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旅行・映画ライター前原利行の徒然日記

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ARABAKI ROCK FES 第二日目 その2 仲井戸麗市

14:50 仲井戸麗市の津軽のまほろばセッション

これは、チャボが現在組んでいるトリオ3Gに、キーボードが入った編成。
3Gとは、ドラムに村上秀一、ベースに吉田健、そしてチャボという
3人のグレーテストでもあり、3人のじいさん(笑)でもあるという。

実はRCサクセションは聴いていたが、その後のチャボのアルバムは
まったく聴いていない。
しかし歌を聴いていると、もうほぼチャボはキヨシロー化しているのがわかる。
声質なんかはまったく違うのだが、リズムの取り方とか、
言葉の切り方とか。一緒にバンドを長年やっていると、
そういうところが似てくるのか。

先月見た下北沢のときもそうだったが
キース・リチャーズばりのギターは健在。
ドラムのポンタはパワフルかつ、繊細なドラミング。
CCRのカバーなど入れつつ、
中盤にゲストが入り、2曲ずつ歌う。
1曲はチャボのカバー、1曲は自分の曲という構成だ。

最初は曽我部恵一
この人、昨年までほとんど知らなかったのだが、
いい感じで年をとってきている人だという感じ。
人柄もよさそうだ。
歌も安定して、聴き応えがあった。

次が寺岡呼人
彼が、チャボ(RC)あこがれて作ったという曲
「酔いどれジョニー」はなかなかの感動ものだった。
自分があこがれている人と同じステージに立ち、
自分がささげた曲で共演できるというのは、
やっぱり感無量だろう。
涙ぐんでいたようにもみえた。

そして土屋公平
ストリートスライダースってもうないんだっけ?
意外にフォークだった。

1時間半に及ぶ、チャボのステージのラストは、
全員による、「雨上がりの夜空に」

この曲、もう日本のジョニーBグッドですねえ。

周りを見回すと、年齢層高い。
子連れもいるし、まあ、フェスでもこうしたベテラン
必要だなあ。

続く
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by mahaera | 2011-08-31 08:28 | 音楽CD、ライブ、映画紹介 | Comments(0)

ARABAKI ROCK FES 第二日目 その1

さて、二日目。
やっとの思いで起きて、朝マック。
チェックアウトして、次なるホテルへ移動。そして荷物を預けてバス乗り場へ。

うーん、長蛇の列だ。
ここでも段どりが悪いのか、乗車がなかなか進まない。
10時過ぎに並び始めたが、結局乗車にまたも1時間かかってしまった。
これで午前中の、子供バンド、POLYSICSは断念。
市内から会場までは、約1時間。
子供は虫取りに意欲を燃やしているが、
こちらは今日はゆるゆるとやることにする。

13:10 the telephones
最初に見たのが、これ(笑)
ディ~~~~スコーッ
とばかりに、ギター&ボーカルが叫べは、
キーボードは人間ミラーボールと化して踊り狂う。
確信犯的なこのバンド、けっこう好きです。
とにかくロックの高揚感を追求した感じで、曲のよしあしじゃなく、
こっちもディ~~~~スコーッと叫びたくなる。
息子は後ろの芝生で寝転がる。

14:30 妻は息子を連れ、レキシのステージへ。
僕はTSUGARUステージへ移動。
仲井戸麗市のまほろばセッションへと向かう。
人が少ない。。。
まあ、若手中心のイベントなんで、こんなもんなのかなあ。
それでも端っこの最前列で、ライブがはじまるのを待つ。

14:50 スタート。
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by mahaera | 2011-08-31 01:40 | 音楽CD、ライブ、映画紹介 | Comments(0)

ARABAKI ROCK FES 第一日目 その2

続き

18:55
この日、ラストはハナレグミのセッション

この人、歌はうまいし、アレンジもかっこいいんだが、
どうも曲がいつも覚えられない。
テレビやCDで何度も聴いているんだが、
「サヨナラCOLOUR」ぐらいかな。
すぐわかるの。

で、この夜も、いろいろゲストを入れつつの1時間半。
気持ちよく楽しめたが、相変わらず曲を覚えることができなかった(笑)

さて、20:30ごろ、メインステージ終了。

仙台駅へ向かうバスへ乗車しに向かう。
しかし係員の段取りが悪く、列が進まない。
乗車に1時間もかかってまい、ホテルに戻ったのは11時半近く。
もう、ボロボロに疲れていて、シャワー、酒、即寝るって感じ。

前の日、夜行バスだったんで、久々のベッドに泥のように眠り込む。
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by mahaera | 2011-08-31 01:28 | 音楽CD、ライブ、映画紹介 | Comments(0)

ARABAKI ROCK FES 第一日目 その1

ARABAKI ROCK FES終了。
二日間、睡眠時間を削って観ました。
昨日は、ブログ書いている間に、眠くてベッドに撃沈。
もう一度、ここに書き足します。

第一日目は、会場にまず10:00ごろ着き、
11:00 SEKAI NO OWARI
ライブは初めてのこのバンド。
曲は「虹色の戦争」「天使と悪魔」「インスタントラジオ」などだいたい知っていた。
しかしちょっと打ち込みが弱い感じ。
生ドラムじゃないしね。音のメリハリがもちっとほしい。
それでもフェス2日間通して、息子が一番印象的だった曲は
「虹色の戦争」
だとか。
♪生物たちの虹色の戦争、あなたが殺した~♪
ってすごい歌詞だよね。

12:10 LOVE PSYCHEDELICO
前から観たかった、好きなグループ。サウンドは大好き。
しかし歌も含めて完成され過ぎて、音楽が息苦しくなっている気もする。
なんか続けて聴くと、歌もテンポも一本調子で。
「レディ・マドンナ」とかいい曲だけど、いまだにこれが一番いい気もするし。

13:20 モンゴル800
ほとんど音だけ、ちょこっと聴く。
このバンド、わりと好きなんだけど、妻の要望で「くるり」のステージへ。

13:40 くるり
メインステージは人でいっぱい。途中から入るのはあきらめて、
後ろのほうにシートを敷いて基地を作る。
ちなみに僕は「くるり」あまり興味ありません。

14:40 東京スカパラダイスオーケストラ
ステージ向かって右脇から前のほうに行って見る。
太陽が出てきて、最高に暑い。そして逆行で、顔に日が当たる。
この40分のステージで、あっという間に日に焼けました(笑)
スカパラ好きだけど、曲名はほとんど知らない。
この時も、やっている曲はほとんど知っていたけど、
タイトル書けないのが残念。
もちろんスカパラはいつだって全力投球のライブバンド。
会場盛り上がり、楽しいときを過ごす。

ここで、妻、斉藤に備えて、前のほうへ移動。
僕は次のCoccoに興味がなかったので、
子供と虫とりをしながら、入り口に近いステージへと移動。
しかし、距離は「徒歩20分」とあるが、実際は30分はかかってしまう。
スカパラで疲れたせいもあり、少し休んで行く。
見たかった「真心ブラザース」にはとうてい間に合わない。
歩いている途中のHATAHATAステージで、
スチャダラパーが始まりあきらめた。

Banetsuステージに着いたら、ちょうど真心終わった後のよう。
歩きつかれた僕は芝生にごろり。
子供は小川でオニヤンマを捕獲しようと出て行く。

16:50 Yanokamiスタート。
これは矢野顕子とレイハラカミのユニットだが、
レイさんが遠いところに行ってしまったので、矢野さんのひとりステージ。
打ち込みをベースに矢野さんの歌と演奏。
お客もみんなのんびりと聞いている。
僕も立ち上がらずに、後ろでのんびり。
荒井由美のカバーや、坂本龍一の「チベタンダンス」などを聴いたあと、
ゲストのタブラ奏者U-zhaanが加わる。
このあたりで、僕は子供を連れて、メインステージのほうへ。

17:20 EGO WRAPPIN'
通りかかったHATAHATAステージで、エゴラッピン。
これもわりと見たかったので、子供を後方に置いて、前のほうへ。
迫力のボーカル。トランペットとサックスの二管編成が、
今の自分のバンドに近いので、興味あり。
しかしこの女性ボーカル、迫力あるんだが、
ラブサイケデリコと同じで、どうも一本調子な感じもしなくない。
しかし会場は大ノリで、こうしたフェスでは強いな。
SEKAI NO OWARIとか、打ち込み主体だと、どうもね。

17:40 斉藤和義
斉藤和義の演奏は聞こえてきているんだが、
なかなかたどり着かない。歩いているうちに、
「ずっと好きだった」「ずっとウソだった」「歩いて帰ろう」
3曲もかかってしまった。
到着したら、もう「歩いて帰ろう」が終わるところで、
バンドが引っ込み、弾き語りの「歌うたいのバラッド」。
結局、見たのはこれ一曲。まあ、斉藤和義、けっこう見ているので、
今回はいいです。

18:00休憩
会場内を二往復して疲れきり、もう一歩も動きたくない。
泉谷しげるをパスすることに。

続く
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by mahaera | 2011-08-30 01:25 | 音楽CD、ライブ、映画紹介 | Comments(0)

これから仙台へ夜行バスで。ARABAKI ROCK FESに行きます

これから、家族で夜行バスに乗り、仙台へ。
明日、あさって開かれるARABAKI ROCK FES'11に行くためです。

昨年はROCK IN JAPAN。
今年はこのARABAKIです。

何を見たかは、ブログで報告します。

最後はゲスト多数のセッションがあるそうで、
なぜかフェスでステージがない奥田民生も、セッションだけ出るそうです。

個人的には
ラブサイケデリコ、スカパラ、真心ブラザース、POLYSICS
あたりが楽しみです。

あと、告知。

9月3日土曜日、西荻窪アコースティックカフェで
アコースティックユニット、マハエラのライブ
をします。
19:30スタート。共演は内田マナベさん。
ノーチャージなので、気軽にのみに来てください。
詳細はこちら。
http://triad.aas-member.com/acoustic_cafe/
9月のライブの予定はこれだけです
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by mahaera | 2011-08-26 20:52 | 音楽CD、ライブ、映画紹介 | Comments(0)

新作映画レビュー『アップサイド・ダウン クリエイションレコーズ・ストーリー』 

アップサイド・ダウン クリエイションレコーズ・ストーリー

2011年/イギリス

監督:ダニー・オコナー
出演:アラン・マッギー、ジョー・フォスター、ノエル・ギャラガー、ボビー・ギレスビー、ジム・リード、ケヴィン・シールズ
配給:キングレコード、iae
公開:8月27日よりシアターN、ヒューマントラスト有楽町


グラスゴー生まれのアラン・マッギーは、
1983年にジョー・フォスターらとインディーズ・レーベルの
クリエイション・レコーズを設立する。
中学時代の同級生だったボビー・ギレスビー率いるプライマル・スクリーム
そのボビーが初期にはドラムで参加していた
ジーザス&メリー・チェインらが、レーベル初期を支えた。
次々に新しいバンドを発掘し、成功させていくアラン・マッギーだが、
放漫な経営とドラッグ漬けにより、レーベルは借金を重ねていく。
そして90年代半ばのオアシスの成功をピークに、レーベルは姿を消すことになる。

80年代末期から90年代半ばにかけて、
イギリスのロックシーン席巻したインディ・レーベルの
クリエイション・レコーズ
本作はその総帥アラン・マッギーを中心に、
レーベルの盛衰を描いたドキュメンタリーだ。

僕はこのころ最も時代にリンクしたロックを聴かなかった時期で、
ザ・スミスが大人気のころに、ロック雑誌を買うのをやめてしまった。
それにはいくつか理由があるが、
まずロックミュージックが閉塞的なものになってしまったこと。
次にこの時期は僕が旅に出始めたころで、
ワールドミュージックに関心が移っていったこと。
そしてレコードからCDに移り変わったことで、新しいバンドのCDを買うより、名盤のCDを買うのが先だったことなどがある。

そんな訳で、このドキュメンタリーに出てくるバンドは、
ほとんどロック雑誌で名前しか知らないものばかり。
それでも、マッギーはじめレーベルのスタッフや、
所属アーティストだったプライマル・スクリームのボビー・ギレスビー、
オアシスのノエル・ギャラガーらのインタビュー興味深い。
グランジ全盛の時代、シューゲイザーというジャンル(知らなかった)
にくくられたジーザス&メリー・チェイン、
マイ・ブラッディ・バレンタイン、ライド
音楽スタイルを変え続けながらも
長年に渡りレーベルの顔だったプライマル・スクリーム
そしてブリット・ポップの代名詞ともいえるオアシスの大成功まで、
このレーベルが生んだ名作の数々はロック史上に残る。

ただし、どの曲も細切れで、全部とは言わないでも1コーラスは
聴かせてほしかったな。
あと、ちょつと作りがストレートすぎで、教育テレビのよう。
もっと、はじけて欲しかった。

(★★☆)
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by mahaera | 2011-08-26 16:01 | 音楽CD、ライブ、映画紹介 | Comments(0)

アコースティックユニット“SHIRO”、そしてBass Duo“BB 43”を観に、西荻窪Terraへ

昨日は久しぶりに人のライブを見に行く。

場所は西荻窪Terra。こじんまりとした、大人の雰囲気のライブハウス。

今回見に行くのは、アコースティックユニット“SHIRO”、
そしてBass Duo“BB 43”。

Shiroは、前にもこのブログで紹介したが、
宮原芽映さん、丹波博幸さん、窪田晴男さんによる
アコースティックギタートリオ。

とはいえ、インストじゃなく、フォーキーな歌ものです。
芽映さんの歌声は、シャルロット・ゲーンズブールにも通じる、
フレンチな香りもして、大人の魅力。
今回は、前回聴けなかった、新曲が多くて得した気分でした。

Bass DuoのBB 43は、
ベースシスト2名による、アコースティックベースデュオ
ベース2本で、ビートルズから、日本の70年代の曲までを
歌ってしまいます。
単音楽器二本で歌のバッキングというのもありだなと、
そのアイデアは僕も使いたいなと、参考になりました。
で、BB 43のひとり、佐知川伸一さんは、
大学の先輩で、30年前からの知り合い。
沢田研二のバックや、自身のバンドnude、バラカをやっている
プロベーシスト。
僕と同じ歳で30年、楽器で食っているプロを見ていると、
違う人生を見ているようで感慨深いものもありましかだ、
何よりも元気そうでよかったですねえ。15年ぶりぐらいだし。
会うのは。
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by mahaera | 2011-08-25 08:28 | 音楽CD、ライブ、映画紹介 | Comments(0)

新作映画レビュー『アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!』 俺たちシリーズ最新作

アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!

2010年/アメリカ

監督:アダム・マッケイ
出演:ウィル・フェレル、マーク・ウォルバーグ、マイケル・キートン、エヴァ・メンデス、マイケル・クーガン、サミュエル・L・ジャクソン、ドゥウェイン・ジョンソン
配給:日活
公開:8月20日
劇場情報:ヒューマントラストシネマ渋谷


『俺たちフィギュアスケーター』『俺たちニュースキャスター』など、
日本では“俺たち”シリーズで知られるコメディアンのウィル・フェレル
アメリカでは主演作品が次々に大ヒットするスターで、
本作もアメリカでは『インセプション』を抜いて初登場1位と大ヒット。
ところが日本では知名度はいまひとつ。
アメリカでヒットしても、いきなりDVDスルーになってしまう。
本作もかなりあやういところだったと思う。

で、僕は、なんだかんだといって、フェレル作品、見続けている(笑)
最初にはまったのは、『俺たちフィギュアスケーター』。
原題は「ブレイズ・オブ・グローリー」(笑)
フィギュアスケート・ファンでなくとも大笑いのこの作品の後、
『俺たちニュースキャスター』。これも笑える。
『俺たちダンクシューター』。これはいまいち。
『俺たちステップ・ブラザー』。これはおすすめ
だがDVDスルーだった。残念。

そこで彼の作品を観たことがない人はまず本作を観て、
彼の魅力?を堪能してみることをすすめる。

ニューヨーク市警のスーパー刑事コンビのハイスミスとダンカン。
今日も派手なカーチェイスや銃撃戦で街を破壊しながらも
犯人を追い詰めるスーパースター。
しかし、その裏には多くの“アザー・ガイズ(その他大勢)”がいた。
次期スター刑事の座を狙う刑事の1人のテリーだが、
大きな障害があった。
会計課出身の相棒のアレンがデスクワークに熱中し、
現場に出ようとしないのだ。何とかアレンを連れ出したテリーだが、
地味な事件がやがて巨額の不正事件に発展し、2人の大活躍が始まる。

フェレルの得意な役どころは、「図体は大きくてオヤジ顔をしている。
しかし中身は幼稚(でも美声)」といったキャラ。
相棒刑事のマーク・ウォルバーグと並ぶとよくわかるほど背が高い。
さえない男なのに、美人にもてるという設定もおかしい。

ウォルバーグは『ディパーテッド』で彼が演じたキャラを
コミカルに発展させた感じ。

冒頭の、「スーパー刑事殉職」のシーンは爆笑もの
ただ、それがおかしすぎて
本編でそれをしのぐ笑いが取れなかったのが残念。

(★★★)
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by mahaera | 2011-08-23 23:08 | 映画のはなし

朝霧高原から帰って来ました。東京も寒かった

昨日、朝霧高原から帰って来ました。
東京もいきなり寒くなっていて、エアコンいらずの夜は久しぶり。

今日は、朝から仕事。
やることはいっぱいあるのだけれど、物事は少しずつしか進まない。

夜は久しぶりに友人とスタジオでリハ。
知り合ってバンドを組んで30年近くなるけれど、
アコースティックギター2本で、練習するのはこれが初めて。
なんだか変な気分だ。

次のライブは9月3日土曜日。
西荻窪のアコースティックカフェです。
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by mahaera | 2011-08-22 01:46 | 日常のはなし | Comments(0)

新作映画レビュー『シャンハイ』 豪華国際キャストはいいが演出は平板

シャンハイ
Shanghai
2010年/アメリカ

監督:ミカエル・ハフストローム(『1408号室』『ザ・ライト エクソシストの真実』)
出演:ジョン・キューザック(『ハイ・フィディリティ』)、コン・リー(『きれいなおかあさん』『活きる』)、チョウ・ユンファ(『グリーン・ディスティニー』)、渡辺謙(『インセプション』)、菊池凛子(『ノルウェイの森』)、デヴッド・モース(『ダンサー・イン・ザ・ダーク』)、フランカ・ポテンテ(『ラン・ローラ・ラン』)
配給:ギャガ
公開:8月20日より全国ロードショー
上映時間:105分
公式HP:www.shanghai-gaga.ne.jp
 


1941年の上海にやってきた米国諜報員のソームズは、
落ち合うはずだった友人で同僚のコナーの変わり果てた姿を目にする。
コナーは日本租界で殺されたこと、
上海の闇組織のボスのランティンを探っていたことを知るソームズ。
日本人と取引しているランティンは
日本軍情報部のトップのタナカと取引していた。
ランティンの妻、アンナをソームズはカジノで見かけたことがあった。
謎が多いアンナにひかれていくソームズ。
やがてソームズは、アンナが日本軍に殺された父の意志を継ぎ、
抗日ゲリラの手助けをしていることを知る。
しかし日本軍の上陸が迫っていた。
 
米中日の豪華スター共演による、
戦前の上海を舞台にしたミステリー。
主人公が諜報員で、親友殺害の謎を探っていくうち、
日本軍上陸前夜の上海で繰り広げられている諜報合戦に
巻き込まれていくというのが大筋で、
それに主人公と中国人闇組織の大ボスの妻との恋愛が絡んでいく。
『第三の男』『愛の落日』『ラスト、コーション』など、
同じようなテイストの作品がいくつも浮かぶ。
こうした作品だと、たいてい脇役的な日本人や中国人の
キャラがあまり立たないのだが、ここでは
チョウ・ユンファとコン・リー
渡辺謙と菊池凛子、とスターを配しているので、
見ていてそのシーンをおろそかにすることもない。
主人公が利用するドイツ人外交員の妻役にも、
『ラン・ローラ・ラン』で町を走っていたフランカ・ポテンテ
を配するぐらい、キャストは贅沢だ。

しかし演出はどうかというと、あまりにもオーソドックスで、
引っかかるところがなかったのが残念だ。
意外性がほとんどないのだが、たとえば同僚が探っていたのが
「日本軍の真珠湾攻撃準備」だったとわかっても、
「おー」という感じはしないし、闇組織のボスが裏で
抗日ゲリラだったのも流れでわかってしまい意外性がない。
きっとそのあたりをうまく演出するのがワザなのだろうが、
そうしたキレは目指していないようで、
アメリカ映画ながら日本の大河ドラマのような感じがするのも、
そのあたりが原因か。現代社会に対する批判もないし。

最初のうちはスターの共演に楽しめるが、
後半、ありがちな展開にちょっとダレてくる、それが残念。
菊池凛子もほとんど出番ないしね。
まあ、その分、受身で観ていてちょうどいいくらいかも。

(★★☆)

旅行人のウエプ「旅シネ」に寄稿したものを転載しました。
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by mahaera | 2011-08-21 16:56 | 映画のはなし | Comments(0)