼーブ帝の時代。
ライバルの兄弟たちを次々に倒し、
タージマハルを建てた父王を幽閉して、帝位についたアウラングゼーブ。
敬虔なイスラーム教徒だった彼は、
それまでの多宗教国家をイスラーム優位の国にしようとする。
そのアウラングゼーブに立ち向かったのが、
デカン高原で反旗を翻したヒンドゥー教徒の集団マラーター勢力で、
その指導者がシヴァージーだ。
そして三国志だからもうひとの勢力が登場する。
これは当時、インドに足がかりを築き始めた、
イギリスやフランスといった西欧勢力だ。

日本では馴染みの薄いシヴァージーだが、インドでは有名な英雄だ。
彼はインド全土を統一しようとしたムガル帝国に、
インドで唯一対抗した勢力の代表で、そのためか西インドではよく
シヴァージーの名前を冠した建物や施設、そして銅像をみる。
たとえばインド最大の都市ムンバイーの空港名は、
チャトラパティー・シヴァージー空港だし、
世界遺産にも登録されているムンバイーのヴィクトリア駅は、
現在チャトラパティー・シヴァージー駅と改名されている。
そしてムンバイー随一の博物館、プリンス・オブ・ウェールズ博物館も
現在はチャトラパティー・シヴァージーの名を冠した博物館に改名されている。
ヒンドゥーの偉大な英雄として、インドでは今も彼は英雄なのだ。

で、この『インド三国志』。
連載できる媒体が転々としたらしく、最後は尻切れトンボ。
未完で終わっているのが残念だ。
いちおうシヴァージーの死までは描いているものの、
ドラマとしては盛り上がりに欠けて急ぎ足になっているのが残念だ。
でも、馴染みの薄いインド史の中でも、
さらに馴染みの薄い時代を描いているので、文庫で350ページというボリュームでも、
入門編としてはいいかも。これ以上詳しくても、ふつうの人には厳しいかもしれない。
ということで、インド、とくに西インド、デカン高原を訪れる予定の人にはおすすめだ。

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by mahaera | 2010-05-21 18:31 | 読書の部屋 | Comments(0)

ポールが生放送中

ポール・マッカートニーが現在、生放送中です。
ツアーについて語っているのかな?
でも世界で4000人しか、この放送見てないのかな。

http://www.ustream.tv/paulmccartney
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by mahaera | 2010-05-21 01:23 | 音楽CD、ライブ、映画紹介 | Comments(0)

追悼 ロニー・ジェイムズ・ディオ

16日、ロニー・ジェイムズ・ディオが癌で亡くなった。

メタルファンでない僕だが、高校時代にレインボーのコンサートに行った。
そこで、レコード通りの、ハイトーンボーカルを聞かせていたのが、
ディオだった。好きなタイプのボーカルではないが、
いつも安定した音程で歌っており、
その点が他のメタルバンドよりも「うまさ」を感じさせた。

そのディオの死を知ったのは朝刊だが、
その略歴に記された年齢を見てちょっとびっくり。
67歳、1942年生まれというから、思っていたよりも年齢が高い。
ジョージ・ハリスンよりも1歳年上といえば、「え?」と思う方もいると思う。
イアン・ギランより3つ上、ロバート・プラントより五歳上、
デビッド・カバーディールと同じくらいかと思っていたら、なんと9歳年上。
レインボー来日時はすでに30代後半だったはず。
そうそうボブ・ディランより、1歳年下と思うと、
あの声量のあるハイトーンボーカル、感心します。
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by mahaera | 2010-05-19 21:22 | 音楽CD、ライブ、映画紹介 | Comments(0)

渋谷テラプレーンのロックセッションに行ってみた

昨日は仕事が忙しく、編プロを出にくかったが、
前々から西荻でお会いしているマッドマックス・ヒロさんに声をかけられていたので、
渋谷のテラプレーンという店で行われるロックセッションに行ってみた。

場所は道玄坂の百軒店のあたり。
昔、ここにあるロックバーBYGによく行ったものだ。
八時過ぎ、地下を降りていくとすでにこれから演奏が始まるという感じ。
レギュラーバンドと異なり、今回は黒子に徹しようと、コードだけ覚えていった。
まあ、土曜に自分のバンドが終わるまでは、そっちが心配だったんで、
とくにこのセッション用に練習はせず、またオリジナル演奏を聴き返しもしなかった。

やったのは
Long Train Running、I Shot The Sherif、Sunshine of your Love、
Little Wing、Red House、Born To Be Wild、Alright Now、
Communication Break Down、雨を見たかい、Proud Mary、
White Room、Paranoid、Jumpig Jack Flash
Burn、Highway Star、Come Together
と西荻のセッションではおなじみのものばかり。

まあ、バッキングなんで、展開も覚えていかず、
適当に合わしていたけど、Little Wingがデレク&ドミノスバージョンで、
一音高いキーってことを知らずに、
出だしからコケてしまいました(笑)
F#mだったとは。あとはハイウェイスター、Aと思い込んでいたら、
出だしがG。一音違っていた。
これもBurnも、ソロのところで展開が変わっていくので、
やっぱり聴いていかないと、無理だったなあ。

印象的だったのは、サラリーマンらしきおじさん(といっても僕とそう変わらないかも)が、
何を歌ってもロバート・プラントのように絶叫してしまうところ。
「ワイルドで行こう」も「天国への扉」も、プラントのよう(笑)
曲が変わっても、芸風、崩さないなあ~、と思って見てました。
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by mahaera | 2010-05-19 18:15 | ぼくの音楽・バンド活動 | Comments(0)