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旅行・映画ライター前原利行の徒然日記

mahaera.exblog.jp

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最新映画レビュー『ドリームハウス』いい出来だが、もっとゆったりと見せても良かったのでは。

ドリームハウス
Dream House
2011年/アメリカ

監督:ジム・シェリダン
出演:ダニエル・クレイグ、ナオミ・ワッツ、レイチェル・ワイズ
配給:ショウゲート
公開:11月23日より全国にて公開中


以前、B級ホラーを一流スタッフが撮るとどうなるかと
思ったのが、『ミスト』や『ゾンビランド』だ。
たぶん、スタッフや俳優の力がいいと、同じ脚本でも
迫真力が増すのだろう。
『ミスト』のおばさん、本当に怖かったのは実力派の俳優が
演じているからだ。
さてこの『ドリームハウス』、本来ならB級スリラー的な話なのだが、
監督は『マイ・レフト・フット』など
3回のアカデミー賞ノミネート実績があり、
ヒューマンドラマに定評があるジム・シェリダン。
それに、ダニエル・クレイグ、ナオミ・ワッツ、
レイチェル・ワイズ
といったスターたちが主なキャスト。
どうみてもB級とは言わせない人たちだが、どうだろう。

長年勤めた会社を辞めた編集者ウィルは、
ニューヨーク郊外に購入した夢のマイホームで
愛する妻と2人の娘と新しいスタートを切ることに。
しかしすぐに、家の外を見知らぬ男がうろつくなど、
不可解なできごとが起きる。やがてウィルは、
数年前にこの家で一家が殺される事件が起きていたことを知る。
そしてただ一人生き残った父親が、
犯人と疑われながらも精神を病んで入院。
そしていまは退院して行方不明になっているのだ。
ウィルはその男が家のそばをうろつく不審な男と思い、
真相を探るうちに、衝撃の事実を知る。

愛する妻や娘たちと暮らそうと手に入れた家が、
殺人事件の舞台だった。そして家族を守ろうとする主人公は、
調べて行くうちに衝撃の事実を知る。
何しろ、「衝撃の事実」なので、ここでは書けない(笑)
ただ、それまでは映画を見ていて、
警察が協力的でなかったり、隣人がやけに冷たかったりと、
ちょっとずつ腑に落ちないところがあったのだが、
それが脚本のミスではなく、仕込みだったことがわかるのだ。
で、ふつうならそこが映画のクライマックスだが、
90分しかない本作なのに、それでもまだ中盤。
けっこうはやいテンポで話が進んでいくのだ。
で、えーっと思っておしまいじゃなくて、
そこから話がさらに転がって行くのだ。
映画のトリックも良くできているが、サスペンスの向こうに
深い家族愛が見えてきて、鑑賞後の後味も悪くない
まあ、これ以上のいい終わり方はなかったろう。
もしかしてそれは、ダニエル・クレイグとレイチェル・ワイズが
本作の夫婦役での共演をきっかけに、
実生活でも夫婦になったほどラブラプだったからか。
なので、本作のナオミ・ワッツが妙にさびしい感じなのも
合点が行ったりして。ダニエルと恋愛感情の絡みもないし。
いや、演技でも匂わせられなかったのかもね。
目の前のふたりがラブラブなら(笑)

でも、この映画、いい出来ではあるけれど
どこか物足りない気がするのは、
もっとゆったりとしたペースで描いてもよかったと思う。
別にホラーっぽい演出じゃなくて、心理ドラマとかでも。
せっかくちゃんと演技できる俳優そろえているんだから。
なんか、2時間の映画をテレビサイズに縮めたような、
そんなテンポを感じてしまうのだ。惜しい。

(★★★)
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by mahaera | 2012-11-29 23:40 | 映画のはなし | Comments(0)

「蔵前仁一・インド先住民アートを求めて」カレンダー販売のお知らせとミニパーティー開催

本日23日と日曜日の25日に行われる
「蔵前仁一・インド先住民アートを求めて」のトークイベント終了後、
19:00より会場にてミニパーティーを行う予定です。
オープニングパーティーもしなかったので(笑)
トーク終了後、そのままその場所での半立食で
1時間ほどの予定です(打ち上げの代わりですね)。
加費1000円で、簡単なオードブルと飲み放題の飲み物
(ワイン、ジュース、ウーロン茶など予定)をお出しします。
参加希望の方は、トークイベントの前にお聞きしますので、
おっしゃって下さい。蔵前さんと話ができるいいチャンスですよ。
ちなみにトークイベントは両日とも満席ですが、
「立ちでもいいから」という方は若干名、当日受付
できると思いますので、明日申し出て下さい。

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それと、卓上カレンダーつくりました。
ポストカードサイズの卓上型で、
12ヶ月分の作品の写真と表紙、
裏表紙付き(合計14枚入り)で1000円(税込)
来年の旅行人カレンダーは作らないとのことなので、
いかがでしょうか。
郵送希望の方は、メール便でよければ梱包料込みで、
送料100円(速達200円)プラスで承ります。

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by mahaera | 2012-11-23 00:01 | 仕事のはなし | Comments(0)

蔵前仁一コレクション「インド先住民アートの世界」本日より開催

本日より「インド先住民アートの世界」展開始します。
元旅行人編集長の蔵前仁一さんがインドで収集した、
インド先住民アート(日本ではなかなか実物を見る機会も
少ないと思います)をギャラリーで展示し(無料)、
蔵前さんによるスライド&トークイベントも2回行います。
(25日は満席のため締め切りになりました)
もう、同じような展示をすることもなかなか難しいので、
何とか多くの人に作品を見てもらいたいと思います。
ぜひご来場ください。

インド先住民アートの世界
Art of Adivasi
旅行作家 蔵前仁一コレクション


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インド亜大陸に古くから住む先住民アディヴァシー
ヒンドゥー教が広まる以前の文化を今も保つ彼らの絵画、
工芸品は、原初的な力とカラフルな色彩に溢れています。
旅行作家であり、旅行雑誌「旅行人」の元編集長、
蔵前仁一
がインド奥地をまわって収集した
アディヴァシー・アートの一端をご紹介します。
日本では滅多にない機会です。ぜひご来場下さい。

今回の展示は、蔵前仁一が長年インドを旅して
各地で収集してきた先住民アートの一端である、
ミティラー画、ピトラ画、ゴンド画など、
日本ではほとんど知られていない絵画、工芸品
などをご紹介します。

■日時:2012年11月20日(火)~25日(日)11:00am~7:00pm
    毎週月曜日休館(※25日は16:00に展示終了)
   ※作家は20日、23日、24日、25日午後から在廊の予定です
■会場:神楽坂・光鱗亭ギャラリー
    〒162-0805 東京都新宿区矢来町41
    TEL・FAX 03-6265-0630

    http://www.kagurazaka-kourintei.com
■交通:東京メトロ・東西線 神楽坂駅下車 2番出口より徒歩3分
    都営地下鉄・大江戸線 牛込神楽坂下車 A1出口より徒歩10分

蔵前仁一トーク&スライドショー
■11月23日(金)
蔵前仁一「インド先住民アートを求めて」
開場:16:40/開演:17:00~18:30

 尚、会場準備のためギャラリーは16:00に閉館いたします。
 展示のみをご覧のお客様はご理解の程よろしくお願いします。
 定員: 各日30名 予約制 残席はあと数席です。
 お名前と人数、ご希望の日にちを銘記の上、メールでお申し込み下さい。
 mail: info@kagurazaka-kourintei.com
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by mahaera | 2012-11-20 15:42 | 仕事のはなし | Comments(0)

最新映画レビュー『ふがいない僕は空を見た』 本屋大賞と山本周五郎賞を受賞した作品の映画化

ふがいない僕は空を見た

2012年/日本

監督:タナダユキ
出演:永山絢斗、田畑智子、原田美枝子
配給:東京テアトル
公開:11月17日よりテアトル新宿、銀座テアトルシネマほか にて上映中


2011年本屋大賞2位、
2010年本の雑誌が選ぶベスト10の1位に選ばれ、
山本周五郎賞を受賞した窪美澄の小説の映画化が本作だ。
原作は主人公が異なる5つの短編からなる連作らしいが、
映画はそれを1本にまとめあげている。
その名残か、主婦と不倫関係の高校生の話と思って観ていると、
突然その友人が主人公になったり、
また時間が巻き戻って同じ場面が別の視点で語られたりするのだ。

まず語られるのは、助産院を営む母とふたりの
母子家庭で育った高校生・卓巳と、
あんずと名乗るアニメ好きの主婦・里美の関係。
卓巳はコミケで里美にナンパされ、
コスプレをした情事を重ねていた。
しかし同級生から告白されたことをきっかけに、
卓巳は里美と別れる決意をする。
里美は子作りを求める姑と頼りにならない夫との生活の中で、
卓巳との情事だけが心の拠り所だった。
一方、卓巳の友人の福田は、コンビニでバイトをしながら、
出口の見えない貧しさに絶望を感じていた…。

登場人物たちはみなふつうに生きたいのに、
周りの状況に追い込まれてしまう。
各キャラクターは、脇役に至るまで
その過去や背景が感じられる人たちばかり。
1シーンだけ搭乗する卓巳の父親、
友人の福田のバイト先のバイト仲間である
親切な病院の息子、そしてクラスメイトの女の子、
福田とその女の子が校庭でビラを巻くシーンは、
残酷な美しさに満ちていた

監督は『百万円と苦虫女』のタナダユキ
“性”に始まり、“生”につながる視点は、
原作も監督も女性ならではのものだろうか。
何度も時間が戻って同じシーンが語られるうち、
田畑智子演じる“あんず”の心の行き場のなさが
迫ってくる。
これから登場人物たちがどこへ向かって行くだろうと、
ハラハラしてながらも、
画面から目をそらすことができない作品だった。
(★★★☆)
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by mahaera | 2012-11-19 09:36 | 映画のはなし | Comments(0)

ジョニ・ミッチェルに申し訳ない。オリジナル・アルバム10枚が、セットで2661円。

ジョニ・ミッチェルに申し訳ない。
たった今、Amazonでオーダーした
「ザ・コンプリート・スタジオ・アルバムス」が届いた。
デビュー作から『ミンガス』までの全スタジオアルバム10枚
セットでたったの2661円
(輸入盤使用)
大学の頃、アナログLPで聴いて以来の盤もあり、
非常に楽しみ。すべて紙Wジャケット風。
とくに後半は、当時の最高のジャズ・フュージョン・ミュージシャンが、
自作よりもいい演奏をしている。
問題はジャケットがオリジナルのコピーなので文字が小さく
老眼の僕には拡大鏡を使わないとクレジットが読めないこと。
それでも1枚あたりの値段は牛丼より安く、
ジョニに申し訳ない気持ちになる。
ジャケットに歌詞が印刷されていない『ミンガス』と
『For THe Roses』は歌詞カードが1枚ついている。

音圧はちょっと低いような気がするが、
たぶんリ最近のリマスター盤。
まだ全部聴いていないが、感想があったらまた追加します。

追記 本日のAmazon値段を見たら25円ほど値下がりしていた。
なぜ?

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by mahaera | 2012-11-17 12:50 | 音楽CD、ライブ、映画紹介 | Comments(0)

最新映画レビュー『ボス その男シヴァージ』 タミル映画の興収記録記録を塗り替えた大ヒット作!

ボス その男シヴァージ
Sivaji The Boss
2007年/インド

監督:シャンカール(『ジーンズ/世界は2人のために』『ロボット』)
出演:ラジニカーント(『ムトゥ 踊るマハラジャ』『ロボット』)、シュリヤー・サラン
配給:アンプラグド
公開:12月1日よりシネマート新宿にて
上映時間:185分
公式HP:masala-movie.com


春に『ロボット』がスマッシュヒット、
夏にはシャー・ルク・カーン主演の『ラ・ワン』が公開され、
久々にインド映画が日本で続けて公開された今年だが、
僕には素直に喜べない一面もあった。
これらの映画はインド映画、というより、
SF映画の一ジャンルとしてのテイストが強い作品なのだ。
CGを使わない、ふつうのインド映画が見たいと思っていた。
そこにこの『ボス その男シヴァージ』だ。
「これこそ前によく観ていたインド映画だよな~」と
大いに安心しながら楽しんだのは言うまでもない。

アメリカで成功を収めた実業家シヴァージが
インドに帰国した。彼はその資金をもとに、
チェンナイに無料の病院や大学を設立しようと計画する。
一方、独身のシヴァージを心配した両親やおじさんは、
何とかして彼を結婚させようとしていた。
しかしシヴァージは寺院でたまたま見かけた
女性タミルに一目惚れしてしまう。病院や大学の建設に
私財のすべてを費やしたシヴァージだが、
やがて地元の有力者アーディセーンシャンの差し金により、
すべてを失う。結婚も中止となり、逮捕されるシヴァージ。
どん底に突き落とされたシヴァージの復讐が始まった。

金持ちの息子が善行を積もうとする。
そしてそれに婚約者とのロマンスが絡む。
そこに悪役が出て来て、主人公はすべてを失う。
しかし主人公はどん底から復帰し、悪者の不正を暴き
復讐を果たし、婚約者と結ばれ、富も戻る…。
もう何度も観たような展開で新鮮味はまるでないが、それがいい。
外食ばかりで飽きて来たところで、食べ慣れた家の弁当を食べる。
インド映画に求めるそんな幸福感がこの映画にはあった
もちろん『ロボット』からインド映画を観始めた人でも、
本作は十分楽しめる。185分の長さだが、飽きる展開は皆無。
画面では常に何かが行われているのだから(笑)。

本作出演時は60才ぐらいだったラジニが、
いまだ金持ちの未婚の息子、という設定も気にならない。
いや、どんな役柄をやろうともラジニはラジニ。
映画の中のラジニはとことんいい人であり、
法に反することをしても正義である。
第一、この映画に出てくる役人や警察は、
州の首相に至るまで汚職でとことん腐っているのだから。
そんな人たちが法をかざすのだから、正義はラジニにある。
ラジニが病院建設に政府の許可を取ろうとすると、
あちこちで賄賂を要求されるシーンあるが、
インドの人にとってはかなりリアルなんだろうなあ。
だから正義を通そうとするラジニに共感するはずだ。
そして裏の実力者が金の力で首相を交代させる下りも、
日ごろ一般人が憤っているところなのだろう。
本作はエンタテインメントだが、
インドでは「正義が活躍する=社会派」でもあるのだ。
でもまあ一般庶民からしたら、
日ごろ偉そうにしている政治家や金持ち、
警察が徹底的にやっつけられる姿が単純に楽しいんだろうね。

アクションシーンもさることながら、
インド映画らしさを堪能できるのは、やはりダンスシーン
ストーリーに関係なく、というかほとんどシーンとシーンの
つなぎぐらいの脈絡しかないんだけど、それがいい。
たぶん3時間という長さも、ずっとストーリーを追っていると
疲れてしまうのだろうが、ダンスシーンがいい息抜きになる。
とにかくCGに頼らずに、大勢の人が歌い踊るシーンは、
もうコンサート気分だ。
(★★★☆)

※旅行人のウエブ「旅シネ」に寄稿したものと同じ内容です。
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by mahaera | 2012-11-13 20:19 | 映画のはなし | Comments(0)

インド先住民アートの世界・蔵前コレクションの一部を紹介します

「インド先住民アートの世界」蔵前仁一コレクション
当日、展示する作品の一部をここで紹介します。
人に話すと、「どんなの?」とみなイメージがわかず
(かくいう僕も写真を見て、面白そうだなと思った口で)
実際に画像を見てもらったほうが早いかと思い、アップします。
会場ではもっと大きいサイズで、見られるので、
ぜひ来場下さい。
それと、トーク&スライド・イベントでは
蔵前さんがいかにしてこれらの作品を集めたか、
作者とのやりとりなど、インドの奥地の面白い話が聞けます。

ギャラリー展示、トークイベントの詳細については
こちら

まずは、作品の一部をご覧下さい。

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by mahaera | 2012-11-09 11:41 | 仕事のはなし | Comments(0)

甲斐バンドのパクリネタ 2

甲斐バンドのパクリネタ2

ずっと前に1をアップして、続きを書こうと思っていたけど、そのままでした。
いまでも、「甲斐バンド」「パクリ」で検索してくる人がときどきいるので、続きをここに紹介します。で、最初に書きますが、僕は曲のパクリはそんなに悪いことじゃないと思っています。よく、「ただのパクリで幻滅した」という人がいますが、逆に僕は甲斐よしひろが、当時、いろんな音楽をどん欲に聴いていてすごいなあ、という感じです。もうちょっとうまく消化してから、と思うけど、そんな器用な人じゃなかったんでしょうね。いいと思ったら、そのまんまやってしまうような。

甲斐バンド「離鐘(ドラ)の音」
 「波止場のふちに腰掛けて〜」という歌詞、リズムともに元ネタは
オーティス・レディングの「ドッグ・オブ・ザ・ベイ」
http://www.youtube.com/watch?v=1LUOJNAu_cg

甲斐バンド「最後の夜汽車」
http://www.youtube.com/watch?v=4zra-f4Oomc
歌メロは似ていないけど雰囲気はこんなところにインスパイアされたのかな
ローリング・ストーンズ「メモリー・モーテル」
http://www.youtube.com/watch?v=bE96fz6BWqk
いやこっちのほうが似ているな。エレピだけでなくストリングの感じも。
ローリング・ストーンズ「愚か者の涙」
http://www.youtube.com/watch?v=Teo0LYxjxvI

甲斐バンド「この夜にさようなら」
http://www.youtube.com/watch?v=gEcyoZIcn90
これは同じ曲と言ってもいいでしょう。いい曲ですけど。アレンジも同じなので替え歌。転調のポイントまでコピーしている。
CCR「Someday Never Come」
http://www.youtube.com/watch?v=q7bL1zj4bUY

甲斐バンド「そばかすの天使」
http://www.youtube.com/watch?v=PqcSmz5LixY
この雰囲気の曲は当時けっこうあったような。この曲の2年前の曲。
赤ずきん「あんたとあたい」
http://www.youtube.com/watch?v=e4F_vQOkb_4
サントリーCM
http://www.youtube.com/watch?v=Ys34eq34gpg
大もとはやはり「ワシントン広場の夜は更けて」
http://www.youtube.com/watch?v=ouZ91gqPj3A

甲斐バンド「きんぽうげ」
http://www.youtube.com/watch?v=-HHcdUYYMV4
ストーンズの「ホンキー・トンク・ウィメン」に似ているというのは有名だが、あちらはキーがG、こちらはGm。イントロだけだとこっちがマイナーで似ている。歌メロ自体は似ていないが、転調するギターソロ部分は、こちらのパクリだと思う(ギターソロも二回あって雰囲気も同じ)。ちゃんと途中まで聴いてね。
パティ・スミス「Ask the Angels」
http://www.youtube.com/watch?v=WsSDHXw5lpQ
あとはカーリー・サイモンの「うつろな愛」も少し入っているかも。歌前のジャージャーンとか。全体の雰囲気も似ている。

甲斐バンド「裏切りの街角」キンクス「ヴィレッジグリーン」が両方聴けます。
http://www.youtube.com/watch?v=DHc8i3Qy4fM

甲斐バンド「テレフォン・ノイローゼ」
http://www.youtube.com/watch?v=u3IX9QN-Qj8
これはアレンジというよりメロがこの曲に似ている。というか元曲はほんとにイギリスの曲かってほど歌謡ロック。変なバンドだな。
スパークス「Never Turn Your Back On Mother Earth」
http://www.youtube.com/watch?v=haf5s0b--zw

甲斐バンドいいな。また、何か思い出したら、ここにアップします。
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by mahaera | 2012-11-06 02:37 | 音楽CD、ライブ、映画紹介 | Comments(6)

最新映画レビュー『ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋』 マドンナ監督作品

ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋
2011年/イギリス

監督:マドンナ
出演:アビー・コーニッシュ、アンドレア・ライズブロー、ジェームズ・ダーシー、オスカー・アイザック
配給:クロック・ワークス
公開:11月3日より新宿バルト9、TOHOシネマズシャンテにて公開中



ポップスターのマドンナが監督、ということで派手な作品を
想像したが、言われなければマドンナとこの映画のことは
結びつかないぐらい、しっとりとした作品だ。
場所も時代も異な女性を、抱えている共通の悩みで結びつける
という構成ぱかりか雰囲気も、名作『めぐりあう時間たち』
似ているかもしれない。

現代の舞台は1998年のマンハッタン。
富も名声もある精神分析医の夫と暮らしている
ウォーリーには悩みがあった。
不妊、そして毎夜仕事を理由に家を空ける夫…。
満たされない日々を送るウォーリーだが、
ある日エドワード8世とその妻ウォリスの遺品が
オークションにかけられることを知り、
ウォリスのロマンスに思いを馳せるようになる。
もうひとつの舞台は1930年代。
人妻であるウォリスだが、
皇太子エドワードと知り合い、やがて深い恋仲になる。
しかしそれは大きなスキャンダルとなり、
イギリス国王となったエドワードは大きな選択を迫られる。

現代に生きる女性ウォーリーと、
半世紀前に皇太子(のちに国王)と恋愛関係になったウォリス。
現代に生き、悩みを抱える女性の視点を入れることにより、
過去の人物をより身近に感じるようにという試みなのだろう。
時代は変われど、女性の苦しみは変わらないのだ。
国中の非難を浴び、ついにはエドワードが王位を手放すに至る
原因となり、“悪女”のように評価もされているウォリスだが、
当人たちはその選択が幸せだったのだろうか。

マドンナがなぜこの題材を映画化したのはわからないが、
もしかして富や名声は好きだが、それを手にしても何か虚しさが残る
というところに共感したのだろう。
マドンナ自身は出演はしていないが、
若かったらウォリスかウォーリーのどちらかの役をしたかもしれない。

この映画独特のリズムはけっこう好きだ。
しかしそれにしても、女性の悩みは、
いつになっても男は気がつかないし、
知らずに傷つけているんだろなあ。
そして女性が満たされるということは何なのかということも
この映画は男に教えてくれる。

(女性が与えてくれるものではなく、
欲しいものというところはマドンナらしいか)

(★★★)
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by mahaera | 2012-11-06 01:16 | 映画のはなし | Comments(0)

新作映画レビュー『宇宙人王(ワン)さんとの遭遇』ローマに現れた中国語を話す宇宙人

宇宙人王(ワン)さんとの遭遇
2011年/イタリア

監督/アントニオ・マネッティ
出演/エンニオ・ファンタスティキーニ、フランチェスカ・クティカ
公式HP/ameblo.jp/wang-san/
劇場情報/渋谷シアターNほかにて公開中

ローマに住む中国語通訳のガイアの家に一本の電話が。
秘密厳守で高級の謎に満ちた依頼。
秘密警察らしき男キュルティに目隠しをされて着いた先は、地下の一室。
暗がりの中で、顔の見えない男は中国語で礼儀正しく話す。
キュルティは尋問を始め、不審に思いながらもそれを通訳するガイア。
「何で中国語なんだ!」
「地球で一番使われている言語だし、たくさんの人と
話せるといいと思って」
その言葉に不審を抱いたガイアが、表情が見えないと
通訳ができないとキュルティにかけあい、電気をつけてもらうと
そこにいたのはイカにそっくりな銀色の宇宙人だった!

予告編
http://www.youtube.com/watch?v=a2_Iy1Fd6V4

別な映画の試写で訪れた渋谷。
試写が終わり、外に出たら、二階の映画館の看板が
目に入った。「本日映画の日1000円」
で、やっていた映画がこの映画だった。
Facebookに書き込んでいた知り合いがいたので、
なんとなくは気になってはいたのだが、
1000円なら見ようかと思い、時間もちょうど良かったので、
ふらっと中に入る。平日の昼だが、映画の日だから、
まあ25人ぐらいは観客がいたと思う。
どんな人がこの映画を見に来るのだろうと、後ろを振り返ると
オタクっぽい人もいるが、若いカップル、おっさん、
女子二人組、中国映画と勘違いして来たような中国人など
バラバラ。

地球侵略をしに来たのではないかと疑い、
拷問するという設定は、日本の昔の短編マンガにもあったような
気がするが、宇宙人が礼儀正しく、
しかも中国語をしゃべる
というのがこの映画の一番の面白さだろう。
映画は低予算らしく、登場人物も場面も限定されている。
なのでアイデアは面白いが、1アイデアでこの時間(90分)を
もたすのは難しく、密室(ほとんどが尋問室の中)だけで
話を進めるなら、もうひと工夫かワンアイデアが欲しかったなあ。

ただ、この映画の背景には、中国人の世界進出という状況に
西欧ではなんとなく薄気味悪さを感じている偏見がある。
礼儀正しいが中国語を話すのがおかしいのは、
中国人が礼儀正しくないという前提があるから笑えるので、
またこの宇宙人がいくら平和目的で来たと訴えても、
政府の人間は侵略を疑い、拷問にかける。
主人公の通訳の女性は、ワンさんに同情し、
アムネスティに訴えようとするのだが。

結末は何となく想像した通り。
まあ、でもこれ以上は発展させられなかったかなあ。
B級感ありありのイタリアSFコメディ。
(★★☆)
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by mahaera | 2012-11-02 01:18 | 映画のはなし | Comments(0)