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旅行・映画ライター前原利行の徒然日記

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<   2011年 09月 ( 31 )   > この月の画像一覧

洪水被害が多い北タイ ナウ

現在、北タイのスコタイというところにいるのだが、
先週ぐらいまで、けっこう雨期明けの雨がひどく、
ゲストハウスによっては、
プール作ったの?
というように浸水しているところもあった。

毎日のように今でも雨が降るので、
遺跡へ行っても足元がズブズブ
おまけに湿気が、とてもひどい。

これから南下してバンコク方面へ向かうが、
状況はさらに厳しくなり、
橋や鉄道が通行止めのところがあるということだった。

というわけで、心してそなえます。
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by mahaera | 2011-09-30 14:55 | 海外でのはなし | Comments(0)

新作映画レビュー『さすらいの女神たち』 “ニュー・バーレスク”ダンサーたちとそれを率いる男

さすらいの女神たち

2010年/フランス

監督:マチュー・アマルリック
出演:マチュー・アマルリック、ミランダ・コルクラシュア、スザンヌ・ラムジー
配給:マジックアワー、IMJエンタテインメント
公開:シネスイッチ銀座にて上映中

マチュー・アマルリックって知ってる?
たぶん、映画ファンなら、名前は知らなくても彼の顔は知っている。
僕は最初に彼を知ったのが、スピルバーグの『ミュンヘン』で、
若いころのロマン・ポランスキーにそつくりなので驚いた。
次は、『007慰めの報酬』の悪役。
そして僕の好きな映画『潜水服は蝶の夢を見る』の、体が麻痺した主人公だ。
その彼が、実は監督もしていることは知らなかった。
本作は長編としては4作目。
本作でカンヌ国際映画祭の最優秀監督賞を受賞するなど
高い評価を得ている。

女性5人と男性1人の6人組の一座
「キャバレー・ニュー・バーレスク」がフランスの地方をツアーで回っていた。
“ニュー・バ-レスク”とは、単なるストリップとは異なり、
メッセージ性も盛り込んだエンタテインメントあふれるダンスショーだ。
そのアメリカで活動しているメンバーをフランスに連れてきたのは、
フランス人の元TVプロデューサーのジョアキム。
地方での公演は成功するが、ジョアキム念願のパリ公演はキャンセルに。
古い仲間や知り合いに出演を懇願するジョアキムだが、
ジョアキムのかつてのひどい仕打ちに、誰も助けてはくれない。

「ダンスは若くてスタイルがいい女性が踊るもの」という、
イメージとは異なり、
熟年でスタイルも“豊満”といっていい女性たちが
自らの肉体を作って堂々と表現し、
驚くのはそれが人気を得ているということ。
デブなおばちゃんたちの、ストリップをお金を払って見に行く
ちゃんと“大人の女性”の魅力を、理解できるお国柄にまず驚いた。
ショーの内容を考えて、作品にする。
もちろん裸にはなるが、単なるストリップではなく、
エンタテインメントとして、作ろうとしているのだ。

本作は基本的にはそうした一座の女性たちと、アルマリック演じる座長の
悲喜こもごもなのだが、話に結末がない
パリにたどり着いて成功するわけでもなく、
ほかに報われることがあるわけでもなく、
たどり着かないまま、途中の時間が止まったような田舎で、
あっさりと終わってしまう。
見ている僕としては、なんか目的地へ向かっているバスで、
途中で降ろされて「ここで終点」といわれてしまっているようで、
ゼメキスの『キャスト・アウェイ』のエンディングのように途方にくれてしまった。

(★★)
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by mahaera | 2011-09-29 00:23 | 映画のはなし | Comments(0)

韓国のガイドブックライターに会った

チェンマイのノースゲートという
ジャズ(といってもラテンやボーカルものもあるが)のライブバーで、
僕と似たような動きで写真を撮っている女性がいた。
友人と来ているが、観光客っぽくないし。
隣で話しているのを聞いていたら、韓国人だった。

数日後、また同じ店で、同じ女性がいた。
カメラもレンズも僕と似たようなセットで、
向こうもこちらのカメラに気づいて、話をしたら、
彼女は韓国のガイドブックの取材で来ているとのこと。

いろいろ聞いたら、仕事の条件とか、万国どこも厳しくて、
ホテルはタイアップをとって2日ずつ渡り歩いているという。
僕はそんなことはないが、日当ではなく印税で働いているので、
経費を浮かさないと、大変らしい。
興味があったので、韓国でガイドブックを作る予算
聞いてみたところ、発行部数が少ないので、まあ日本の半分。
でも物価も半分ぐらいだろうから同じくらいの雰囲気かな。
ただ、タイの物価の安さの感じ方も、僕とは違うはずで、
そう思うと、彼女のようにホテル、レストラン、航空会社のタイアップを
とらないと、取材は厳しいのかもしれない。

ちなみに彼女はバンコクに6年いて韓国語教師をやっていたので、
僕と違ってタイ語は問題なし。

それに新刊本で(全部書き下ろし)、
チェンマイを中心とした北タイで一冊、しかも400ページ、
取材はひとりだけというから、彼女の帰国後の苦労もしのばれる。
おまけに、コンパクトフラッシュのデータが飛ぶという
トラブルにも巻き込まれていて(4GBというから何日分の画像だろう)、
自分にそんなことが起きたら、かなりめげるだろうなあ。
データがリカバリーセンターで、無事回復できたことを祈ります。

まあ、ライター同士のグチをこぼしあいました。
日本人同士のライターではよくある話だけど、
外国人といえど、同業者は似たようなもんだなあ(笑)
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by mahaera | 2011-09-27 01:34 | 海外でのはなし | Comments(0)

チェンマイの夜は更けて

今日は、昼食後、めまいがして、ちょっと貧血状態。
暑い中、歩き回って、熱射病のようになったのかも。
午後、宿に戻って、1時間半ほど、体を休める。

単純にチェックするだけなら簡単だが、
いろいろ話して、最新の情報を得るのは、やはり時間がかかる。
無駄になることも多いが、無駄が生まれないような仕事では、
いっぱいいっぱいだ。

夜、以前お世話になったゲストハウスの元オーナーと食事。
とはいえ、仕事で行かねばならない店なので、
食べる前に写真撮影(笑)

その後、二軒はしごして飲み歩く。
といっても、僕の好みで音楽を聞かせる店。
一軒目Good Viewは、今日はジャングルナイトというイベントで、
出演者もスタッフもアフリカンコスチューム。
ほぼ満席の大繁盛。
それから北門にあるジャズバーのノースゲートに移動する。

ここ数日で見知ったプレイヤーに声をかける。
ちゃんと、「ああ、あの席にいた人ね」と覚えている。
2ndステージは、ほぼサンタナやラテン祭り。

何か、仕事っぽく写真撮っている人いるなーと思って、
話してみたら、韓国のガイドブックの取材者だった。

明日は、チェンマイを出て、ランパーンに移動。
の、予定。
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by mahaera | 2011-09-25 03:25 | 海外でのはなし | Comments(0)

チェンマイ、昼間はチャリで仕事、夜は

毎度ながら、チェンマイ市内の移動は、チャリ。
かつてはどこにでもあった貸し自転車だが、
最近はすっかりレンタバイクに変わって、探すと意外に近くにない。

手入れは、まあ、あまり良くないのだが、
それでも、路地の逆走や方向転換、どこでも停められると、
バイクより勝手がいい。
バイク、運転できないので言い切れないが。。。

で、タイ人は自転車に乗らない。
一日、僕が走っても、外国人でないタイ人が乗っているのは、
3人くらいしか見ない。暑い中、自分でこいで汗を流す。
そんなことはしたくないのだろう。
実際、歩いているタイ人もほとんどいない。
歩いて10分の距離なら、まちがいなく乗り物を使うそうだ。
炎天下の中、がんばって歩いて観光しているのは、
外国人観光客ばかりだ。

しかし、チャリ、そろそろ体にこたえる。
昨年も「もう来年はバイクを覚えて、レンタバイクにしようか」
と思ったのを覚えている。
いや、それもしんどいので、トゥクトゥク一日チャーターか。
今朝も、20分自転車こいで、川向こうまでカオソーイ食べに行ったが(仕事ですよ)、
席に座ったとたん、汗がどどーっと出て、食欲もあったもんじゃない。
ちなみにカオソーイとは、カレーラーメンみたいなもんです。

夜になると、気温が下がるのがいいが、
チェンマイに来てから、毎晩6~7時ごろが雨。
夕食の出鼻をいつもくじかれる。

続きは、また。
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by mahaera | 2011-09-23 20:48 | 海外でのはなし | Comments(0)

新作映画レビュー『スリーデイズ』  妻を脱獄させるため、奔走する夫。フランス映画のリメイク

スリー・デイズ
Three Days
2010年/アメリカ

監督:ポール・ハギス
出演:ラッセル・クロウ、エリザベス・ハンクス
配給:ギャガ
公開:9月23日より全国


『クラッシュ』『告発のとき』のポール・ハギス監督・脚本による新作は、
2008年のフランス映画『すべては彼女のために』のリメイク。
この映画、「隠れた名作」と評判の高い作品なのだが、
僕は未見なので、本作に限っての評価になる。

ピッツバーグで教師をしているジョン。
ある日、家に踏み込んできた警察に妻のララが逮捕されてしまう。
容疑は殺人。駐車場での上司殺しだ。
妻は否認するが、3年後、控訴は棄却され、ララは絶望から自殺を図る。
打つ手がなくなったジョンは、とうとう脱獄計画を立てることに。

犯罪や暴力とは無縁の一般人が、“妻を脱獄させる”というのが
本作の目新しさで、それには「やむにやまれぬ」事情が必要だ。

アクションスターのラッセル・クロウにあえてアクションを封殺させ、
野暮ったい大学教師を演じさせているのが、面白いのだろうが、
いまひとつ、この人の魅力がわからない。
なんだか困った演技は、一時期のハリソン・フォード並みで、
どうも共感できない。

犯罪組織にツテもない主人公が最初に、
脱獄方法や万能キーの作り方をネットで調べたり(笑)する
リサーチ部分は、私たちも考えつきそうな感じだ。
失敗して恐怖に身がすくんでゲロ吐いたり、
犯罪者にだまされてボコられたりと
ひどい目に遭ったりするところは、けっこう時間をかけて丁寧に描いている。

しかし、この映画最大のウイークポイントは、
ラッセル・クロウが命がけで救い出す奥さんに魅力がまったくないこと。
さらに二人が愛し合っている空気がまるでないこと。
奥さんが、冒頭あっさり逮捕されてしまうが、
回想シーンでもいいから、この二人の愛情をたっぷり描かないと
まあ、この奥さん、最初の登場シーンでも
なんか嫌な感じで描かれていたので、
こちらも「本当は犯人だった」ってオチかなと、最後まで身構えてしまった(笑)
脱獄に成功したふたりだけど、クロウに奥さんが
「やっぱり私が殺した」
なんて打ち明けて、絶望的に終わるとかね。
(そうじゃなかったけど)

(★★)
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by mahaera | 2011-09-22 17:16 | 映画のはなし | Comments(0)

新作映画レビュー『アジョシ』 ウォンビン主演の2010年韓国No.1ヒット作

アジョシ

2010年/韓国

監督:イ・ジョンボム
出演:ウォンビン、キム・セロン
配給:東映
公開:9月17日より丸の内TOEI2にて

町の片隅で、世間を避けるように質屋を営む青年テシク。
お客以外に訪ねてくるのは、隣の部屋に住む少女ソミだけだ。
ダンサーの母親と二人暮らしのソミには
“アジョシ(おじさん)”と呼ぶテシクだけが唯一の友だちだった。
ある日、ソミが家に帰ると見知らぬ男たちが待っていた。
ソミの母親が組織から盗んだ麻薬を取り返しに来たのだ。
組織の男たちはソミをさらい、
テシクを警察へのおとりにする計画を立てる。
しかし、彼らが知らないことがあった。
テシクは過去を消した情報特殊部隊の元要員だった。

ふだんは地味で目立たないが、実は「過去を消した凄腕の工作員」
というのは、映画では定番のパターンで、意外性で見せるものと、
観客は最初から只者でないことがわかっていて(知らないのは悪者)、
いつそれが明かされるかと、ハラハラしなが見るものがある。
もっとも、本作は見る前から、ウォンビンが活躍するとわかっているので、
意外性はない。むしろ、死人のように生きている彼が、
少女を救うということで、次第に生きる力を取り戻していく姿を
見せていくのが、見所なのだ。

“二枚目スター”というイメージが強かったウォンビンだが、
『母なる証明』の演技で批評家たちもうならせ(ある種、汚れ役)、
さらに本作で従来のイメージとは異なる、
“陰のある強い男”という役柄を演じて見せてくれた。
「守ってあげたい」と思わせるような役が多かった今までと、
180度の転身だ。
ぼんやりと無気力に生きている男が、巻き込まれたとはいえ
徐々に過去の戦闘能力をよみがえらせていく。
アクションはあってもアクションのためのアクションではなく、
クローネンバーグの『ヒストリー・オブ・バイオレンス』のように、
敵の急所を徹底的に狙って息の根を止めるというもの。
とにかく、圧倒的に強い

対する組織のボスのマンソク兄弟、
そしてベトナム系の寡黙な殺し屋と悪役も魅力的。
やっぱり悪役がとことん悪い(人を殺して臓器売買している)と、
主人公の活躍ぶりに応援したくなるものだ。
少女ソミを演じるのは、『冬の小鳥』の主人公で
名演技を見せてくれたキム・セロン

韓国で2010年の年間No.1ヒットを記録した話題作だ。
でも、もうひとつ食い足りないところがあるのも確かで、
これは、ウォンビンありきなら、もっと設定とか、
脚本上にひとひねり欲しかった。
というのも、元の脚本では、主人公のアジョシ(おじさん)は、
50~60代で、その意外性(回りが油断する)というものが、
この脚本のあちこちに残っているのだ。
たぶん、家族を亡くした暗い過去というのも、
オリジナルの設定では、何十年も前というのがピッタリくる。
ウォンビンだと、まだ若いから数年前だろうし。
しこから質屋まで、流れてくる過去とかががあまり見えない。

そして、少女とも、あんまり仲良く良さそうに見えない。
ストーリー上ではいちおう説明されているんだが、
どうも描写に説得力がないのか、ただ段取りを見せられている
ぐらいで、命をかける執念まではなかなかいかないような。

そんなわけで、アクションは○、少女との心の交流は△。
(★★★)
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by mahaera | 2011-09-21 11:15 | 映画のはなし | Comments(0)

チェンマイに戻ったが、部屋で地味に仕事

チェンマイのターペー門近くにチェックイン。
外からバンド演奏の音が聞こえてくるが、
今夜は飲みに行くのを我慢。

昨日、どこもWiFiフリーで便利と書いたが、
仕事、部屋で夜もできちゃうわけで、きりがない。
昔の取材なら、夜はもうやることなく、まして雨でも降れば、
あきらめて本でも読んでいたのだが、
いまは、ネットで調べたり、原稿入力したり、
デジカメの画像チェックしたりと、日本でやるのと同じことが、
パソコンさえあれば、ホテルの部屋でできちゃう。

まあ、僕のような取材者じゃなくても、
最近の旅行者はパソコン持っているから、
部屋に引きこもっちゃうのかな。
もっと、外に出なきゃダメだッ!
と、読者には言うが、自分が引きこもって、仕事しているのだから
しょうがない。。。

この一週間、移動が多くて疲れて、
部屋に早く帰って寝ていたので、整理しなきゃいけない
資料や原稿、メモの類が、乱雑に袋に入れっぱなし。
それをチェックして、データのテキスト直して、
画像データにキャプション書いたりと、地味な作業をしております。

明日は、夜には仕事上がって、ライブハウスに行こうと思います。

一句

パソコンと ワイファイあれば エンドレス

(季語がないが、季節も時間も関係なく仕事をしているフリーランスのせつない感情がこもった句)
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by mahaera | 2011-09-21 00:55 | 海外でのはなし | Comments(0)

WiFiフリーのゲストハウスが増えたタイ

今回ほぼ一年ぶりのタイ北部だが、
一年前と変わったところは、ホテルとゲストハウスのほとんどが、
WiFiフリー(無料)になったということ。

昨年までは、無料と有料の割合が半々といった感じだったが、
今年はもう有料は1割あるかないか
聞くと、もうタダじゃないと客が来ないらしい。

それだけネット、部屋で使いたい人が増えているってこと。
ネットカフェ、相変わらずあるけれど、
わざわざ行くの面倒だしねえ。

僕のような仕事で必要な人じゃなくても、
やっぱりネットは重要なんだなあ。

さて、現在はチェンマイから車で3時間半ほど、
山間に入った小さな町パーイに来ています。
シーズンオフなんで、バンガロー200バーツ(500円ちょっと)
で、WiFi無料。
しかし観光地なんで、おいしいレストランがないのが、
玉にキズ。こじゃれているんだけど、味がね。

なんか、疲れが取れない今年。
夜、飲みに行くパワーもなく、今晩は部屋で早く休みます。
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by mahaera | 2011-09-19 23:54 | 海外でのはなし | Comments(0)

新作映画レビュー『パレルモ・シューティング』 ヴェンダースがヨーロッパに戻り、作ったロードムービー

パレルモ・シューティング

2008年/ドイツ、フランス、イタリア

監督:ヴィム・ヴェンダース
出演:カンピーノ、ジョヴァンナ・メッゾジョルノ、デニス・ホッパー、ルー・リード、ミラ・ジョヴォヴィッチ
配給:boid
公開:9月3日より吉祥寺バウスシアターにて公開中


気がつくと、ずっとアメリカで映画を続けていたヴェンダース監督。
本作は久しぶりにヨーロッパに戻って撮影された作品だという。
別に僕はそんなヴェンダースファンではないし、
たぶんその作品も5本ほどしか観ていない。
『さすらい』『ベルリン天使の詩』『時の翼に乗って』『パリ、テキサス』…

なので、他の作品と比べようもないのだが、
見た印象は『赤い影』というスリラーを思い出した。

主人公は、アートからモードまでを手がけ、
世界的な名声を得ている写真家フィン。
彼は自分の写真をデジタル処理することによって、
新しい「現実」を作り出していた。しかし彼の心に安らぎはなく、
不眠が続き、「死」にまつわる夢を見ていた。
(まるでねマグリットの絵のような、その夢の描写はなかなか面白い)

彼が暮らすデュッセルドルフから、仕事にかこつけ
フィンは旅に出た。行き先はパレルモ。
偶然、川で目にした船に書かれていた町の名だ。

仕事が終わった後もフィンはひとり町に残る。
そこで彼はふたりの人物に出会う。矢で彼を狙う謎の男、
そして絵画の修復を行っている女性…。やがて、「死」が彼に近づいていく。

主人公がが異国の町で追うのは幻影なのか、
それとも実在するものなのか。本作はロードムービーだが、
同時に「死」が近づいていくスリラーでもある。
スリラー『赤い影』で主人公は死んだ娘の幻影を追いかけて、
イタリアのベニスをさまよったが、ここでは
彼が追うのは「死神」だ。
彼は死神から逃れようとするわけではなく、
死神を追いかけていく。

死神には、撮影の2年後に世を去ることになる
デニス・ホッパーが扮している。
途中まではわりと面白く見たのだが、
着地点がスリラーではなく、「主人公の心のさまよい」
というほうに行って、観念的に終わってしまったのが残念。

理知的といえば理知的なんだろうが。

ルー・リード、ミラ・ジョヴォヴィッチが本人役で登場している。

(★★★)
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by mahaera | 2011-09-19 13:01 | 映画のはなし | Comments(0)