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旅行・映画ライター前原利行の徒然日記

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ボブ・ディラン来日公演 2014年4月10日東京最終日

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ディラン東京公演最終日。
6日間通い続けたZEPPともお別れ。
最終日だから何か特別なことをやるかという期待もあったが、
セットリストを替えることなく、
いつも通りに始まり、いつも通りに終わった。
観客のリアクションは、最終日ということもあり、
今まで一番良かった。
ディランもそれに、マイクを傾けたり、
手を広げたりとミニマムなアクションで応える。

そしてディランはいつまでも現役だ。
昔の曲をやっても、強烈なリセット感があるのか、
懐メロに聴こえない。
ポールもすばらしいが、懐かしさがこみ上げてくる。
ディランにはそれがない。
歩く姿はもうひょこひょこしているが、歌えば自分の世界に引き込んでくれる。

さらば、と言いたいが東京公演は今日で終わりでも、
日本最終公演は23日なので、まだ2週間は日本にいるのだ。
まだあと2週間は、日本のファンを沸かせることだろうなあ。

P.S
ディランにも行ったが、昼間は友人のジャズ・デュオの
録音のアルバイト(笑) ヘルプのつもりだったが、
結果的にアルバイトになったので、
そのお金でディランのTシャツを買う。
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by mahaera | 2014-04-15 15:55 | 音楽CD、ライブ、映画紹介 | Comments(1)

ボブ・ディラン来日公演 2014年4月8日

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僕にとってはディラン5日目の4月8日。

きまったキメも展開もほとんどないが、その中に美学がある。
実はいろいろとメンバー間で細かいやりとりが
演奏中にされているのがわかる。
今日一緒に行ったもとバンドのメンバーは、
「曲はつまらないし、ギターソロもないし、展開変わらないし」
と言っていたが(あとピアノのヘタさも)、別にそれでいい。
ポールとかパープル観に来てるんじゃないし。

さて、今日は3曲目「Beyon Here Lies Nothin'」
が終わった所で機材トラブルが発生。
ボブがインストでつなごうとしたが、時間がかかるらしく、
メンバー退場。やがて15分休憩のアナウンスが流れる。

場つなぎで、バンドメンバーがステージに
ひとりひとり出て来て、弾く振りをしたり、
ディランがただ舞台を横切って行ったり、
アンプの前で話し込むようなコント?がおかしい。場内笑。

最近はそんなライブあまりなかったから、
珍しいなあと思っていたら、客席から「早くやれー」
「ギター1本でいいだろー」と怒声が。
たぶん、最近の若い人って、ライブでこういう
機材トラブルって経験したことないんだろうなあ。
まぁ、いいじゃない。もうちょっと、
「見さしてもらっている」ぐらいでいこうよ。
それにボブは、ここ2年ぐらいはライブではギター弾いていないし。

トラブル直り、あとはいつも通りの進行で最後まで進む。
歌は今日も絶品だ(ピアノは下手だけれど)。
今日もボブは確かに日本語で「アリガトー」と言った。
明日のチケットは買わなかったので、
あとボブが見られるのは東京最終日の木曜だけだ。

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by mahaera | 2014-04-11 09:19 | 音楽CD、ライブ、映画紹介 | Comments(0)

最新映画レビュー『アクト・オブ・キリング』 虐殺の実行者たちがその“行為”を演じる

アクト・オブ・キリング
The Act of Killing
2012年/デンマーク、ノルウェー、イギリス

インドネシアで60年代に起きた大虐殺。その実行者たちが自らその“行為”を演じる、異色のドキュメンタリー

監督:ジョシュア・オッペンハイマー
配給:トランスフォーマー
公開:4月12日よりシアター・イメージフォーラムほかにて公開
上映時間:121分
公式HP:www.aok-movie.com



1965年、インドネシアでスカルノ大統領(当時)の
親衛隊の一部がクーデター未遂事件を起こす。
その収集にあたったスハルト少将(後に大統領)は、
アメリカ、日本などの西側諸国の支援を受けて、
「事件の背後には共産党員がいる」として
当時大きな勢力を持っていたインドネシアの共産党勢力を一掃する。
虐殺された人々の数は100万とも200万とも言われる。
そもそもこの「クーデター未遂事件」だってでっちあげかもしれない。
しかし勝利した殺人者たちは英雄として、
殺された人々は名もなき犯罪者として闇に葬られた。

映画は、北スマトラのメダンで、当時、
虐殺を煽動した実行者たち(ギャング)が、
かつての行為を再現する様子を映し出したドキュメンタリーだ。
当初、監督は虐殺の被害者たちのほうのドキュメンタリーを
撮ろうとしたが、さまざまな妨害に遭う。
そこで発想を転換し、妨害しようとする人々に
撮影許可を願うとなんと彼らは快く応じる。
さらに自分たちの行為を正当化するドラマを、
自身で演じることにも同意したと言う。
何千人を殺したとしても、まったく後ろめたさはなく、
むしろ自分たちの行為を誇らしく思っているから、
それを再現することも誇りなのだ。

映画の中心人物は、当時、
殺害部隊のリーダーだったアンワルという老人だ。
町のギャングだったが、軍の依頼を受け、
新聞社から渡される“共産主義者”のリストをもとに、
仲間たちと1000人近くを殺害した。
「この屋上でたくさん殺したなあ。殺すのも骨が折れるので、
途中からもっと簡単に殺せるように、
針金で首を絞める方法を考案したよ。おかげでずっと楽に
人が殺せるようになった」と得意気に語り、それを実演する。
そしてその撮った映像を後でチェックしながら
「もっといい服を着れば良かった」と後悔する。

そのアンワルの片腕というべき存在のギャングのヘルマンは、
映画の中の演技も芸達者で、とくに女装ぶりは
“マツコ”を連想させ、強烈な存在感を持っている。
最初は嫌悪感を持って見てしまう2人だが、
次第に「友人だったらいいヤツかもしれない」
ぐらいに思えてしまう。
アンワルもいまは孫をかわいがる、おじいちゃんだ。
しかし、他の局面では、冷酷な殺人者になる。
当時の殺人の実行者たちは、今ではみなおじいさんになっている。
家族もいるし、子供たちもいる。彼らは虐殺について語るが、
そこには何の後ろめたさもない。ある男は華僑の恋人がいたが、
虐殺をしている時に彼女の父親を見つけ、
「迷わず殺したよ」と、「懐かしい思い出」として語る。

英語の「ACT」には「行為」と「演技」というふたつの意味がある。
本作がユニークなのは、自分たちのした殺人を
演じさせることにより、「客観的に自分を見る」ことを
本人たちに気づかせているということだ。
そしてその過程を私たちが見ることで、
私たちも主観的に生きれば彼らとまったく同様で、
スイッチが入れば隣人たちを平気で虐殺する
生き物なのだということを悟らされる。
インドネシアでは共産党員が大虐殺されたが、
10年後にはカンボジアで共産党が一般人を大虐殺している。
ルワンダでは他部族の大虐殺が行われた。
「虐殺」は人間の歴史ではつきもので、
この後も、10年に一回ぐらいは世界のどこかで起きるだろう。

人間はそのままでは隣の人を殺せないが、記号化して
カテゴラズすれば簡単に殺せるものなのだろう。
この映画では「華僑」「共産党」だ。
僕の周りも、人をカテゴラズする人間ばかりでうんざりだ。
それは別に日本人、韓国人とか、国籍だけでない。
宗教でもいいし、党派でもいいし、大卒だっていいし、
AKBファンだっていい。カテゴライズは何でもいいのだ。
「ひとりひとりの人間」と思えなくなっているのは、
すでに「虐殺のメカニズム」に足を踏み込んでいるのだ。
それをわからせてくる、一風変わったドキュメンタリーだった。
(★★★☆)

※「旅行人旅シネ」に寄稿したものを転載しました。
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by mahaera | 2014-04-09 14:24 | 映画のはなし | Comments(0)

ボブ・ディラン来日公演 2014年4月7日

4/4のチケットは売り、4/5は行かなかったので、
ディランの東京公演としては6日目、
僕の参戦としては4日目。番号は2階スタンディングの
1と2の良番。

やっぱり2階からだと落ちついてみられるのがいい。
今日もボブは最初から調子がいい。
観客のノリもどんどんよくなってきている。
選曲はだいたい同じだが
(行かなかった2日間にやったHuck's Tuneはやらず)
演奏は微妙に変わって来ている。
しかし気がつかない人はきづかないだろう。

そしてボブも満足だったのか、休憩前には何と
「アリガトー、サンキュー!」
と。これはかなりレアだ。

アンコール2曲終わり、全員が勢揃いするところで、
ボブがすすっと前へ。そして最前列の客と何かを話し、
プレゼントを受け取る!
そして腰を屈めて何をしているのかなーと思ったら、
(後で知ったが)何とサインをしている。2名。
きっとボブも今日のライブは、大満足だったのだろうね。
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by mahaera | 2014-04-09 01:33 | 音楽CD、ライブ、映画紹介 | Comments(0)

ボブ・ディラン来日公演 2014年4月3日

さて、また今日もお台場です。ディラン3日目。
今日の分のチケット売れなかったので、結局、息子と来ています。
すでにその前のガンダムフロントで、僕は疲れ気味。
ガンプラも買わされた(笑) 息子は、
初めての外タレだが、退屈しないだろうか。

2時間後

息子は何とか最後まで観たが、2部は眠かった模様。
「風に吹かれて」やらなかったね。
って、アンコール2曲目、一番最後にやった曲じゃないか。
やっぱり、何を歌っているかわからないか。
2階の立見は大正解で、遮るものなくステージ全体が見渡せました。

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最初の2日は、低音が効いた語り口調だったが、
この日はよく形容される「ガマガエルがつぶされるような」声を少しだし、
語尾を上げる、90年代〜00年代に多用していた歌い回しが
ところどころでる。
ちょっとボブ、疲れ気味か?
でも機嫌はとてもよさそうだ。

セットリスト(菅野ヘッケルさんのライブレポートより)

1.Things Have Changed シン グス・ハヴ・チェンジド
(『Wonder Boys"(OST)』 2001/『DYLAN(2007)』他)
2.She Belongs to Me シー・ ビロングズ・トゥ・ミー
(『ブリンギング・イット・ オール・バック・ホーム/Bringing It All Back Home』 1965)
3.Beyond Here Lies Nothin' ビヨンド・ヒア・ライズ・ ナッシング
(『トゥゲザー・ スルー・ライフ/Together Through Life』2009)
4.What Good Am I? ホワッ ト・グッド・アム・アイ?
(『オー・マーシー/Oh Mercy』1989)
5.Waiting for you
(『ヤァヤァ・シスターズの聖 なる秘密 Divine Secrets of the Ya-Ya Sisterhood)
6.Duquesne Whistle デューケ イン・ホイッスル
(『テンペスト/Tempest』 2012)
7.Pay in Blood ペイ・イン・ ブラッド
(『テンペスト/Tempest』 2012)
8.Tangled Up in Blue ブルー にこんがらがって
(『血の轍/Blood on the Tracks』1975)
9.Love Sick ラヴ・シック
(『タイム・アウト・オブ・ マインド/Time Out of Mind』 1997)

休憩(約20分)

10.High Water (For Charley Patton) ハイ・ウォーター (フォー・チャーリー・パッ トン) (『ラヴ・アンド・セフト/Love and Theft』2001)
11.Simple Twist of Fate 運命 のひとひねり
(『血の轍/Blood on the Tracks』1975)
12.Early Roman Kings アー リー・ローマン・キングズ
(『テンペスト/Tempest』 2012)
13.Forgetful Heart フォゲッ トフル・ハート
(『トゥゲザー・スルー・ラ イフ/Together Through Life』2009)
14.Spirit on the Water スピ リット・オン・ザ・ウォー ター
(『モダン・タイムス/Modern Times』2006)
15.Scarlet Town スカーレッ ト・タウン
(『テンペスト/Tempest』 2012)
16.Soon after Midnight スー ン・アフター・ミッドナイト
(『テンペスト/Tempest』 2012)
17.Long and Wasted Years ロ ング・アンド・ウェイステッ ド・イヤーズ
(『テンペスト/Tempest』 2012)

Encore:

18.All Along the Watchtower 見張塔からずっと
(『ジョン・ウェズリー・ ハーディング/John Wesley Harding』1967年)
19.Blowin in the wind/風に吹 かれて
(『フリーホイーリン・ボ ブ・ディラン)
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by mahaera | 2014-04-08 01:28 | 音楽CD、ライブ、映画紹介 | Comments(0)

ボブ・ディラン来日公演 2014年4月1日

さあ、これから今日もお台場に行くぞ! 
観に行くのはガンダムならぬ、ボブ・ディラン。

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しかしやめて欲しいのは、公演中にスマホで写真撮ったり、
ツイートすること。照明少なめなので、
近くで明るくされると気が散る。
規則だからというより、迷惑。
別に終ってからは、規則ではダメだが、
誰に迷惑かけるわけでもないからいいけど。。。

ライブ終了

ボブ・ディラン2日目。
昨日と同じく、ほぼ定時にスタート。
今回は欲を出して前の方で見ていたら、かなりの混雑で、
ライブ中ずっとイチャイチャくっついていた20代の
長身カップル(女子も僕より背が高かった)が、
途中から前に押し入って来て、ボブが一気に見えなくなった(泣) 
周囲のみんなは大人しく定位置を決めたら動かないで、
がまんして場所を確保しているのだから、空気を呼んでくれ。
みんなもボブが好きなんだから、
ふたりだけではしゃがないでくれ。
と、昨日に比べて、集中してボブが見られなかった2日目。
ボブは昨日と変わらなかったけどね。

今日は当日券出てました。そればかりか、
残りの日のチケットも売っていて、しかも会場で買うとポスター付き!
セットリストは昨日と5曲目が、
「Blind Willy Mctel」から「Waiting for you」に変わったのみ。
この曲、アルバム全部聴いた僕も知らないなあ、と思った曲で、
調べた所、映画「ヤァヤァシスターズの聖なる秘密」
のサントラ
のみに収録されているオリジナル曲らしい。
渋い選曲。今回はセトリ、変えないのかなあ。

01. Things Have Changed
02. She Belongs To Me
03. Beyond Here Lies Nothin'
04. What Good Am I?
05. Waiting For You
06. Duquesne Whistle
07. Pay In Blood
08. Tangled Up In Blue
09. Love Sick
10. High Water (For Charley Patton)
11. Simple Twist Of Fate
12. Early Roman Kings
13. Forgetful Heart
14. Spirit On The Water
15. Scarlet Town
16. Soon After Midnight
17. Long And Wasted Years
---encore---
18. All Along The Watchtower
19. Blowin' In The Wind
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by mahaera | 2014-04-02 01:10 | 音楽CD、ライブ、映画紹介 | Comments(0)

ボブ・ディラン来日公演 2014年3月31日

ディラン初日行ってきました。
東京公演全日ソールドアウトとのことでしたが
今日はやはり当日券出ていませんでした。
さて、ライブはすばらしいことは当たり前なのですが、
前回のジャムバンド風とは大きく変わり、
キッチリとリハしてサイズも決まった演奏は、
新作「テンペスト」の世界。バンドは絶好調、ボーカルも絶好調、
そして会場の音響も「CDか?」と思うぐらいタイトで無茶苦茶よかった。
かなりデッドな会場です。ディランはまさかのセンターマイク。
ギターは一切弾かず、たまにピアノを弾きながら歌う程度。
前回の来日のときは毎日14曲だったのですが、
今回はコンパクトにまとめてほとんど楽器のソロらしきソロはなく、
全19曲(途中休憩あり)。うち「テンペスト」9曲中の6曲を披露。
全体的に2000年代以降の曲が中心という、珍しいステージでした。
明日も参戦します!

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セットリスト

2014.03.31 Bob Dylan@Zepp DiverCity Tokyo Setlist

01. Things Have Changed
02. She Belongs To Me
03. Beyond Here Lies Nothin'
04. What Good Am I?
05. Blind Willie McTell
06. Duquesne Whistle
07. Pay In Blood
08. Tangled Up In Blue
09. Love Sick
10. High Water (For Charley Patton)
11. Simple Twist Of Fate
12. Early Roman Kings
13. Forgetful Heart
14. Spirit On The Water
15. Scarlet Town
16. Soon After Midnight
17. Long And Wasted Years
---encore---
18. All Along The Watchtower
19. Blowin' In The Wind
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by mahaera | 2014-04-02 01:02 | 音楽CD、ライブ、映画紹介 | Comments(0)