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旅行・映画ライター前原利行の徒然日記

mahaera.exblog.jp

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本日、西荻窪アコースティックカフェでライブです

なんだか、すっかり告知するのを忘れていた。
明日、いや今日、西荻窪アコースティックカフェでライブです。
まあ、急に決まったライブだけど、それでも10日前ぐらい(笑)

春はあはえら/アコースティック・ジョイントライブ
【出演】 Maha-era/浪人頭/Ramses+ゲスト
OPEN 16:00/START 16:30
※テーブルチャージ500円

詳しくはこちら

ま、僕らはホストなんで、一番目になやります。
2番目の浪人頭は、昔からの友人で、この前イベントをやった
光鱗亭ギャラリーのオーナー水野君のフォークデュオ。
3番目は旅行人がらみで知り合いになった、お琴のデュオ。
ふだんは先生をしているそうですが、これはジャズ曲もやるユニット。
で、飛び入りで、女性シンガーソングライターの方もでるそうです。

僕らはいつものバンド形式じゃなく、アコースティックスタイルで、
前原&西岡はアコギ、それにイギーちゃんボーカルという
「青い三角定規」編成に、サックスのヤノっちが参加。

よろしかったら来てください。

ちなみにバンドのMaha-eraのライブは
5月26日(日)に神田のイゾルデで。
Mahabuddiは6月16日に小田急相模原のT-Rocksで
という予定です。

前原
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by mahaera | 2012-04-30 01:14 | ぼくの音楽・バンド活動 | Comments(0)

最新映画レビュー『バトルシップ』  ハワイ沖に現れたエイリアンと艦隊の戦い。期待通りのバカ映画

バトルシップ

2012年/アメリカ

監督:ピーター・バーグ
出演:テイラー・キッチュ、浅野忠信、リアーナ、リーアム・ニーソン
配給:東宝東和
公開:全国で公開中


最近、これほど、観る前から「バカ映画」と期待して観たことはない。
バカ映画とは、作るほうはちゃんとした大作を作っているはずなのだが、
それが見当違いのほうにいったり、ツメがあまかったりして
失笑を買うような映画だ。
で、それはわかっているが、映画としては面白いところもあり、
『パイレーツ~』シリーズや『メイ・イン・ブラック』のような
「ダメ映画」とは異なる。

ハワイのオアフ島沖で、アメリカ海軍主導による
合同演習が行われていた。
優秀な海軍士官である兄と一緒に参加している
新米将校アレックスは、恋人の父で艦隊の総司令官である
シェーン提督に結婚の許しを得ようとしていた。
しかしそのチャンスも、日本の士官ナガタとのトラブルで失ってしまう。
やがて宇宙から謎の飛行物体が沖合に落下する。
現場に着いたアレックスの目の前に、海上にそびえる巨大な物体があった。

主人公を演じるのが、同時期日本公開の『ジョン・カーター』でも主演の
大型新人テイラー・キッチュなのだが、
キッチュという名前のせいか、これからまったく大成する見込みのない
魅力に欠ける男で、まったく物語りに引き込まれない。
これが、優秀な兄や上官からは、
「おまえは本当は優秀な奴だが、実力を発揮する気がない」
といわれ続けているのだが、映画を見ている限り、
まったく優秀さが感じられないのが痛いところ。
単なるチャラチャラした自分勝手な奴にしか見えない。

そのライバルで、日本から浅野忠信が大きな役で出ているのだが、
彼も正直言って薄っぺらな役で、『マイティ・ソー』よりも出番は多いが、
適役とは思えない。
しかし、この浅野がジェリー・ルイスの映画が好きだって言うシーンがあるが、
アメリカ人は、新しいアメリカ映画は日本で公開されていないと
思っているのか。なんとも珍妙なシーンだった。
浅野も若手ということになっているなら、せめてアメリカのコメディ俳優だったら
ウィル・スミスぐらいの名前を挙げるぐらいにしておけば。

『インデペンデンス・デイ』を思わせるツッコミどころ満載
(エイリアンを素手で殴るシーンあり)のエイリアン侵略大作で、
久しぶりにひとりで画面に突っ込みを(心の中で)入れて、観ていた。
エイリアンもマスクを取っても普通に生きているしね。

さてさて“バトルシップ”というアナログなゲームをご存知だろうか。
相手からは見えない自分のマス目に手持ちの戦艦を数隻置き、
お互いのマス目の番号を言って相手の番号の上にピンを置いていく。
ピンが戦艦(ピン3~4つ分)の上なら命中で、
戦艦のすべての上にピンが立てば撃沈だ。
子供のころは、このボードゲームはポピュラーで
僕も友人宅で遊んだ覚えがある。
本作のエイリアンの爆弾がまさにそれで、
進んだ星の武器なら一発で地球の船を沈められそうだが、
何発も当たらないと撃沈できない。
それはこのゲームを踏襲しているからだ。
また、相手の位置を電波で探ってミサイルを撃ち込むシーンも、
マス目上の敵の位置を予想するゲームの展開なのだ。

まあ、お金を出して観る必要はまったくないが、
テレビでやっていたら、なんとなく見てしまう。
そんな程度の映画だ。

(★)
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by mahaera | 2012-04-29 17:09 | 映画のはなし | Comments(0)

最新映画レビュー『コーマン帝国』  早く!安く!儲ける!それがコーマン流!

コーマン帝国

2011年/アメリカ

監督:アレックス・ステイプルトン
出演:ロジャー・コーマン、ジュリー・コーマン、マーティン・スコセッシ、ジャック・ニコルソン、ロン・ハワード
配給:ビーズインターナショナル
公開:新宿武蔵野館にて公開中


「こーまん1枚!」
劇場で女性がチケットを買うとき、こんな言葉を発していると
思うと、しもネタが嫌いな僕でも、かなりドキドキしてしまう。

数十年前、映画少年だった僕は、
中学生のときに映画研究会に入り、
ヌンチャクを振り回すクラスメートや、
エクソシストの真似をして緑のスライムを投げつけるアホ
やつらと一緒になって、「コーマン!コーマン!」
と名前を連呼していた。

その後の“キッチュ”のように変なものを祭り上げる文化はなく、
コーマン映画は“ダメ映画”の代名詞だった。
それでも、テレビ東京(当時は東京12チャンネル)の昼の
映画劇場では、そのタイトルに引かれてコーマン映画には
ずいぶんとお世話になったものだ。

ロジャー・コーマン。
映画好きならその名を知らぬものはいないというB級映画の帝王だ。
1950年代、ロジャー・コーマンは芸術性とは無縁だが
大衆のニーズがあるSF、怪奇、若者の風俗を取り入れた
低予算映画を次々と作り、ヒットを飛ばした。
(このあたりのモノクロ映画をよく当時テレビで見た)
ロジャー・コーマン自体は名作の類を撮ることはなかったが、
60年代末に彼の下にいた人々で、
後にアメリカンニューシネマの重要人物になり、
大成したものも少なくない。
大手スタジオの作品の“隙間産業”的なコーマンの映画作りは、
“アンチ体制”なニューシネマと相性がよかった。

60年代に入ると、コーマンの下には成功を夢見る
若き映画作家たちが集まり、その中から
アメリカンニューシネマを生み出す多くの逸材が現れる。
ピーター・フォンダ、デニス・ホッパー、モンテ・ヘルマン
といったニューシネマ最重要人物以外にも、
80年代に花開いたスコセッシ、ロン・ハワード、ジョナサン・デミ
がコーマンのもとで初期の作品を撮った。
ロン・ハワードのデビュー作『バニシングIN TURBO』とか
それなりに面白かったと思う。

本作は彼に関わった人々と彼自身へのインタビューを通し、
コーマンの足跡をたどるドキュメンタリーだが、
印象的だったのが、そのコーマン帝国の衰退が
『ジョーズ』と『スターウォーズ』の二大ヒットが原因だと言及していること。
スピルバーグとルーカスは大手スタジオの復権を果たし
ニューシネマと共にコーマン作品に引導を渡した
のだ。

これは当時はまったく気がつかなかったが、
アカデミー作品賞がその前年が『カッコーの巣の上で』という
最後のアメリカン・ニューシネマ的な作品が受賞したのに
翌年はもう『ロッキー』『スターウォーズ』だもの。
そんな映画史が見えてくる上でも興味深い。

で、このドキュメンタリー、コーマンのもとで映画に出たり
撮ったりした映画人がいろいろ出てくるのだが、
デビュー作が『殺人魚フライングキラー』だったことを
自分の経歴から抹消している、ジェームズ・キャメロン
登場しなかった。きっと彼は、ヌンチャク振り回していたり、
緑のスライム投げつけるやつらと一緒に仕事をしていた過去は、
なかったことにしたいのであろう。

(★★★)
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by mahaera | 2012-04-28 09:44 | 映画のはなし | Comments(0)

旅行人文化祭通信4.22 来ていただいた方、ありがとうございました。

おかげさまで旅行人文化祭、盛況のうちに終了しました。
反省点もありますが、来場してくれたみなさまのおかけで、
こちらも楽しい二週間を過ごすことができました。

アピール不足で、うまく作品の販売にはつながらないところも
ありましたが、みなすばらしい作品を作る方々なので、
またの機会に、よろしくお願いします。

いろいろと印象に残る出来事もあるんですが、
ふだんはひとりで仕事をすることが多いライターなので、
こうやって大勢で仕事をする、というのは非常に楽しかったです。
また、お客さんといろいろ話をする機会もあり、
こちらも勉強になりました。
あと、作家さんたちの仕事ぶりを垣間見ることも、
非常に刺激になりました。
僕も、こんなんでいいんだろうか、と考えることも。
そうした刺激を生かして、次につなげたいと思いながら、
今日から、思いっきり日常仕事ですが(笑)
この二週間でたまりたまった仕事。
しばらく、ヘビーな状態が続きます。。

そしてこのような機会を作ってくれた、
交友関係の広い森優子さん、
本人人は面と向かっていえないのですが、
本当に感謝しています。
と、この場を借りてお礼をします。
(口角上がっているはしつこかったけど。いや、気にしてませんよ)
森さんがいなかったら、できなかったと思います。

最後に、蔵前さん、今度は元気で参加していただきたい。

それでは、次回があるかはまだわかりませんが、
ギャラリーで会えるのを楽しみにしています。
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by mahaera | 2012-04-24 01:21 | 仕事のはなし | Comments(0)

旅行人文化祭通信4.21 田中真知「偶然のザイール河」報告

遅ればせながら報告を。

4.21土 旅行人文化祭、最後のトークイベント
田中真知「偶然のザイール河」があった。

当初、申し込み人数は少なかったのだが、文化祭が始まると
ともに少しずつ参加者が増え続け、
1週間前から加速的に申し込みが増えて、とうとう
「立ち見になってしまいます」
という案内を出さなければならないほどだった。
もともと座席数が少ないのだが、
当日は立ち見覚悟で来た人たちにも座ってもらうよう、
あちこちからイス(イスになるもの含む)をかき集め
何とか大多数の人たち座っていただきことができた。
(それでも数名は座れなかったかも)

さて、トークイベント。
まず最初の15分ほどは、田中さんによるハピドラム
生演奏。田中さんと楽器、そして講演内容がアフリカと、
つい民族楽器かと思ってしまうが、
これはまったく関係なく、アメリカかどこかでプロパンガスの
缶の底を切って作った新しい楽器なのだそうだ。
まだ日本では演奏する人は少なく、
いまやればこの楽器の第一人者になれる(笑)
と田中さんはおっしゃっていた。
その音色は音程がついた金属打楽器、ということで、
カリンバやスティールドラムなどを想像していただく
といいだろうか。民族楽器的な音色といってもいいだろう。

演奏終了後、転換をして次はザイール河の河下りをしたときの
模様を、画像をプロジェクターに映しながらトーク。
落ち着いた口調で語る田中さんにみな引き込まれ、
着ていただいたみなさんには、満足していただけたと思う。

ありがとうございまいた。
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by mahaera | 2012-04-23 09:09 | 仕事のはなし | Comments(0)

仕事に終わりはあるが、人生死ぬまで終わりがない

何かが終わりそうになると、あせってくる。
それがまだ終わってもいないのに、それが終わりそうな雰囲気を
感じただけで、次のことをしなければと思う。

若いころは時間に余裕があったせいか、そんなことを考えもせず、
今までやってきた仕事や遊びが終わって、しばらくたって、
「そろそろ何かやるか、ヒマだし」
でよかったのだが、今は次へ次へと自分で自分を追い立てている。
もう、寿命が短いのかなと思うし、
「たぶん今年いっぱいで死ぬ」
「今回のインド取材で、ガンジズ川に流されて、火葬される」
と思うのだが、けっこうしぶとく生きている。
死ぬとしたら、たぶん事故だ。
病気だと時間もお金もかかりすぎるし、病室に2~3年いる姿も
まったく想像できない。
第一、入院したことがないのだ。
で、死ぬんならポックリと堅く信じているのだが。

死ぬ話は長くなりそうなのでやめておくが、
旅行人文化祭も、そろそろ終わりが見えてきた。
終わってしまうとさびしい→その前に次のことを考えておくと
さびしくない→予定を次から次へと入れる
ということになる。
こう書くと、自分でもバリバリやっている男のように思えるが、
冷静に考えると、彼氏と別れる前に次の彼氏の目星をつけている
女の子とやっていることはそう変わらないかもしれない。

何を書いているかわからなくなってきたが、
4月がおわったらヒマになると思っていたら、
そんなことはなかったってことだ。
仕事も断らないので(断れないので)、つまっているし、
2ヶ月間休眠していた音楽活動も再開するのだ。

おお、やっと本題に入った。
4.30西荻窪アコースティックカフェ
5.26神田イゾルデ
6.16小田急相模原T-Rocks
で、ライブをします。
曲作んなきゃ。
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by mahaera | 2012-04-19 09:45 | 日常のはなし | Comments(0)

旅行人文化祭通信4.17 森優子「がけっぷち欧州講座」報告

おとといの話ですが、4.15のトークイベント、
森優子の「がけっぷち欧州講座」が行われました。
こちらは、もともと蔵前さんのトークイベントの予定だったのですが、
キャンセルになったため、急遽、森さんがピンチヒッターで登場

ものすごい勢いで、お客さんを呼び集め、
あっという間の満席に。
いや、森さん、すごいな。

この「がけっぷち欧州講座」は、3月に西荻窪で行った講座を、
よりブラッシュアップして2時間以内にコンパクトにまとめたもの。
「ヨーロッパって何なの?」というところから始まり、
解体したユーゴ、昼寝をするギリシャ人、
外国人のロンドン、アイデンティティを失ったポーランドのベトナム系二世
おもしろくてタメになる話にますます磨きがかかり、
「森さん、本が売れなくてもこれで食っていけるな」
と思えるほどの(失礼しました)、絶好調トーク。

いや、でもその裏で、かなりきっちりと準備している森さんの
姿が浮かび、頭が下がります。

しかし、この旅行人文化祭、開催できたのは
森さんの交友関係と機動力のおかげです。

そして、打ち上げはいつものインド料理店「ムンバイ」
まさかの「インド大使館御用達」だそうです。

あと、トークイベントは、田中真知さんの「ザイール川秘話」
だけになましたが、こちらも本日をもって予約が満席になりました。
ありがとうございました。

旅行人文化祭は、日曜までです。
まだの方は、ぜひご来場ください。
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by mahaera | 2012-04-18 00:41 | 仕事のはなし | Comments(0)

旅行人文化祭通信4.16 宮田珠己「旅を書く」報告

旅行人文化祭、今日は休館日です。

まずは週末の報告を。
4/14土曜日は朝から雨で、冬に戻ったかのように気温が下がり、
客足は鈍り気味でしたが、宮田さんが一番乗りでいらして、
販売用の作品の製作を始めていました。
色鉛筆の小さな作品ですが、まさに宮田ワールド

宮田「これいくらにしましょうか。前原さん」
前原「…、そうですねえ。4000円では」
宮田「4000円は高すぎでしょ。500円!
前原「500円って、プリントじゃないんだから、安すぎでしょ。フレーム代だってかかるんだし」
宮田「じゃあ、1000円
前原「安すぎ!

で、結局、1000円の作品を3点、2000円の作品を1点としたのだが、
すぐに完売となってしまった。ああ、宮田さん。

で、雨と寒さで夕方までゆるい入りだったのだが、
宮田珠己のトークイベント時になると、わらわらと人が集まってきて、
予約で満席のうえ、立ち見でいいですというお客さんもいらして、
あっという間にいっぱいになってしまったのだった。

トークのタイトルは「旅を書く」。
質問者の山田静さんとの宮田さんの話は、
自分の創作活動の歴史やポリシー、はたまた戦略にかかわるもので、
同じモノを書く身としては、非常にためになった
全部、聞けなかったのが非常に残念だ。
宮田さんの作品は、のほほんとして人を和ませてくれるが、
実は非常に細部にまで気を使っている方だ
というのが、
よくわかった。トークもみなを笑わせてくれるが、
イベント終了後にはぐったりしていたので、お疲れだったのだろう。

ありがとうございました。
ポストカードもがんばって作った甲斐あって、
好調に売れましたよ。

※宮田さんの作品、あと3点ほど残っています。
あとポストカードもギャラリーで会期終了まで販売しています。
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by mahaera | 2012-04-16 23:14 | 仕事のはなし | Comments(0)

旅行人文化祭 通信 4.14

旅行人文化祭もいよいよ中盤。この週末が折り返し地点。

来場者数の割には、ポストカードなどの小物が
割と売れるので、ただいま増刷中!
本日から、宮田さんのポストカード6種類をセット販売。
しかし、見れば見るほど脱力して、魅力のある絵だ。

昨日はさいとう克也さんのフィギュアの追加も届いた。
あとは、なんとか絵が売れてくれれば、という感じだ。
CDのボックスセット、一回買うの我慢するとか、
飲み会を3~4回ぐらい欠席すればという金額のものからあるんで、
そんなに高い金額ではないと思うのだが。。

本日は宮田珠己さんのトークイベント
んで、昨日、新刊の「日本全国津々うりゃうりゃ」を買って
読み始めたのだが、これが面白い。
仕事疲れで、脱力したいときは最適だ。
本日のイベント、イスは満席だが、立ち見は余裕があるので
よかったらきてください。キャンセルが出れば座れる可能性あり。
スタートは17:00です。

明日はというと、西荻窪で先月やって大盛況だった、
森優子さんの「がけっぷち欧州講座」
こちらはまだ席に余裕(といっても10席ほど)があるので、
よかったらきてください。
スタートは16:30です。

さて、原稿仕事を少しやって、ギャラリーへ行くか。。
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by mahaera | 2012-04-14 07:39 | 仕事のはなし | Comments(0)

新作映画レビュー『アーティスト』 本年度アカデミー賞作品賞に輝く、サイレント映画

アーティスト

2011年/アメリカ

監督:ミシェル・アザナヴィシウス
出演:ジャン・デュジャルダン、ベレニス・ベジョ、ジョン・グッドマン、ジェームズ・クロムウェル、アギー
配給:ギャガ
公開:全国で公開中

本年度アカデミー賞の賞レースの大穴となった作品。
作品賞、主演男優賞、監督賞など5部門を受賞したのが、
フランス人監督とフランス人主演という実質フランス映画で、
しかもモノクロでサイレント(無声映画)なのだ。
サイレント映画が作品賞を受賞するのは、
第1回アカデミー賞以来83年ぶりだという。

1927年のハリウッド。サイレント映画の大スター、
ジョージ・ヴァレンティンは、ふとしたハプニングで
彼のファンで女優志願のペピー・ミラーと出会う。
やがてジョージは、オーディションを受けにやってきたペピーと再会。
その日を境にペピーはエキストラから少しずつ上位の役をものにしていく。1
929年、セリフのあるトーキー映画が登場。
しかしサイレントにこだわったジョージは、自ら監督・主演した映画が失敗し、
失意のどん底に落ちてしまう。一方、ペピーは大スターになっても、
ジョージを思う気持ちは変わらなかった。

感情を表情や動きで表現するサイレント映画の手法が、
現代では逆に新鮮に見えるから不思議だ。
最初は、途中で飽きないかと思ったが、そんなことはない。
ストーリーもシンプルそのもので、誇張された表現だが、
一度その世界に入ってしまえば違和感がない。
どこかで見たサイレント映画の世界が再現されているだけでなく、
途中で主人公が、「音」に気づくシーン(夢)がなかなかいい。
一度、音があることに気づくと、ちょっとした生活音も大きく聞こえてきて
主人公を苦しめる。その悪夢のシーンがいい。

本作は一見アメリカ映画のようだが、
実はフランス映画で、その主演の2人が実に魅力的。
戦前のハリウッドスターを演じながらも、
現代アメリカ人俳優には出せない味をよく出している。
ということで、安心して楽しめる作品。

ただし、これがいまのアカデミー賞を取るとなると
微妙な感じだ。楽しいのだが、なんら現代とリンクするものを
感じられないのだから。

(★★★☆)
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by mahaera | 2012-04-13 08:36 | 映画のはなし | Comments(0)